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「お前、趣味悪いな」
大画面に写し出された結合部分。ミッチリ隙間なく孔を塞いだぺニスの動きに合わせ、ゴボゴボと不気味な音を鳴らしながら精液が溢れ出し、鍛え上げられた臀部は泡にまみれ引き付けを起こしている。
画面が切り替わり、四方を囲まれたリングの内側で一人の発情したΩに群がるαと熱狂した観衆が写し出された。
イキガルΩの公開処刑。
闇サイトのΩ狩りライブ配信。
観客は目元を仮面で隠し、ひたすら罵倒を繰り返す。それを煽る司会者の絶叫は興奮しすぎて何を話しているのかはっきりとせず、BGMの激しい音と混じりあって耳障りでしかない。
足の下でつぶれた喉から捻り出される音は、画面の両側に設置されたスピーカーから流れる大音量には敵わない。掻き消されてなくても、それが懇願か恨みか遺言か、判断することは難しかっただろうが。
死ぬ間際、刹那の呟きは直ぐに途切れた。
「そんなに気に入らないなら、手間暇かけずに砕けばいいのに」
既に足の下で肉塊と化した人だったモノに、あどけない声音は冷徹に告げる。リングからは防音壁を隔てた特等席。そこでこの茶番を仕組んだ主催者の命が消えても、ライブ配信はまだ続いていた。
「こんなふうに」
力を僅かに込めただけで、グシャリと簡単に潰れてしまったモノを見下ろす。黒い繋ぎを身に纏った小柄な身体。その足よりも踏みつけた頭蓋骨の方が大きすぎて、足首まで脳や髄液まみれになっていた。眉ひとつ動かさず足をそこから引き抜き、靴裏にへばりつく血と皮を床に擦り付けたあと、床に転がっていた眼球を指で掬い上げる。
壁一面に嵌め込まれた画面には、啼いてよがるΩの顔が写し出されていた。虚ろな瞳と開きっぱなしの口はだらしなく、身体は与えられる快感に震えている。
「最期まで、目に焼きつけろ」
開きっぱなしの口目掛けて投げた眼球は、狙った場所で弾け散った。
大画面に写し出された結合部分。ミッチリ隙間なく孔を塞いだぺニスの動きに合わせ、ゴボゴボと不気味な音を鳴らしながら精液が溢れ出し、鍛え上げられた臀部は泡にまみれ引き付けを起こしている。
画面が切り替わり、四方を囲まれたリングの内側で一人の発情したΩに群がるαと熱狂した観衆が写し出された。
イキガルΩの公開処刑。
闇サイトのΩ狩りライブ配信。
観客は目元を仮面で隠し、ひたすら罵倒を繰り返す。それを煽る司会者の絶叫は興奮しすぎて何を話しているのかはっきりとせず、BGMの激しい音と混じりあって耳障りでしかない。
足の下でつぶれた喉から捻り出される音は、画面の両側に設置されたスピーカーから流れる大音量には敵わない。掻き消されてなくても、それが懇願か恨みか遺言か、判断することは難しかっただろうが。
死ぬ間際、刹那の呟きは直ぐに途切れた。
「そんなに気に入らないなら、手間暇かけずに砕けばいいのに」
既に足の下で肉塊と化した人だったモノに、あどけない声音は冷徹に告げる。リングからは防音壁を隔てた特等席。そこでこの茶番を仕組んだ主催者の命が消えても、ライブ配信はまだ続いていた。
「こんなふうに」
力を僅かに込めただけで、グシャリと簡単に潰れてしまったモノを見下ろす。黒い繋ぎを身に纏った小柄な身体。その足よりも踏みつけた頭蓋骨の方が大きすぎて、足首まで脳や髄液まみれになっていた。眉ひとつ動かさず足をそこから引き抜き、靴裏にへばりつく血と皮を床に擦り付けたあと、床に転がっていた眼球を指で掬い上げる。
壁一面に嵌め込まれた画面には、啼いてよがるΩの顔が写し出されていた。虚ろな瞳と開きっぱなしの口はだらしなく、身体は与えられる快感に震えている。
「最期まで、目に焼きつけろ」
開きっぱなしの口目掛けて投げた眼球は、狙った場所で弾け散った。
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