可愛いΩのナカセカタ

三日月

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5 Ω

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 数時間ぶりに斜め十字の拘束台から四肢が解放され、ホッと息をつく。ここは、Ω風俗の店『アンダーグラウンド』地下に蟻の巣のように作られた部屋のひとつ。華奢で小柄な他のメンバーとは共有出来ないものが多い自分のための部屋。
 天井は他の部屋にない2mを越えた高さがあり、部屋自体は真四角の造り。今回は一度も座ることさえなかったベットや床に固定された斜め十字以外にも、天井からぶら下がる鎖の先にはそれぞれ拘束具がつけられ、壁には鞭や棒や道具が引っかけられている。


「気絶すると負ける。
 それを、身体がまだ覚えているみたいです」


 試合での気絶は、危険も伴う。簡単には気絶しないよう耐性がついているから、客も遠慮なく道具を使ってくる。
 跡がついた手首をさすっている間に、俺に使われた道具を片付けてくれていた陽太さんに慌てて走りよる。ドロリと後孔から流れ出る不快感も昔よりは気にならなくなっていた。


「自分で始末します。
 まだ、自分を覚えている人がいるだけ、ありがたいですよ。
 五年も経っているのに、一ヶ月に一度のあの人か、たまに新規で試してくれる人がいるから給与に繋がります」
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