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第3章 受付嬢エルナの勇気
第106話 お詫びの品
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アレイスさんと喧嘩別れしてから、私は抜け殻みたいになって、ただぼんやりと毎日を過ごしていた。
ギルドの仕事はいつも通りにやっていた。討伐者さんに適した依頼を紹介し、魔物討伐に出かけていく彼らを見送った。笑顔を忘れず、いつも親切に。
リリアには先日の食事会のことを話した。リボンの秘密を聞いたリリアは、さすがに驚きを隠せなかったようだった。
「アレイスさんがそんなことをするなんて……ちょっと信じられないわね。だからいつもつけてたあのリボン、最近してなかったのね?」
アレイスさんが私に贈った『お守り』は二つとも、アクセサリーボックスの中にしまい込んだ。一度は捨ててしまおうと思ったけど、少し迷ってやめた。私を監視するためのものだけど、これを捨ててしまったら、彼との楽しかった思い出まで全部否定することになる気がした。
アトリエで彼にリボンをもらったとき、私は本当に嬉しかったのだ。
彼の絵を描いたお礼にもらった、夜空色のリボン。あのときのアレイスさんの笑顔が浮かんだ。嬉しかった思い出と、裏切られて悲しい気持ちが入り混じり、私の心はぐちゃぐちゃだった。
一方ギルドでは、集落にいる人々を守った英雄として、アレイスさんを一級討伐者に昇格させるという話になっていた。彼はもともとアインフォルドで一級だった人だから、昇格は別におかしなことじゃない。でもアレイスさんはずっとギルドに来ていなかった。彼とは連絡も取れず、支団長のアメリアさんが困っていた。
「エルナ、アレイスがどこにいるか知らない? 連絡が取れないのよ」
「さあ……知らないです」
アメリアさんに彼の居場所を聞かれたけど、私が素っ気なく返したせいか怪訝な顔をした。アレイスさんは家にいないのだろうか。訪ねてみれば分かるけど、今は彼の顔を見たくなかった。
「エルナ! アレイスさんに会わなかったか? 早くギルドに来て欲しいんだが」
「会ってないので、分からないです」
バルドさんにも同じことを聞かれた。他の人にも「アレイスは元気?」とか「アレイスさんの魔術、凄かったらしいねー!」とか言われるたびに胸がざわつき、私の心は落ち着かなくなった。
♢♢♢
今日は仕事を休んで、自宅で母と一緒にお客さんが来るのを待っていた。
ドラゴン討伐の後始末で忙しいなか、わざわざ仕事を休んでまで待っている理由は、遠くアインフォルドから『ドレイクバーグ家』の使いが来るからだ。
前にアレイスさんを追いかけてやってきた貴族の令嬢ルシェラ。彼女はギルドにやってきて暴れ、私は彼女が投げた鞄に当たり怪我をした。彼女の家であるドレイクバーグ家からお詫びの品を渡したいと手紙があり、今日がその約束の日だった。
私も母も綺麗な恰好に着替え、ちょっと高い紅茶も用意したし、人気の菓子店『妖精の杖』で焼き菓子も買っておいた。緊張しながら待っていると、ようやくドレイクバーグ家の執事だという男がやってきた。白髪まじりの頭と整えた顎髭が上品で、丁寧に挨拶してきたけど目つきは鋭い。私は執事をリビングに案内し、母は台所に飛んで行って紅茶の準備をした。
執事は紅茶にも焼き菓子にも手をつけず、早速本題に入った。
「――ドレイクバーグ家として、エルナ様にお詫びを申し上げます。こちらは旦那様からでございます。どうぞお受け取りください」
そう言って執事はテーブルの上に四角い小さな箱を置いた。箱には鍵がついていて、小さな鍵を差し込んで蓋をゆっくりと開け、私たちの前に箱の中身を見せた。
その中身を見て、私と母は揃って息を飲んだ。箱の中には『大金貨』が一枚入っていた。私のような普通の人間が目にすることなどない。商人が大きな取引をするときに使うものだ。
お詫びの品、とはやっぱりお金だった。ちょっと怪我をしたくらいでこのような大金をポンと払う。ドレイクバーグ家はかなり資金のある貴族なのだろう。
「中身をご確認ください」
「は……はい」
執事に促され、おずおずと大金貨に手を伸ばす。それを持ち上げようとしたところで、私はとんでもないことに気がついた。思わず小声で隣の母に囁いた。
「……お母さん、下にもう一枚ある」
「え?」
「もう一枚ある!」
私の手が震えてきた。一枚だけ入っていると思ったら、大金貨の下にもう一枚同じものが入っていたのだ。つまり大金貨二枚だ。
「ご確認いただけましたか?」
「あの、はい。確認いたしました……」
「こちらはエルナ様の怪我の治療費と、迷惑料を含めております。この品を受け取った時点で、今後我がドレイクバーグ家には一切関わらず、ルシェラ様の話もしないとここでお約束いただきたい」
執事はずっと無表情のまま、淡々と私たちに告げた。つまり、ルシェラ嬢の悪い噂を一刻も早く打ち消したいということだ。もうルシェラ嬢に関わることもないし、私もこれ以上何か言うつもりもない。
あるいは私がさらに謝罪を求めてくると恐れているのかもしれない。私のような田舎町の娘は、大金で黙らせろということなのだ。
彼らの魂胆は分かるし、それについて腹が立つ気持ちもある。でも私はこれ以上、ルシェラ嬢に関わりたくない。お金で解決するのなら、それでいい。
視線を送ると、母は心配そうに私を見ていた。私は母に頷いて見せた。
「お約束いたします」
「では、こちらにサインをお願いいたします」
流れるような仕草で、執事は一枚の紙とインクの瓶、立派な羽根ペンを差し出した。ペンを取ってインクをつけ、名前を書く。さすが貴族の家が使うペンは、滑らかで書きやすかった。
「確かに、確認いたしました」
私は思わず息を吐いた。これで一つ、区切りがついた。執事はサインをもらうとさっさと帰ってしまった。事務的で、雑談の一つもしない人だった。
「せっかくのお菓子が無駄になっちゃったわねえ」
手つかずの焼き菓子とすっかり冷めた紅茶を見ながら、母はため息をついた。
「あの人、余計なことは一切やりたくないって感じだったね」
「金の受け渡しだけしたかったんでしょうね。さて、エルナ。このまま一緒にお金を預けに行くわよ」
「預けに?」
きょとんとしている私に、母は呆れたように返す。
「こんな大金を家に置いておけないでしょ。『ミルデンギルド銀行』に行ってそのお金を預けないと。エルナのお金なんだから、あなた自身でちゃんと管理をしなさい」
「わ……分かってる」
ミルデンギルド銀行は、ミルデンにある全てのギルドに所属する人が利用できる。母は薬師ギルドに所属しているから銀行にお金を預けているし、私も一応利用する資格を持っている。ただ私は銀行に預けるほどのお金を持っていないので、今まで利用したことがなかった。
さっそく私は母と一緒に銀行へ向かった。ミルデンギルド銀行は広場の北側、つまり富裕層が暮らす区画に向かう道の途中にある。
「いい? エルナ。このことは人に話さないようにね。世の中にはお金が絡むとおかしくなっちゃう人がいるんだから」
「うん。誰にも言わない」
母に返事をしながら、異端討伐者と偽フローレさんのことを思い出していた。彼らも金に目がくらんで犯罪に手を染めていた。確かにお金がもらえたら嬉しい。でも身の丈に合わない大金が手に入ったら、嬉しいよりも怖さが先に立つ私は、骨の髄から庶民なのだろう。今もこうして道を歩きながら、全神経は鞄の中にある大金貨に集中していた。
銀行は白い石造りの頑丈な建物で、周囲を同じ造りの塀で囲んでいる。正門前には強面の警備員が二人。門を通り、中に入るとすぐに身なりのいい男性が母に声をかけてきた。
「いらっしゃいませ……おや、サンドラ様ではないですか。先日は大変お世話になりました」
「どう? 頭痛はよくなった?」
「ええ、すっかり。今までで一番効いた薬でしたよ」
「それはよかったわ。今日は娘の用事で来たの」
「ほう、お嬢様の?」
母は顔見知りらしき男性と言葉を交わしていた。母はミルデンで顔が広い。母が調合した薬は出来がいいので、わざわざ指名して薬を作ってもらう人も多いらしい。彼もその一人なのだろう。
「ミルデン支団のエルナ・サンドラです。お金を預けたくて……」
「なるほど。それではエルナ様、こちらにご案内いたします」
男性に案内され、私はドキドキしながら先へ進んだ。
ギルドの仕事はいつも通りにやっていた。討伐者さんに適した依頼を紹介し、魔物討伐に出かけていく彼らを見送った。笑顔を忘れず、いつも親切に。
リリアには先日の食事会のことを話した。リボンの秘密を聞いたリリアは、さすがに驚きを隠せなかったようだった。
「アレイスさんがそんなことをするなんて……ちょっと信じられないわね。だからいつもつけてたあのリボン、最近してなかったのね?」
アレイスさんが私に贈った『お守り』は二つとも、アクセサリーボックスの中にしまい込んだ。一度は捨ててしまおうと思ったけど、少し迷ってやめた。私を監視するためのものだけど、これを捨ててしまったら、彼との楽しかった思い出まで全部否定することになる気がした。
アトリエで彼にリボンをもらったとき、私は本当に嬉しかったのだ。
彼の絵を描いたお礼にもらった、夜空色のリボン。あのときのアレイスさんの笑顔が浮かんだ。嬉しかった思い出と、裏切られて悲しい気持ちが入り混じり、私の心はぐちゃぐちゃだった。
一方ギルドでは、集落にいる人々を守った英雄として、アレイスさんを一級討伐者に昇格させるという話になっていた。彼はもともとアインフォルドで一級だった人だから、昇格は別におかしなことじゃない。でもアレイスさんはずっとギルドに来ていなかった。彼とは連絡も取れず、支団長のアメリアさんが困っていた。
「エルナ、アレイスがどこにいるか知らない? 連絡が取れないのよ」
「さあ……知らないです」
アメリアさんに彼の居場所を聞かれたけど、私が素っ気なく返したせいか怪訝な顔をした。アレイスさんは家にいないのだろうか。訪ねてみれば分かるけど、今は彼の顔を見たくなかった。
「エルナ! アレイスさんに会わなかったか? 早くギルドに来て欲しいんだが」
「会ってないので、分からないです」
バルドさんにも同じことを聞かれた。他の人にも「アレイスは元気?」とか「アレイスさんの魔術、凄かったらしいねー!」とか言われるたびに胸がざわつき、私の心は落ち着かなくなった。
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今日は仕事を休んで、自宅で母と一緒にお客さんが来るのを待っていた。
ドラゴン討伐の後始末で忙しいなか、わざわざ仕事を休んでまで待っている理由は、遠くアインフォルドから『ドレイクバーグ家』の使いが来るからだ。
前にアレイスさんを追いかけてやってきた貴族の令嬢ルシェラ。彼女はギルドにやってきて暴れ、私は彼女が投げた鞄に当たり怪我をした。彼女の家であるドレイクバーグ家からお詫びの品を渡したいと手紙があり、今日がその約束の日だった。
私も母も綺麗な恰好に着替え、ちょっと高い紅茶も用意したし、人気の菓子店『妖精の杖』で焼き菓子も買っておいた。緊張しながら待っていると、ようやくドレイクバーグ家の執事だという男がやってきた。白髪まじりの頭と整えた顎髭が上品で、丁寧に挨拶してきたけど目つきは鋭い。私は執事をリビングに案内し、母は台所に飛んで行って紅茶の準備をした。
執事は紅茶にも焼き菓子にも手をつけず、早速本題に入った。
「――ドレイクバーグ家として、エルナ様にお詫びを申し上げます。こちらは旦那様からでございます。どうぞお受け取りください」
そう言って執事はテーブルの上に四角い小さな箱を置いた。箱には鍵がついていて、小さな鍵を差し込んで蓋をゆっくりと開け、私たちの前に箱の中身を見せた。
その中身を見て、私と母は揃って息を飲んだ。箱の中には『大金貨』が一枚入っていた。私のような普通の人間が目にすることなどない。商人が大きな取引をするときに使うものだ。
お詫びの品、とはやっぱりお金だった。ちょっと怪我をしたくらいでこのような大金をポンと払う。ドレイクバーグ家はかなり資金のある貴族なのだろう。
「中身をご確認ください」
「は……はい」
執事に促され、おずおずと大金貨に手を伸ばす。それを持ち上げようとしたところで、私はとんでもないことに気がついた。思わず小声で隣の母に囁いた。
「……お母さん、下にもう一枚ある」
「え?」
「もう一枚ある!」
私の手が震えてきた。一枚だけ入っていると思ったら、大金貨の下にもう一枚同じものが入っていたのだ。つまり大金貨二枚だ。
「ご確認いただけましたか?」
「あの、はい。確認いたしました……」
「こちらはエルナ様の怪我の治療費と、迷惑料を含めております。この品を受け取った時点で、今後我がドレイクバーグ家には一切関わらず、ルシェラ様の話もしないとここでお約束いただきたい」
執事はずっと無表情のまま、淡々と私たちに告げた。つまり、ルシェラ嬢の悪い噂を一刻も早く打ち消したいということだ。もうルシェラ嬢に関わることもないし、私もこれ以上何か言うつもりもない。
あるいは私がさらに謝罪を求めてくると恐れているのかもしれない。私のような田舎町の娘は、大金で黙らせろということなのだ。
彼らの魂胆は分かるし、それについて腹が立つ気持ちもある。でも私はこれ以上、ルシェラ嬢に関わりたくない。お金で解決するのなら、それでいい。
視線を送ると、母は心配そうに私を見ていた。私は母に頷いて見せた。
「お約束いたします」
「では、こちらにサインをお願いいたします」
流れるような仕草で、執事は一枚の紙とインクの瓶、立派な羽根ペンを差し出した。ペンを取ってインクをつけ、名前を書く。さすが貴族の家が使うペンは、滑らかで書きやすかった。
「確かに、確認いたしました」
私は思わず息を吐いた。これで一つ、区切りがついた。執事はサインをもらうとさっさと帰ってしまった。事務的で、雑談の一つもしない人だった。
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手つかずの焼き菓子とすっかり冷めた紅茶を見ながら、母はため息をついた。
「あの人、余計なことは一切やりたくないって感じだったね」
「金の受け渡しだけしたかったんでしょうね。さて、エルナ。このまま一緒にお金を預けに行くわよ」
「預けに?」
きょとんとしている私に、母は呆れたように返す。
「こんな大金を家に置いておけないでしょ。『ミルデンギルド銀行』に行ってそのお金を預けないと。エルナのお金なんだから、あなた自身でちゃんと管理をしなさい」
「わ……分かってる」
ミルデンギルド銀行は、ミルデンにある全てのギルドに所属する人が利用できる。母は薬師ギルドに所属しているから銀行にお金を預けているし、私も一応利用する資格を持っている。ただ私は銀行に預けるほどのお金を持っていないので、今まで利用したことがなかった。
さっそく私は母と一緒に銀行へ向かった。ミルデンギルド銀行は広場の北側、つまり富裕層が暮らす区画に向かう道の途中にある。
「いい? エルナ。このことは人に話さないようにね。世の中にはお金が絡むとおかしくなっちゃう人がいるんだから」
「うん。誰にも言わない」
母に返事をしながら、異端討伐者と偽フローレさんのことを思い出していた。彼らも金に目がくらんで犯罪に手を染めていた。確かにお金がもらえたら嬉しい。でも身の丈に合わない大金が手に入ったら、嬉しいよりも怖さが先に立つ私は、骨の髄から庶民なのだろう。今もこうして道を歩きながら、全神経は鞄の中にある大金貨に集中していた。
銀行は白い石造りの頑丈な建物で、周囲を同じ造りの塀で囲んでいる。正門前には強面の警備員が二人。門を通り、中に入るとすぐに身なりのいい男性が母に声をかけてきた。
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「どう? 頭痛はよくなった?」
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「それはよかったわ。今日は娘の用事で来たの」
「ほう、お嬢様の?」
母は顔見知りらしき男性と言葉を交わしていた。母はミルデンで顔が広い。母が調合した薬は出来がいいので、わざわざ指名して薬を作ってもらう人も多いらしい。彼もその一人なのだろう。
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