339 / 461
番外編
第一回世良会議 2
しおりを挟む
「おぉ、小学校まであたしか嵐がしていたから、風花が進行役とかしんせーん!」
「二人が適当に回数増やすから、年明けからの世良会議は何回目かも言わなくなってたもんな」
「中学校から仕切り直しでカウントするのは妥当ですね」
風音も青嵐も凪も、タイトルコールにそこまで反応しなくても。私も回数よくわからなかっただけだし。もう、一から数え直した方が分かりやすいわって思っただけなんだけど。
まぁ、第一回からヘビー級の話になっちゃうのは世良ちゃんの発情期も近いお年頃だし仕方ないわよね。
「じゃ、結論からね。
世良ちゃんがΩって言うのは、早くにバレました。
あ、言っとくけど、私じゃないわよ?
同じ小学校出身者がバラしたの。
ほら、世良ちゃんまた背が伸びちゃってあの容姿でしょ?
αかもって目をつけ始めた他の小学校出身者を好きになった子がね。
思春期らしく、後先考えずに見事に暴露しちゃって、ついでにいつものごとく風音の武勇伝もつけちゃって。
遅かれ早かれ、世良ちゃんがΩなのは有名だし、その子へは厳重注意にしといたわ。
世良ちゃんも、友達だしって庇ってね。
知れ渡ってますから、気にしてませんって言いきってね。
その優しさと凛々しさに、Ωってわかっても周りから腫れ物扱いも差別もされず、小学校と同様に人気者になってます」
早速、ファンクラブも出来てました。多分、どんどん増えてくと思うわ。
久し振りに帰宅していた風音は、「せっかくの再会なのに、早々に世良ちゃんから怒られるの?」溜め息をついて手にしていたビールを一気に胃袋に納めた。いや、あんたがやり過ぎたから、そもそも世良ちゃんがΩって周りにバレたのよ?知る人ぞ知る、の範囲を、小学校の学区全域まで広げたんだから何回でも頭下げときなさい。過去のことだって、流さないように!
「二人が適当に回数増やすから、年明けからの世良会議は何回目かも言わなくなってたもんな」
「中学校から仕切り直しでカウントするのは妥当ですね」
風音も青嵐も凪も、タイトルコールにそこまで反応しなくても。私も回数よくわからなかっただけだし。もう、一から数え直した方が分かりやすいわって思っただけなんだけど。
まぁ、第一回からヘビー級の話になっちゃうのは世良ちゃんの発情期も近いお年頃だし仕方ないわよね。
「じゃ、結論からね。
世良ちゃんがΩって言うのは、早くにバレました。
あ、言っとくけど、私じゃないわよ?
同じ小学校出身者がバラしたの。
ほら、世良ちゃんまた背が伸びちゃってあの容姿でしょ?
αかもって目をつけ始めた他の小学校出身者を好きになった子がね。
思春期らしく、後先考えずに見事に暴露しちゃって、ついでにいつものごとく風音の武勇伝もつけちゃって。
遅かれ早かれ、世良ちゃんがΩなのは有名だし、その子へは厳重注意にしといたわ。
世良ちゃんも、友達だしって庇ってね。
知れ渡ってますから、気にしてませんって言いきってね。
その優しさと凛々しさに、Ωってわかっても周りから腫れ物扱いも差別もされず、小学校と同様に人気者になってます」
早速、ファンクラブも出来てました。多分、どんどん増えてくと思うわ。
久し振りに帰宅していた風音は、「せっかくの再会なのに、早々に世良ちゃんから怒られるの?」溜め息をついて手にしていたビールを一気に胃袋に納めた。いや、あんたがやり過ぎたから、そもそも世良ちゃんがΩって周りにバレたのよ?知る人ぞ知る、の範囲を、小学校の学区全域まで広げたんだから何回でも頭下げときなさい。過去のことだって、流さないように!
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる