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5章
6 小さな希望
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風が涼しくなってきた。
ここへ来た時は太陽が真上だったのに、もう西に傾いてる。
何時間もタブレットに何かを打ち込んだり、地面を調べてるリゼ。
額から汗が流れて、横顔に疲れが見える。
「リゼ、ちょっと休もう」
そう声をかけたけど、リゼはタブレットを見つめたまま。
ピッと音が鳴った。
リゼは指で軽やかにタップすると、少しだけ表情を和らがせて、立ち上がった。
「……分かったよ。本部が送ってくれたデータと照らし合わせると、たぶん、今から七年後。月山町の星空駅前につながってたスパイラルだ」
「ええっ!」
リゼの言葉に心臓がドクンと鳴る。
「七年後! 星空駅前……あ、ありがとう。ありがとうリゼ!」
「だけど、確証はないよ? スパイラルのわずかなデータだから」
「うん。違ったとしても……でも、今はそのデータだけが希望だから」
「分かった。じゃあ……」
リゼが腕の時間移動機のボタンを何回か押した後、私に手を差し出した。
「ぼくにつかまって。これから七年後に時間移動するから」
「時間移動……!」
リゼの大きな手をにぎって、ゴクリとつばをのみこむ。
本当に行けるのかな?
ここから違う時間へ。瑞希の所へ。
「じゃあ行くよ。七年後の星空駅へ!」
リゼの声に、私は大きくうなずいた。
ここへ来た時は太陽が真上だったのに、もう西に傾いてる。
何時間もタブレットに何かを打ち込んだり、地面を調べてるリゼ。
額から汗が流れて、横顔に疲れが見える。
「リゼ、ちょっと休もう」
そう声をかけたけど、リゼはタブレットを見つめたまま。
ピッと音が鳴った。
リゼは指で軽やかにタップすると、少しだけ表情を和らがせて、立ち上がった。
「……分かったよ。本部が送ってくれたデータと照らし合わせると、たぶん、今から七年後。月山町の星空駅前につながってたスパイラルだ」
「ええっ!」
リゼの言葉に心臓がドクンと鳴る。
「七年後! 星空駅前……あ、ありがとう。ありがとうリゼ!」
「だけど、確証はないよ? スパイラルのわずかなデータだから」
「うん。違ったとしても……でも、今はそのデータだけが希望だから」
「分かった。じゃあ……」
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