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いけない恋 前編
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俺には大好きな人がいる。
まさか自分がこんなに好きになるなんて思ってもいなかった。
今までそれなりに恋もしたし、付き合った事だって何度もあった。
でも今回のそれは比べものにならない。
質が違うというか、生まれて初めての気持ちだった。
きっと愛情ってこういう気持ちを言うんだろうと思う。
でも、この人の事は口が裂けても他人になんて言えない。
だって、俺の好きな人は、兄貴の妻。つまり、義理の姉さんだ。
義理の姉『亜美さん』への感情は止められない。5年経った今も、変わらず大好きなままだ。
きっかけを作ったのは亜美さんからだった。
俺からしたら義理の姉にあたる。
だから、そんな目で見るなんてことは全く考えてもいなかった。
兄貴から紹介された時だって、女性としてなんて一切見てなかったし、親族が増えたくらいにしか思ってなかった。
約5年前、実家に挨拶に来た亜美さんと兄貴は泊まっていく事になった。
俺は、元々兄貴から紹介されてたから知ってたけど、母親と父親は今日が初対面。
でも兄貴が決めた相手だし、亜美さんもしっかりしてる人だったから、予想通り結婚の挨拶は特段問題も無く進んでいった。
家族、皆が笑顔で楽しく晩酌しながら夜を過ごした。
その日の深夜2時頃、亜美さんは俺の部屋に突然やって来た。
トントン
「はい?」
「雄太くん、起きてた?入っていい?」
「あ、ども。起きてますよ。どーぞ。あれ、兄貴は?」
「慎吾さん、もう寝ちゃって…」
「兄貴だいぶ飲んでましたからねー。
あ、亜美さんは寝付けない感じっすか。
まぁそっすよね。
コーヒーでも入れます?てか、兄貴起こしてきますよ」
「あ!いや、雄太くんに話があって…」
「え、自分っすか?…なんでしょう?」
亜美さんは神妙な面持ちで話を切り出すと、とんでもない秘密を明かした。
「……私、もう長くないんです」
「…はい?」
「病気見つかって…先週分かったんです、余命一ヶ月だって。
慎吾さん悲しむなって」
「兄貴知らないんすか?だったら尚のこと言わないと!兄貴はそんなんで離れたりしな…」
「だから尚の事ダメなんです!
離れなかったら、一生私の事引きずるでしょ?
慎吾さん一途だし、切り替え出来るようなタイプじゃない事分かってるんです」
「確かに…兄貴、亜美さんの事かなり愛してると思います」
「ありがとう。
だから、慎吾さんの前から消えなきゃって思って。
今日実家に来たのも、結婚の挨拶ではなくて、雄太くんにお願いがあってきました」
まさか自分がこんなに好きになるなんて思ってもいなかった。
今までそれなりに恋もしたし、付き合った事だって何度もあった。
でも今回のそれは比べものにならない。
質が違うというか、生まれて初めての気持ちだった。
きっと愛情ってこういう気持ちを言うんだろうと思う。
でも、この人の事は口が裂けても他人になんて言えない。
だって、俺の好きな人は、兄貴の妻。つまり、義理の姉さんだ。
義理の姉『亜美さん』への感情は止められない。5年経った今も、変わらず大好きなままだ。
きっかけを作ったのは亜美さんからだった。
俺からしたら義理の姉にあたる。
だから、そんな目で見るなんてことは全く考えてもいなかった。
兄貴から紹介された時だって、女性としてなんて一切見てなかったし、親族が増えたくらいにしか思ってなかった。
約5年前、実家に挨拶に来た亜美さんと兄貴は泊まっていく事になった。
俺は、元々兄貴から紹介されてたから知ってたけど、母親と父親は今日が初対面。
でも兄貴が決めた相手だし、亜美さんもしっかりしてる人だったから、予想通り結婚の挨拶は特段問題も無く進んでいった。
家族、皆が笑顔で楽しく晩酌しながら夜を過ごした。
その日の深夜2時頃、亜美さんは俺の部屋に突然やって来た。
トントン
「はい?」
「雄太くん、起きてた?入っていい?」
「あ、ども。起きてますよ。どーぞ。あれ、兄貴は?」
「慎吾さん、もう寝ちゃって…」
「兄貴だいぶ飲んでましたからねー。
あ、亜美さんは寝付けない感じっすか。
まぁそっすよね。
コーヒーでも入れます?てか、兄貴起こしてきますよ」
「あ!いや、雄太くんに話があって…」
「え、自分っすか?…なんでしょう?」
亜美さんは神妙な面持ちで話を切り出すと、とんでもない秘密を明かした。
「……私、もう長くないんです」
「…はい?」
「病気見つかって…先週分かったんです、余命一ヶ月だって。
慎吾さん悲しむなって」
「兄貴知らないんすか?だったら尚のこと言わないと!兄貴はそんなんで離れたりしな…」
「だから尚の事ダメなんです!
離れなかったら、一生私の事引きずるでしょ?
慎吾さん一途だし、切り替え出来るようなタイプじゃない事分かってるんです」
「確かに…兄貴、亜美さんの事かなり愛してると思います」
「ありがとう。
だから、慎吾さんの前から消えなきゃって思って。
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