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弥勒過去編(瑛二&白銀)
目覚め 1
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初めは、音。
くちゅくちゅ、プチュプチュ、グちゅん、グチュンっ
ずりゅ・・・パンっ、ズリュ・・・パンッ、パンッ、パンっ
「はぁっ、くっ、はっ・・・くそっ、起きろよっ」
聞きなれない音が、重なって連なって聞こえてくる。
遠いようで、近いようで。
聞き取りにくい。
次は、匂い。
甘い匂いに,、すっぽりと包み込まれているような錯覚。
この匂いは知っている。
戦場で、何度も傍で嗅いでいた。
思わず、喉がゴクリと鳴る。
「・・・・ハッ、やっと、かよ」
にゅぷ、にゅぷ、ジュプンっ
音にあわせて、ゆらゆらと、身体が揺れている。
僕の好きな声が間近で聞こえる。
次は、痛み。
頭が、首が、こすれて痛い。
肩も、腹も、腰も、何かが押し付けられて、息が苦しい。
身体が揺れる度に、内側からくちゅくちゅと音がしてむず痒い。
強く身体が押される度に、体内が痺れる。
この、音は、僕の音?
徐々に取り戻す自分の五感。
僕は・・・目を開けて、固まる。
視界いっぱいに、僕の足と瑛二が迫る。
瑛二が裸で、目を伏せ、腰を揺らしている。
ー僕の足を抱えて。
「どんだけ、腹減り、なんだ、よっ」
ぐちゅん、グチョ、グチョっ、グチョッ
瑛二が動くたびに、音が、僕のすぐ傍で。
え、え"、え"?
グチュンッと腰を押しつけられ。
「ふあぁっ、な、に??」
身体が、痺れる。
僕の中を、押し開かれる。
瑛二の右手が伸ばされてきて。
僕の頬に触れる前に。
「っく、バカッ、絞めすぎだっ」
身構えた僕の、力が入ってしまったお尻を。
その手がパチンとたたく。
ピリピリした痛みの後に、僕の中で何かが動くのを感じる。
そう、感じる。
僕の内側が、満たされているのを感じる!
身体をよじり。
逃げ出そうと、そこから逃げようと身体を上げようとして。
もう、遅いことを知る。
濡れた内腿に、瑛二の匂い。
動いた自分の中から、くぷりと、音が聞こえる。
じゅぷじゅぷと泡立つのさえ、分かってしまう。
「もうちょっと、待ってろ」
瑛二は、汗びっしょりで。
それでも、満足げに笑っていて。
足を開かされ、その間で腰が動き出す。
「え、えーじ??
ちょ、待ってっ」
「まだ、足りてねーだろ?」
ニヤリと笑う瑛二は。
僕が今まで見たどの顔とも違っていた。
子どもっぽい、あどけなさが見当たらない。
むしろ、雄の・・・
瑛二が、動くたびに。
身体が、内側からぐずぐずに崩れていく。
閉じようとしていた足を、瑛二の腰に絡めるために。
自分から、瑛二を迎えに行こうとしている自分に。
ゾクリっと、背筋が震え。
思わず手で顔を覆い隠した。
くちゅくちゅ、プチュプチュ、グちゅん、グチュンっ
ずりゅ・・・パンっ、ズリュ・・・パンッ、パンッ、パンっ
「はぁっ、くっ、はっ・・・くそっ、起きろよっ」
聞きなれない音が、重なって連なって聞こえてくる。
遠いようで、近いようで。
聞き取りにくい。
次は、匂い。
甘い匂いに,、すっぽりと包み込まれているような錯覚。
この匂いは知っている。
戦場で、何度も傍で嗅いでいた。
思わず、喉がゴクリと鳴る。
「・・・・ハッ、やっと、かよ」
にゅぷ、にゅぷ、ジュプンっ
音にあわせて、ゆらゆらと、身体が揺れている。
僕の好きな声が間近で聞こえる。
次は、痛み。
頭が、首が、こすれて痛い。
肩も、腹も、腰も、何かが押し付けられて、息が苦しい。
身体が揺れる度に、内側からくちゅくちゅと音がしてむず痒い。
強く身体が押される度に、体内が痺れる。
この、音は、僕の音?
徐々に取り戻す自分の五感。
僕は・・・目を開けて、固まる。
視界いっぱいに、僕の足と瑛二が迫る。
瑛二が裸で、目を伏せ、腰を揺らしている。
ー僕の足を抱えて。
「どんだけ、腹減り、なんだ、よっ」
ぐちゅん、グチョ、グチョっ、グチョッ
瑛二が動くたびに、音が、僕のすぐ傍で。
え、え"、え"?
グチュンッと腰を押しつけられ。
「ふあぁっ、な、に??」
身体が、痺れる。
僕の中を、押し開かれる。
瑛二の右手が伸ばされてきて。
僕の頬に触れる前に。
「っく、バカッ、絞めすぎだっ」
身構えた僕の、力が入ってしまったお尻を。
その手がパチンとたたく。
ピリピリした痛みの後に、僕の中で何かが動くのを感じる。
そう、感じる。
僕の内側が、満たされているのを感じる!
身体をよじり。
逃げ出そうと、そこから逃げようと身体を上げようとして。
もう、遅いことを知る。
濡れた内腿に、瑛二の匂い。
動いた自分の中から、くぷりと、音が聞こえる。
じゅぷじゅぷと泡立つのさえ、分かってしまう。
「もうちょっと、待ってろ」
瑛二は、汗びっしょりで。
それでも、満足げに笑っていて。
足を開かされ、その間で腰が動き出す。
「え、えーじ??
ちょ、待ってっ」
「まだ、足りてねーだろ?」
ニヤリと笑う瑛二は。
僕が今まで見たどの顔とも違っていた。
子どもっぽい、あどけなさが見当たらない。
むしろ、雄の・・・
瑛二が、動くたびに。
身体が、内側からぐずぐずに崩れていく。
閉じようとしていた足を、瑛二の腰に絡めるために。
自分から、瑛二を迎えに行こうとしている自分に。
ゾクリっと、背筋が震え。
思わず手で顔を覆い隠した。
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