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修行編(瑠璃丸&京一郎) 1
御山の案内2
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雅と横並びで歩いていると、身長よりルックスの差なんだろうな。
意識しないと、案内している側なのに置いていかれそうになる。
足が長くて、歩幅が広い。
日本人離れした体型だし、これからもっと大きくなるんだろうか?
そのあたりを聞いてみると、去年まで150cmちょっとしかなかったといわれてびっくりした。
もう少し伸びたい私には、うらやましい話だ。
「そ、そういやさ。
どうやったら、お前んとこみたいに仲良くなれるんだ?」
一通り案内してからの帰り道。
もうすぐログハウスに着く、というところで聞かれ。
顔が熱くなる。
「え、えっと」
今朝、瑠璃丸と別れるとき。
雅の前なのに、キスを・・・食事をされたから、だよな。
初めて解禁されたときが人前だったせいで、全然躊躇が無かった。
しかも、私が昨日から”好き””大好き”に過剰に反応するようになったから、何度も言ってくれるし・・・
「俺も、そのうち黒曜に好きっていってもらえるのかな?」
ま、真顔で聞かれると、困る。
「むずかしいと、思う。
瑠璃丸は、そのことで異端視されてるくらいだ。
人の記憶が残っている鬼が、家族相手に・・・空腹でなければ維持できる感情、かな?
あくまで、食糧だっていうフィルターがかかるから。
でも、お師匠が言われていたけど、黒曜様はまた別みたいだ。
隷属することを、自分から望んでる」
「レーゾク、ねぇ」
雅はそれが、イヤなんだな。
「あのさ、まぁ、京一郎にはすでにバレてるからいいんだけど。
俺、黒曜が好きなんだ」
「・・・うん、言ってたな」
今後について、御師匠様が説明していたとき。
雅が、黒曜様のことをあまりに気にしすぎるので。
『ハイハイ、ミヤビちゃんがこの方が好きすぎるのはよぉくわかった。
あとで時間はたっぷりあるし、今はちゃんと話を聞いてネ』と、御師匠様が突っ込み。
否定するどころか、真っ赤になって狼狽えてたし。
現当主は、『雅ちゃんのこと、末永くよろしくね。この子、彰ちゃんの子どもだから、きっと押せ押せで迫ってくると思うよ』なんて。
黒曜様に、ちょっと同情してたもんな。
意識しないと、案内している側なのに置いていかれそうになる。
足が長くて、歩幅が広い。
日本人離れした体型だし、これからもっと大きくなるんだろうか?
そのあたりを聞いてみると、去年まで150cmちょっとしかなかったといわれてびっくりした。
もう少し伸びたい私には、うらやましい話だ。
「そ、そういやさ。
どうやったら、お前んとこみたいに仲良くなれるんだ?」
一通り案内してからの帰り道。
もうすぐログハウスに着く、というところで聞かれ。
顔が熱くなる。
「え、えっと」
今朝、瑠璃丸と別れるとき。
雅の前なのに、キスを・・・食事をされたから、だよな。
初めて解禁されたときが人前だったせいで、全然躊躇が無かった。
しかも、私が昨日から”好き””大好き”に過剰に反応するようになったから、何度も言ってくれるし・・・
「俺も、そのうち黒曜に好きっていってもらえるのかな?」
ま、真顔で聞かれると、困る。
「むずかしいと、思う。
瑠璃丸は、そのことで異端視されてるくらいだ。
人の記憶が残っている鬼が、家族相手に・・・空腹でなければ維持できる感情、かな?
あくまで、食糧だっていうフィルターがかかるから。
でも、お師匠が言われていたけど、黒曜様はまた別みたいだ。
隷属することを、自分から望んでる」
「レーゾク、ねぇ」
雅はそれが、イヤなんだな。
「あのさ、まぁ、京一郎にはすでにバレてるからいいんだけど。
俺、黒曜が好きなんだ」
「・・・うん、言ってたな」
今後について、御師匠様が説明していたとき。
雅が、黒曜様のことをあまりに気にしすぎるので。
『ハイハイ、ミヤビちゃんがこの方が好きすぎるのはよぉくわかった。
あとで時間はたっぷりあるし、今はちゃんと話を聞いてネ』と、御師匠様が突っ込み。
否定するどころか、真っ赤になって狼狽えてたし。
現当主は、『雅ちゃんのこと、末永くよろしくね。この子、彰ちゃんの子どもだから、きっと押せ押せで迫ってくると思うよ』なんて。
黒曜様に、ちょっと同情してたもんな。
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