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しおりを挟む頭が、重い。瞼を上げても、焦点がなかなか合わないまま視線の先を泳がせる。白い天井と壁、あと、窓。そこから広がる雲一つない青空、久しぶりに見た。窓にはカーテンレールが付いているのに、そこにはなにも取り付けられてない。
見慣れない部屋に、現状がつかめない。周りの様子をもっと知りたくて起き上がろうとしたが、顔をしかめ断念した。間接のあちこちが傷む。ケガをして、病院に運ばれたのか?
「あ、起きた?」
「え、えぇ」
掛けられた声に反射的に答える。暴君もこの部屋にいるようだ。
痛めた身体を奮い立たせ、上半身だけをゆっくり起こす。殺風景な四畳の小さな部屋には、テーブルも椅子もカーペットもなく。床に転がった数冊のノートと教科書、小さな冷蔵庫しか目につかない。
自分が寝ているシングルベットが、部屋の面積の半分を占めていた。病院にしても物が無さすぎる。第一、カーテンがないのは不自然だ。
手の届かない壁際に凭れていた暴君と目が合う。無地の青シャツに白のスキニージーンズが今までの印象を覆すくらいに爽やかすぎる。
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