可愛いΩのナカセカタ

三日月

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34 Ω

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「ハイハイ、起きて」

「ふ、ふぁい?」


 明るい暴君の声とポンポン肩を叩く振動で無理矢理覚醒。掛け布団を剥がされ、一気に身体が冷えた。眠い。何時、なんだろう。時計を確認する間もなく、腰から足首まで覆う黒のランニングタイツ、メーカーロゴ入り黒のトレーニングタンクトップ、青色のパーカーとショートパンツを両手に握らされ、よくわからない状況に陥った。


「えっと、なんでしたか?」


 起き抜けの頭は回らず、声も掠れて出てこない。寝癖ひとつない暴君は、既に同じものを着て、動けないでいる自分の二の腕を掴み軽々立ち上がらせる。ふらつく身体を持て余しながら、握ったままの服と暴君を見比べてもまだ頭が追いつかない。
 昨夜、何か言われていたんだろうか。
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