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7章
月が丘公園へ
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学校を出てから、いったんランドセルを置きに家へ帰った。
それから、大通りを抜けて月が丘公園へ向う。
今日、RANがいるかどうかなんて分からないけど、行ってみる価値はあるよね。
もしかしたら、RANみたいな人を目撃したっていう人がいるかもしれないし。
それに……あんな素敵な歌声の人と一度会ってみたいというミーハー心もある。
西の空がオレンジになってきた。
信号待ちをしていたら、
「春名さん」
呼ばれて振り返ると、佐倉くんが商店街の方からかけてきた。
「ちょうど春名さんが見えたから……よかった。あのさ。さっき、駅前でこれを拾ったんだ」
佐倉くんが見せてくれたのは、平べったいおにぎり型の板。
蛍光のピンク色で、真ん中に月と猫が描いてある。
「何これ?」
「ギターのピックだよ」
「ピック? あぁ、ギターを弾くときに使うやつ?」
「うん。春名さん、これ、見覚えない?」
「見覚え? ……うーん。どこかで見たことあるような、ないような」
……えーっと、どこで見たっけ。ギターを弾いてる人と言えば……
「あ。もしかして、RANがいつも使ってる?」
「当たり……で、これが落ちてるってことは?」
「この近くにRANがいるってこと⁈」
佐倉くんがうなずいた。
「しかも、あまり汚れてないから、さっき落としたばかりかもしれない」
さっき? うわ! うわさ話が現実味を帯びてきた!
「あのね、私もさっき吹奏楽クラブの子が言ってたのきいたの。月が丘公園で目撃情報があったんだって。しかも、近々、外で撮った動画を配信予定って」
「月が丘公園か……行ってみる価値はありそうだな。わざわざピックを持って外へ出たってことは配信のために出たってことかもしれないし」
「よし、じゃあ、行こう!」
それから、大通りを抜けて月が丘公園へ向う。
今日、RANがいるかどうかなんて分からないけど、行ってみる価値はあるよね。
もしかしたら、RANみたいな人を目撃したっていう人がいるかもしれないし。
それに……あんな素敵な歌声の人と一度会ってみたいというミーハー心もある。
西の空がオレンジになってきた。
信号待ちをしていたら、
「春名さん」
呼ばれて振り返ると、佐倉くんが商店街の方からかけてきた。
「ちょうど春名さんが見えたから……よかった。あのさ。さっき、駅前でこれを拾ったんだ」
佐倉くんが見せてくれたのは、平べったいおにぎり型の板。
蛍光のピンク色で、真ん中に月と猫が描いてある。
「何これ?」
「ギターのピックだよ」
「ピック? あぁ、ギターを弾くときに使うやつ?」
「うん。春名さん、これ、見覚えない?」
「見覚え? ……うーん。どこかで見たことあるような、ないような」
……えーっと、どこで見たっけ。ギターを弾いてる人と言えば……
「あ。もしかして、RANがいつも使ってる?」
「当たり……で、これが落ちてるってことは?」
「この近くにRANがいるってこと⁈」
佐倉くんがうなずいた。
「しかも、あまり汚れてないから、さっき落としたばかりかもしれない」
さっき? うわ! うわさ話が現実味を帯びてきた!
「あのね、私もさっき吹奏楽クラブの子が言ってたのきいたの。月が丘公園で目撃情報があったんだって。しかも、近々、外で撮った動画を配信予定って」
「月が丘公園か……行ってみる価値はありそうだな。わざわざピックを持って外へ出たってことは配信のために出たってことかもしれないし」
「よし、じゃあ、行こう!」
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