心が読めますので、婚約者の私を放っておいて他の方と楽しんでいたことはお見通しですよ?

山見月あいまゆ

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今日は、婚約者発表される日です。
お父様とお母様はうちのエルナートだったらいいね~というくらいでした。
私が王子と婚約し結婚することで私の家は利益を得る。
もし私が王子の婚約者となったならお父様もお母様も喜んでくれるかな。
そんな子供らしいことを考えてしまいました。
実際、子供なのですが。
もし、私が王子の婚約者となったなら、私は自分のできることを尽くそうと思って
いますが、その心は果たして王子にあるのでしょうか。
王子という存在はその存在だけで、その地位だけで、価値があります。
なので、媚びを売る人もいるでしょう。媚びとなれば誉め言葉。
きっと、褒められまくって育てられたのでしょうね。





ーーー発表

王子のお母様、王妃様が王子息子に褒められても動じないその心…
と気に入られたので、単刀直入に言うと私が選ばれました。
あいさつは王妃様いわく、50点だそうです。
この情報は、誰が選ばれたかを発表するときに、候補者は王宮に集まります。
その時に王妃様がいらしたのでその心の声が聞こえてきたということです。
お父様とお母様はというと、エルナートは.すごいな。とほめてもらえました。
褒めてもらえて、王子の婚約者に役目を尽くそうと思いました。
王子に対して、恋愛感情などありませんが頑張ろうと思います。
初めて会った時からして、好印象は持たれなかったので、あまり王子はいい気分ではないんでしょう。
逆にイラついているかもしれません。




ーーー王子目線

公爵家の娘か。
自分の婚約者を聞いて思った感想だ。

「はあっ。」

思わず、俺は自分の部屋で、ため息を漏らした。
俺にとっては、もっと純粋でかわいい子がよかった。
なにも表情がわからなくて怖いじゃないか。
母上は、俺が褒めても表情一つ変えず、ふるまったのがいいとか。
あの無表情のどこがいいんだよ。
どうせなら、俺の誉め言葉で顔を赤くしたりした単純で純粋な子がいい。
母上もどうせ、公爵家の娘なこともあったからあいつ公爵家の娘を選んだんだよな。
俺はそう結論付けた。




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