眠りの森の美女が魔法をさらに上書きされたはいいけれど、やっぱり駄目かも知れない

妓夫 件

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102年後

存在を忘れていた感情1★

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ふわりと甘く爽やかなオーロラの香りがアレックの鼻腔をくすぐる。
早速に欲望の兆しを下半身に認め、アレックはこの問題は解決したとばかりにオーロラのドレスの裾に手をかけた。

(疲れてるとシタくなるんだよねえ)

実は仕事の帰りに、召使いの女性をつまみ食いしたばかりだったが、アレックの旺盛な性欲は収まりそうもない。

「オーロラ姫は泣き顔も可愛いね」

身を寄せ、窮屈なベルトを緩める。

「あっ…お、王…いや」

スカートの中に入れた手のひらを、オーロラのなめらかな腿の上を滑るように移動させる。
オーロラが両手を被せてそれを制し、拒絶するような仕草をみせた。
そしてこれも、いつも従順なオーロラにしてはあまり無い反応だった。

(……まったく。 女ってのは、どこでこんなのを覚えるんだろうな?)

オーロラはわざと勿体ぶっているらしい。
それならばと、アレックは構わずことを進めようとした。

「あの、今晩は…そんな気分には……っや…」

片手でオーロラの手首を束ねて体重を乗せると、いとも簡単に動けなくなる。
薄く肌触りのよい夜着を通し、アレックはオーロラの身体のしなやかさ、女の柔らかさを全身に感じた。

「罠にかかったウサギみたいだね。 もう抵抗しないのかな?」

浅い笑いを滲ませて上から覗き込む。
困惑した表情のオーロラが、両手をもぞもぞ動かしてささやかに抗っていた。

「お…願い……いや、です」

とうとうクッションに顔を伏せ、オーロラが消え入るような声で懇願した。
しかしアレックの長い手足で組み敷かれると力ではどうしようもない。

「ああ、可愛い……」

アレックの、うっとりした声がオーロラの耳を舐める。
オーロラの下着を素早くずり下げたかと思うと、アレックの下腹が腰に当たった。

「あっ…!? そこ、は…っ」

何の前ぶれもなく怒張を尻の間に押し付けられ、オーロラは愕然として嫌がった。
アレックはクスクス声に出して笑う。
ピタリとオーロラの後孔に狙いを定め、そのままぐぐと腰を落としていく。
そうしながらも、アレックはオーロラの心身にとうとうと言い聞かせた。

「おかしなことじゃないんだよ。 月のものやなんかで、出来ない時にも使うし……避妊は仕様がないけどね。 やっぱり中に出したいよね」

「嫌ッ! そ、そんな所、止めて!」

「なあに、大丈夫……力を抜いて」

身体を竦ませて戦慄くオーロラを見ているとアレックは噴き出したくなった。
まるでこんなことは見聞きしたこともない。とでも言いたげな嫌悪を彼女からひしひしと感じたからだ。
実態はさんざ肛姦に慣らされた身体のくせに。 アレックはそう言いたい気持ちを必死で堪えた。

「すぐに良くなるからね」

手を伸ばしたアレックがベッドの脇の小瓶を手に取る。

「やめ…っ」

たっぷりの香油を手に取って結合部に塗る。
難なく侵入を果たした亀頭で二、三度内部の感触を確かめると腰を落として進む。
ぬめりを帯びた残りの肉竿が腸内へと沈んでいく。

「やめ…あああ……っ!!」

苦痛にか恥じらいにか。 クッションに突っ伏しているオーロラの全身が強ばる。

ぬぷぷ、ぬぷぷぷ……

わざとアレックが時間をかけて挿入を遂げる間。

「はっ、はっ…あ、はっ」

オーロラは苦しげに肩で息を繰り返していた。
こつ、と亀頭が直腸の曲線に触れ、アレックは久しぶりの感触に唾を呑んだ。
恥辱に耐えるオーロラの姿も堪能出来たことだし、と。 アレックはいたく悦に入る。
力まない方が楽だと学習したのか。
引き絞られていた入り口から、力が抜けていく。

「ほうら、こんな簡単に。 どう?  ああ、オーロラはもっと激しいのが好きなのかな。 おまんこの方みたいに」

アレックはしばらく腰を押し付けてオーロラに覆い被さっていたが、オーロラが大人しくなったのを認め、オーロラの手を離してから上体を起こした。
オーロラの脇に手を付き、ゆっくりと、大きく出し入れを始める。
ギシ…ギシ、ギシ…とソファーが揺れた。
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