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しおりを挟む「あの、あのね‥相談が‥あって、‥」
予想外な言葉に目を見開いた
相談‥そんなもの、俺が答えられるのか‥
俺じゃなくて
例えば、リーダーの赤い勇者様の方が
頼りになりそうなのに
「なんですか」
俺の返事を聞いて、
周りを確認してから俺の耳元で、ボソリと呟く魔道士
「ら、ライってさ‥
男同士の恋愛ってどう思う?」
また、予想外。
「‥‥え、」
なんて、言えば
いいんだろう。
どうして?って言葉よりも、
何か期待した目。
俺なら、理解してくれるってそう思ってる
なんで?わからない‥
「‥別に‥お互いがよければ‥いんじゃないですか‥」
これで、いいのかな‥?
でも、俺はこうとしか返せない。
頭悪いし、知識もないから
でも、
「っ!?だ、だよねー!!よかった~!!」
俺をみて目を輝かせる彼を見てたら、
これが正解なんだって思ってホッとする。
もう、気が済んだかな?少しでも体力を回復するために眠りたい
‥。
離れて、くれないかな‥
そんな事を考えながら、チラッと彼を見る。
すると、キラキラした瞳と目があって、
慌ててそらそうとしたのに、
グキッと音がするぐらいに、頭を手で固定された。
な、なに‥
「あのね‥今日の夜、もっと相談に乗ってくれる?」
「え‥」
夜は‥俺の大事な睡眠の時間が‥
「いいよね?ライ?」
「俺、‥」
「おい、休憩は終わりだ。準備しろ」
勇者の声に、ハッとする。
「ルークも、そんな奴によく構えるよなー、尊敬するわ」
「うるさいなー。関係ないでしょ。」
「あーこわ、さすが噂の魔道士ルーク女王様は違うね~。」
え、もう、終わり‥、まだ全然回復してないのに
「次その名で呼んだら、氷漬けにするから‥」
「きゃ~、ルークくんが、いじめてくる~!助けて、アルトー!!」
2人のじゃれ合いを聞いて、
ため息をつく勇者。
ふと、視線が合ったが、すぐに逸らされた。
俺には興味ないって事。関わりたくもないってやつ。
いつも、俺を避ける。会話も、必要な時以外、しない。
「っ、な、やめてよ、気持ち悪い!!アル、こいつの言葉は気にしないでね!!バカの戯言だから!」
「リルド、馬鹿なことで騒ぐな」
「ひで~」
嫌いなら、関わることすら躊躇うのなら
どうしてあの時、
『俺と共に、来いーーー』
俺を助けたーーー?
「ちょっと!遊んでないではやく出発するにゃ!天気が荒れる匂いがするにゃ‥」
「そうだな‥急ぐぞ」
「あいよ!」
「了解。あ、ライ、〝夜の件頼んだよ!!」
「っ、え、まっ‥」
どうして、俺が
ここに居なくちゃいけないんだろう。
俺って、なんだ?ーー
いつのまにか、空には黒い雲が広がっていて、
俺は憂鬱な気分で、彼らの後を歩いた。
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