厄介な年下幼馴染が倍増しました。

三日月

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夜の憲次の部屋

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憲一は、風呂に入る前に憲次の修行先で働く僧侶仲間に電話していた。
修行中、スマホは持ち歩けないのでそこから繋いでもらった方が早いのだ。
「すみません、すみません」と謝る憲次の声が聞こえてきたと思ったら、早速不機嫌な低音で疑われる。


「一体、何をしたんだ?
緊急だって呼び出されて、座禅を抜けて来たんだぞ」
「そう、怒るなよぉ」


昔から迷惑をかけっぱなしだったせいか、憲次は憲一にとても冷たい。
どうやら修行は楽しんでいるようで、自分だったら一回座禅がサボれるなら喜ぶとこなんだけどなぁと苦笑いにもなる。


「いや、俺もわかんねぇんだけどさ。
幼馴染の譲、覚えてるだろ?
譲が言うにはお前そっくりな霊?みたいなのにつきまとわれて困って家に来たんだよ」
「ゆ、譲さんが家にいるのか?!」
「今夜は泊まるってことになった。
でさ、なんか心当たり・・・」


ブツッと通話が切られ、またかよと呻く。
(俺の周り、電話のマナーがなってないのが多過ぎる)
憲一の電話は、話を繋ぎ長くなるから一方的に切らてしまうことに本人はまだ気付いていなかった。

憲一が風呂上がりに部屋に戻ると、譲の姿が消えていた。
実家に帰ったにしても連絡が無いなんておかしいと、憲一は電話を掛けたが繋がらない。
階下で母親に尋ねると、「憲次に貸したものを探すついでにそっちで寝て良いかって聞かれたからオッケー出しちゃった」と言われた。
二人に貸し借りするほど接点があったか?と訝しみつつ憲次の部屋の扉を開けると、ベットの上の布団がこんもり盛り上がっている。

(まぁ、俺の部屋で寝るよか、こっちの方が綺麗か)
床に何も置かれていないスッキリした憲次の部屋は、ものを四隅に避けて布団を敷いた自分の部屋と比べるまでもない。
隣にいれば、何かあっても気付くだろうと憲一は自分の部屋へ戻った。


「⋯くっ、この野郎っ」


布団が浮いて床に落ちると、その下で四つん這いの格好を強要されていた裸の譲は早速悪態をついた。
剥き出しの双丘の割れ目で、ヌプヌプとノリの指が動き出すと言葉が途切れる。

憲一より先に『準備オッケー』と呼びに来た憲次に身体を乗っ取られ、気づけば憲次の部屋。
気づけば素っ裸。
気づけばやられ放題。

譲は話す決意を固めていたが、この姿を憲一に見せる勇気は全く固められなかった。
助けてといえばなんとかなったのかもしれないが、ノリを何とかできる保証は無い。
ねっとりと舌で窄まりを舐められ指を抜き差しされていたら、急に布団を被せられ憲一の気配を感じ声を殺しておくのが譲の精一杯だった。
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