鬼ごっこ～あのこがほしい～

弥勒過去編(瑛二＆白銀)

目覚め ２

グチョ、くチュ、クチュッ、チュンッ

「はっ、ヤダ、ダメっ、な、何してるか、分かってるの、か！？」

徐々に、軽快よくなる音と瑛二の動きに。
全身が揺らされ、中を掻き回され、息があがる。
内側に打ち付けられている、筈なのに。
痛みどころか、気持ちよくて仕方ない。
抵抗もなく、僕の、ソコが易々と瑛二を受け入れているのが分かる。
もっと、もっとと、求めだすのが分かる。

瑛二の下から抜けよう、そう思っているはずなのに。
この、特別な場所から離れたくないと、その思いは簡単にかき消されてしまう。

「セックス、だろ？
それ以外に、なにかあんの？
っていうか、さ。
お前ん中、すげぇんだけど？」
「え？」

グチュグチュと音をわざと立てるように。
浅く腰を動かされ、ゾワゾワと・・・快感が走る。
瑛二の掠れた声に、思わず顔から手を離し。
正面から見つめてしまった。

僕、だけが瑛二の瞳に映っている。
僕しか瑛二は見ていない。

「目、覚ましてから、締め付けがたまらねぇ。
何、コレ、名器ってやつ？？」
「・・・ふあっ、あっ、し、知るわけ・・・」
「もう、わかってんじゃねーの？
ココが、すげーんだって」

まだ自分の埋め込んだ穴に
優しく触れた指が差し込まれ、身体が跳ねる。

｢もっと奥に喰わせないとダメだな。
漏れてきてんのがある｣

ぐぃぐぃと僕の身体に捻じ込みながら。
腕を伸ばし、その指を口に入れられる。

「んんっ！？」

目を、見張る。

いや、だからじゃない。
その指の味に、飲み込むのがもったいない。
なんて、美味しいっ！

「ハッ、身体は正直だな？
すんげーうねって、ヤバイ」

否定できない。
こんな、自分を。
それに、瑛二の顔が・・・

気持ちよさそうで嬉しい
僕の身体の中に、瑛二がいる
瑛二が、傍に居る

「あっ、アアアァァっ」

僕の中の鬼が狂喜乱舞し、跳ね回る。
全身がビクビク痙攣する。
足の間で、萎えていた自分自身が一気に反り返る。
凶悪な大きさに、驚く唇が震える。
なん、だ、コレは。