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日常はいつも恋の味!?〈中学1年生〉
【日恋】すれ違う二人…
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私、夜月翔華。
只今超ピンチでござりまする!
(前回の続き)
…
翔華「…え?なんで?」
奏汰「父さんの仕事が変わるから…。」
翔華「…ない…」
奏汰「…ん?」
翔華「意味が分かんない!」
そう言って私は奏汰と自転車の間を
通り過ぎ、家に帰った。
翔華母「どこへ行ってたの!
もういつも…」
私は説教されていたけど、それよりも
あの奏汰の1言で頭がいっぱいだった。
私が変に期待したから尚更だ。
奏汰が私の事が好きだと思ってた。
でも、違ったんだ。
もう…嫌。
翔華母「ちょっと聞いてるの!?」
翔華「ごめん。ちょっと一人にさせて。」
翔華母「…」
私は重々しい足をあげて2階にあがった。
なんか私…色々とおかしい。
お母さんにあんな口叩いたし
奏汰の事を変な目で見てた。
もう…ダメなんだよ…。
奏汰side
俺は何事もないかのように
静かに自転車に乗りペタルを踏んだ。
俺やばい事した…。
おんな顔見たくなかった。
絶望に満たされた顔…。
どうすれば良いんだろう…。
引っ越しの事の八端は
1ヶ月前の6月中旬。
噂には聞いていた。
俺の父さんが働いてる
大手会社が潰れるとかなんとか…
普通は合ったらいけない話なんだよ。
大手が潰れるなんて…。焦った…。
お父さんは言った。
「大丈夫。
ここの近くの会社でまた働くから」
でも、そんな事は出来なかった。
お父さんの会社と契約している会社に
行くことになったのだ。
そして、1ヶ月後。
俺は翔華のあの顔を見てしまった。
あの時引っ越しがなかったら…。
そしたら翔華が好きって言えた…。
俺の人生はあの時に変わったんだ。
そして、俺はペダルを少しずつ
早く動かした。
「うわぁぁぁぁぁあ!」
そう叫びながら家に帰った。
翔華side
それからの数日、何も喋らなくなった。
友達からは心配するように声をかけてきたが
何も答えなかった。今は何も信じられない。
そして、運命の日はやってきた。
奏汰が来なくなった。担任は皆に
病気だ。と伝えているが、違う。
引っ越しの準備をしている。
それを知っているのは私と親友の綾斗。
授業中も何も頭に入らず、放課後になった。
~放課後~
綾斗「大丈夫?凄いぼーっとしてた。」
翔華「…。」
綾斗「しょうがないよ。もう…。」
翔華「…バンッ」私は机を叩き、蹴った。
クラスはシンと静まり返る。
綾斗はボソッと何かを言った。
私には聞こえづらかったが
「まだ、いける」
そう、聞こえたような気がした。
でも、何をしたら良いの…。
聞こうとしても聞けない。
聞ける勇気がない…。
こんなにネガティブになったのは
初めて。
なんか…不思議。
綾斗side(初なんじゃない!?え!?w)
僕は天西綾斗だよん!(*δωδ*)キュルン
…じゃなくて(笑)
只今全てをお察し致しました。
まず、僕が分かった事を今ここで
整理すると…
(前回を見てない人に分かりやすく教えるね!)
まず、翔華は奏汰の事が好きで
奏汰も翔華の事が好きなんだよね…。
んで、これは噂になってたんだけど
奏汰が引っ越すって話になったんだと思う
凄いよね。奏汰って。モテモテだわぁ…。
僕とホント遊んでくれるって神だわ。
まぁ…それは置いといて。
んで、今あの状況になってんだよね。
…僕何したら良いの?(笑)
とりま 、1つ言える事は
僕邪魔しない方が良いね。うん。
(とりまとは→とりあえず、まぁ
らしいよ!(๑•̀ㅂ•́)و✧)
翔華side(side変更多くてすみません。)
私は自転車に乗って家へ帰ってきた。
部活なんてこの際どうでも良い。
いや、どうでも良くないね。←
ま…まぁ、なんとかなるっしょ!←
にしても…私はほんっとうにバカだな。
綾斗にあんな対応して…。
謝らなきゃな。よし、メールしたろ。
翔華 今日は色々とごめん。
綾斗 僕は気にしてないから!でも少しは頼ってよ?
頼って…?私はどういう風に頼めば…。
それに…どうしたら良いのか分かんない。
翔華 何を頼めば良い訳?
綾斗 うーん…。色々?
翔華 だからその色々はなんなの?
綾斗 …。恋愛相談…とか。
翔華 …。知ってたの?
綾斗 だって…。
だってだからなに?
どうせ、引っ越す事を知ってただけじゃん。
綾斗 翔華が好きだって前に言ってたじゃん。
翔華 あれ?そうだっけ?(*ノω・*)テヘ(1話参照)
綾斗 大丈夫?(笑)
翔華 ま…まぁ、そんな事良いから
私はどうしたらいいわけ!?
綾斗 大丈夫。僕に良い手がある。
最後のお泊り会しようよ。
翔華 いやいや。異性だよ!?
綾斗 引っ越すのは1週間後。
だからそれが最後のチャンス。
次回 好きって伝えたいから…,
只今超ピンチでござりまする!
(前回の続き)
…
翔華「…え?なんで?」
奏汰「父さんの仕事が変わるから…。」
翔華「…ない…」
奏汰「…ん?」
翔華「意味が分かんない!」
そう言って私は奏汰と自転車の間を
通り過ぎ、家に帰った。
翔華母「どこへ行ってたの!
もういつも…」
私は説教されていたけど、それよりも
あの奏汰の1言で頭がいっぱいだった。
私が変に期待したから尚更だ。
奏汰が私の事が好きだと思ってた。
でも、違ったんだ。
もう…嫌。
翔華母「ちょっと聞いてるの!?」
翔華「ごめん。ちょっと一人にさせて。」
翔華母「…」
私は重々しい足をあげて2階にあがった。
なんか私…色々とおかしい。
お母さんにあんな口叩いたし
奏汰の事を変な目で見てた。
もう…ダメなんだよ…。
奏汰side
俺は何事もないかのように
静かに自転車に乗りペタルを踏んだ。
俺やばい事した…。
おんな顔見たくなかった。
絶望に満たされた顔…。
どうすれば良いんだろう…。
引っ越しの事の八端は
1ヶ月前の6月中旬。
噂には聞いていた。
俺の父さんが働いてる
大手会社が潰れるとかなんとか…
普通は合ったらいけない話なんだよ。
大手が潰れるなんて…。焦った…。
お父さんは言った。
「大丈夫。
ここの近くの会社でまた働くから」
でも、そんな事は出来なかった。
お父さんの会社と契約している会社に
行くことになったのだ。
そして、1ヶ月後。
俺は翔華のあの顔を見てしまった。
あの時引っ越しがなかったら…。
そしたら翔華が好きって言えた…。
俺の人生はあの時に変わったんだ。
そして、俺はペダルを少しずつ
早く動かした。
「うわぁぁぁぁぁあ!」
そう叫びながら家に帰った。
翔華side
それからの数日、何も喋らなくなった。
友達からは心配するように声をかけてきたが
何も答えなかった。今は何も信じられない。
そして、運命の日はやってきた。
奏汰が来なくなった。担任は皆に
病気だ。と伝えているが、違う。
引っ越しの準備をしている。
それを知っているのは私と親友の綾斗。
授業中も何も頭に入らず、放課後になった。
~放課後~
綾斗「大丈夫?凄いぼーっとしてた。」
翔華「…。」
綾斗「しょうがないよ。もう…。」
翔華「…バンッ」私は机を叩き、蹴った。
クラスはシンと静まり返る。
綾斗はボソッと何かを言った。
私には聞こえづらかったが
「まだ、いける」
そう、聞こえたような気がした。
でも、何をしたら良いの…。
聞こうとしても聞けない。
聞ける勇気がない…。
こんなにネガティブになったのは
初めて。
なんか…不思議。
綾斗side(初なんじゃない!?え!?w)
僕は天西綾斗だよん!(*δωδ*)キュルン
…じゃなくて(笑)
只今全てをお察し致しました。
まず、僕が分かった事を今ここで
整理すると…
(前回を見てない人に分かりやすく教えるね!)
まず、翔華は奏汰の事が好きで
奏汰も翔華の事が好きなんだよね…。
んで、これは噂になってたんだけど
奏汰が引っ越すって話になったんだと思う
凄いよね。奏汰って。モテモテだわぁ…。
僕とホント遊んでくれるって神だわ。
まぁ…それは置いといて。
んで、今あの状況になってんだよね。
…僕何したら良いの?(笑)
とりま 、1つ言える事は
僕邪魔しない方が良いね。うん。
(とりまとは→とりあえず、まぁ
らしいよ!(๑•̀ㅂ•́)و✧)
翔華side(side変更多くてすみません。)
私は自転車に乗って家へ帰ってきた。
部活なんてこの際どうでも良い。
いや、どうでも良くないね。←
ま…まぁ、なんとかなるっしょ!←
にしても…私はほんっとうにバカだな。
綾斗にあんな対応して…。
謝らなきゃな。よし、メールしたろ。
翔華 今日は色々とごめん。
綾斗 僕は気にしてないから!でも少しは頼ってよ?
頼って…?私はどういう風に頼めば…。
それに…どうしたら良いのか分かんない。
翔華 何を頼めば良い訳?
綾斗 うーん…。色々?
翔華 だからその色々はなんなの?
綾斗 …。恋愛相談…とか。
翔華 …。知ってたの?
綾斗 だって…。
だってだからなに?
どうせ、引っ越す事を知ってただけじゃん。
綾斗 翔華が好きだって前に言ってたじゃん。
翔華 あれ?そうだっけ?(*ノω・*)テヘ(1話参照)
綾斗 大丈夫?(笑)
翔華 ま…まぁ、そんな事良いから
私はどうしたらいいわけ!?
綾斗 大丈夫。僕に良い手がある。
最後のお泊り会しようよ。
翔華 いやいや。異性だよ!?
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だからそれが最後のチャンス。
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