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第3章 受付嬢エルナの勇気
第109話 名前
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しばらくギルドに姿を見せなかったアレイスさんが、ある日突然現れて、周囲がざわついた。
しかも、彼は一人ではなかった。
傍らには近衛騎士のジュストさんがいて、彼らを見た周囲の人たちはみんな不思議そうな顔でひそひそと話していた。
私はこのとき受付に立っていて、アレイスさんの姿に思わず動揺した。つい彼の姿を目で追ってしまう。ジュストさんの姿を見たのは久しぶりだった。いつミルデンに到着したんだろう。
二人揃ってギルドにやってきたことに、私は嫌な予感がした。以前ジュストさんは、アレイスさんに王都へ戻るよう説得していたことを思い出す。まさか――
「諸君、邪魔をしてすまない。ミルデン支団長と至急話をしたいのだが」
ジュストさんは声を張り上げながら周囲をぐるりと見渡す。彼の目が私のところで止まり『まずい』と思う間もなくジュストさんはこちらに向かってきた。
「おお。君! 以前会った受付嬢だな? 久しぶりじゃないか」
「……お久しぶりです、ジュストさん」
挨拶を返しながら、アレイスさんをちらりと見た。アレイスさんは私たちから目を逸らすように、少し離れた場所に立っていた。
「クロウハート支団長と話をさせてくれ。時間は取らせない」
「あの、失礼ですがご用件は何でしょう?」
部外者がいきなりアメリアさんに会いたいとやってきても、はいそうですかと会わせることはできない。ジュストさんは王宮の近衛騎士だけど、立場は関係ないというのがギルドの決まりだ。
「この男を王都に連れ帰ることになったのだ。一応、支団長には挨拶をしておかないといけないのでな」
ジュストさんはわざとなのかと思うくらい、よく通る声で話す人だ。周囲にいた討伐者も、隣にいたリリアもみんなジュストさんの言葉に驚いていた。
「連れ帰るって、なに?」
「どういうことだよ」
「おいアレイス、説明しろ。一体何の話だ?」
アレイスさんの近くにいた討伐者が彼に詰め寄る。アレイスさんは小さく首を振るだけで、何も話そうとしない。
「隠し事はもうなしだ。ここにいる彼らに、全てを話してやったらどうだ」
ジュストさんがアレイスさんに声をかけたけど、アレイスさんは固く口元を結んだまま厳しい表情をしていた。
「言いたくないか、やれやれ。ならば俺が話してやろう。ここにいる男の名前は『アレイス・ロズ』ではない。本名は『アレクシス・ロズヴァルド』だ」
私は息が止まりそうになった。まさか、こんなところで彼の秘密を暴くなんて。ロズヴァルド、という名を耳にした討伐者の一部は、彼の正体に気づいたようでざわつき始めた。
「ロズヴァルドって、まさかあの『ロズヴァルド家』か!?」
「王宮筆頭魔術師の名じゃないか。アレイスは筆頭魔術師の息子だったのか?」
周囲のざわめきがひときわ大きくなり、騒ぎを聞きつけて次々と人が集まってきた。
「何があったんだ?」
「アレイスは貴族だったんだよ」
「しかも王宮筆頭魔術師の息子だってさ……」
アレイスさんに視線が集まるけど、彼は何も喋らない。表情一つ変えず、ただその場にじっと立っている。周りに集まった人たちが次々に話しかけるけど、それでも彼は何も反応しない。
「エルナ。もしかしてこのこと知ってたの?」
リリアが鋭い視線を私に向けた。
「……うん。黙っててごめん」
「やっぱりね。何か隠してるとは思ってたのよ」
リリアは呆れたようにため息をつき、私の隣にやってきて肩を軽く叩いた。
「アレクシスは王都の生まれだ。しばらく討伐者として暮らしていたが、このたび王都に帰ることになった。支団長と至急話したいと伝えてくれ」
ジュストさんは周囲の喧騒もどこ吹く風といった感じで、私に言った。アレイスさんが王都に帰る、との言葉がどこか現実感のないまま、私はアメリアさんを呼びに行った。
♢♢♢
ロビーで待つアレイスさんとジュストさんを出迎えに、ベケット副長がやってきた。ジュストさんからの伝言を伝えようと支団長室へ行ったら、その場にベケット副長もいた。二人から後のことは任せろと言われ、私はそのまま仕事に戻った。
アレイスさんはアメリアさんと話したあと、ロビーに顔を出すこともなくそのまま王都へ飛び立ってしまった。私は彼と話せず、見送ることも叶わなかった。アレイスさんはずっと私を見ようともしなかった。きっと彼も私と話したくなかったのだ。
「エルナ。アレイスさんと話さなくてよかったの?」
リリアは心配そうに言ってきたけど、私は首を振った。このまま離れ離れになることに、動揺がないと言ったら嘘になる。だけど彼を簡単に許すことはできなかった。
思えばおかしいことばかりだったのだ。彼が私の家のことをよく知っていたり、都合よく私の前に現れたり。私を守る為だなんて言うけれど、そんなのは言い訳だ。勝手に私の生活を覗かれていたことに腹が立った。
私は怒りを押し込め、仕事を続けていた。それでも、彼ともう会えないだろうと思うと、少しだけ胸が痛んだ。
色々あったけど、彼との楽しい思い出を全部否定したくはなかった。彼と過ごした日々は、毎日がキラキラしていて、本当に楽しかったのだ。
♢♢♢
アレイスさんが王都に帰ってから数日が経った。私はいつも通りに働いているつもりだったけど、ちょっとしたミスが増えた。手続きの手順を飛ばしたり、討伐者さんの階級を見間違えたり、いつもなら絶対にしないミスだ。最近、いろんな人に謝ってばかりいる気がする。
浮かない気分のまま、昼の休憩に入った。廊下を歩いていると、向こうからベケット副長が手を上げながらやってきた。
「エルナ! ちょうど呼びに行こうと思っていたところだ。支団長が君と話したいそうだよ」
「アメリアさんが?」
「悪いがすぐに支団長室へ行ってくれるかい」
「分かりました」
昼食を取ろうと思っていたけど、アメリアさんが呼んでいるならすぐに行かなきゃいけない。私は急いで支団長室へ向かった。
♢♢♢
「ごめんなさいね、突然呼び出して」
「いえ、大丈夫です」
支団長室で、アメリアさんと私は机を挟んで向かい合う。直立している私に、アメリアさんは笑いながら「楽にして」と言った。
「エルナ。最近少しミスが多いようね」
「……申し訳ありません」
最近仕事に集中できていないことは、アメリアさんにも知られていた。駄目だな、ちゃんとしないと。
「あなたが仕事に集中できない理由は、アレイスのことが原因ではないの?」
「……どうしてそんなことを?」
アメリアさんの指摘にドキリとする。彼女は勘がいいし、職員のことをよく見ている。私がアレイスさんに片思いしていたことも、とっくに気づかれていたのだろうか。
「突然彼が王都へ帰ると言い出して、驚いたでしょうね? 私も同じよ。でも彼はあくまで一度帰るだけだと話していたわ。ドラゴン討伐で力を使い果たして、死にかけて……きっと家族のことが頭に浮かんだのではないかしら?」
「私は別に、アレイスさんのことは……」
「でも、あなたは彼と仲がよかったでしょう? アレイスもあなたにだけは秘密を打ち明けていた。突然彼がいなくなって、ショックだったんじゃない?」
「アレイスさんは王都で生まれ育った人です。彼はいずれ、王都に帰る人だったんです。一度家に戻ったら、もうミルデンには戻ってこないと思います」
「エルナ……」
アメリアさんは困ったような顔をしていたけど、私の言葉は止まらなかった。
「これでよかったんですよ。彼は才能ある魔術師なんですから、ミルデンよりももっと大きなギルドに行くべきです。王宮魔術師に戻ってもいいでしょうし」
「あのね、エルナ。アレイスは本当にミルデンが好きなのよ。彼は私に『登録バッジ』を返却しなかった。その意味は、彼が今でもミルデン支団の一員であるということよ。それにミルデン支団では彼を一級討伐者に昇格させることは、もう決まっているの。だから彼が戻るのを信じて待ってあげて」
「私が、彼を待つ……?」
なぜだか私は、苛立ちを隠せなかった。誰もが私にアレイスさんのことを聞いてくる。アレイスさんを信じて待てと言う。私を裏切ったのはアレイスさんなのに、私に待てと言うの?
「エルナ。あなたたちに何かあったの?」
アメリアさんは私の態度を見て、さすがにおかしいと思ったようだ。
「それは……」
「いいわ、お昼はまだよね? 食べながらもう少し、私と話をしない?」
私はアメリアさんに誘われ、一緒にお昼ご飯を食べることになった。
しかも、彼は一人ではなかった。
傍らには近衛騎士のジュストさんがいて、彼らを見た周囲の人たちはみんな不思議そうな顔でひそひそと話していた。
私はこのとき受付に立っていて、アレイスさんの姿に思わず動揺した。つい彼の姿を目で追ってしまう。ジュストさんの姿を見たのは久しぶりだった。いつミルデンに到着したんだろう。
二人揃ってギルドにやってきたことに、私は嫌な予感がした。以前ジュストさんは、アレイスさんに王都へ戻るよう説得していたことを思い出す。まさか――
「諸君、邪魔をしてすまない。ミルデン支団長と至急話をしたいのだが」
ジュストさんは声を張り上げながら周囲をぐるりと見渡す。彼の目が私のところで止まり『まずい』と思う間もなくジュストさんはこちらに向かってきた。
「おお。君! 以前会った受付嬢だな? 久しぶりじゃないか」
「……お久しぶりです、ジュストさん」
挨拶を返しながら、アレイスさんをちらりと見た。アレイスさんは私たちから目を逸らすように、少し離れた場所に立っていた。
「クロウハート支団長と話をさせてくれ。時間は取らせない」
「あの、失礼ですがご用件は何でしょう?」
部外者がいきなりアメリアさんに会いたいとやってきても、はいそうですかと会わせることはできない。ジュストさんは王宮の近衛騎士だけど、立場は関係ないというのがギルドの決まりだ。
「この男を王都に連れ帰ることになったのだ。一応、支団長には挨拶をしておかないといけないのでな」
ジュストさんはわざとなのかと思うくらい、よく通る声で話す人だ。周囲にいた討伐者も、隣にいたリリアもみんなジュストさんの言葉に驚いていた。
「連れ帰るって、なに?」
「どういうことだよ」
「おいアレイス、説明しろ。一体何の話だ?」
アレイスさんの近くにいた討伐者が彼に詰め寄る。アレイスさんは小さく首を振るだけで、何も話そうとしない。
「隠し事はもうなしだ。ここにいる彼らに、全てを話してやったらどうだ」
ジュストさんがアレイスさんに声をかけたけど、アレイスさんは固く口元を結んだまま厳しい表情をしていた。
「言いたくないか、やれやれ。ならば俺が話してやろう。ここにいる男の名前は『アレイス・ロズ』ではない。本名は『アレクシス・ロズヴァルド』だ」
私は息が止まりそうになった。まさか、こんなところで彼の秘密を暴くなんて。ロズヴァルド、という名を耳にした討伐者の一部は、彼の正体に気づいたようでざわつき始めた。
「ロズヴァルドって、まさかあの『ロズヴァルド家』か!?」
「王宮筆頭魔術師の名じゃないか。アレイスは筆頭魔術師の息子だったのか?」
周囲のざわめきがひときわ大きくなり、騒ぎを聞きつけて次々と人が集まってきた。
「何があったんだ?」
「アレイスは貴族だったんだよ」
「しかも王宮筆頭魔術師の息子だってさ……」
アレイスさんに視線が集まるけど、彼は何も喋らない。表情一つ変えず、ただその場にじっと立っている。周りに集まった人たちが次々に話しかけるけど、それでも彼は何も反応しない。
「エルナ。もしかしてこのこと知ってたの?」
リリアが鋭い視線を私に向けた。
「……うん。黙っててごめん」
「やっぱりね。何か隠してるとは思ってたのよ」
リリアは呆れたようにため息をつき、私の隣にやってきて肩を軽く叩いた。
「アレクシスは王都の生まれだ。しばらく討伐者として暮らしていたが、このたび王都に帰ることになった。支団長と至急話したいと伝えてくれ」
ジュストさんは周囲の喧騒もどこ吹く風といった感じで、私に言った。アレイスさんが王都に帰る、との言葉がどこか現実感のないまま、私はアメリアさんを呼びに行った。
♢♢♢
ロビーで待つアレイスさんとジュストさんを出迎えに、ベケット副長がやってきた。ジュストさんからの伝言を伝えようと支団長室へ行ったら、その場にベケット副長もいた。二人から後のことは任せろと言われ、私はそのまま仕事に戻った。
アレイスさんはアメリアさんと話したあと、ロビーに顔を出すこともなくそのまま王都へ飛び立ってしまった。私は彼と話せず、見送ることも叶わなかった。アレイスさんはずっと私を見ようともしなかった。きっと彼も私と話したくなかったのだ。
「エルナ。アレイスさんと話さなくてよかったの?」
リリアは心配そうに言ってきたけど、私は首を振った。このまま離れ離れになることに、動揺がないと言ったら嘘になる。だけど彼を簡単に許すことはできなかった。
思えばおかしいことばかりだったのだ。彼が私の家のことをよく知っていたり、都合よく私の前に現れたり。私を守る為だなんて言うけれど、そんなのは言い訳だ。勝手に私の生活を覗かれていたことに腹が立った。
私は怒りを押し込め、仕事を続けていた。それでも、彼ともう会えないだろうと思うと、少しだけ胸が痛んだ。
色々あったけど、彼との楽しい思い出を全部否定したくはなかった。彼と過ごした日々は、毎日がキラキラしていて、本当に楽しかったのだ。
♢♢♢
アレイスさんが王都に帰ってから数日が経った。私はいつも通りに働いているつもりだったけど、ちょっとしたミスが増えた。手続きの手順を飛ばしたり、討伐者さんの階級を見間違えたり、いつもなら絶対にしないミスだ。最近、いろんな人に謝ってばかりいる気がする。
浮かない気分のまま、昼の休憩に入った。廊下を歩いていると、向こうからベケット副長が手を上げながらやってきた。
「エルナ! ちょうど呼びに行こうと思っていたところだ。支団長が君と話したいそうだよ」
「アメリアさんが?」
「悪いがすぐに支団長室へ行ってくれるかい」
「分かりました」
昼食を取ろうと思っていたけど、アメリアさんが呼んでいるならすぐに行かなきゃいけない。私は急いで支団長室へ向かった。
♢♢♢
「ごめんなさいね、突然呼び出して」
「いえ、大丈夫です」
支団長室で、アメリアさんと私は机を挟んで向かい合う。直立している私に、アメリアさんは笑いながら「楽にして」と言った。
「エルナ。最近少しミスが多いようね」
「……申し訳ありません」
最近仕事に集中できていないことは、アメリアさんにも知られていた。駄目だな、ちゃんとしないと。
「あなたが仕事に集中できない理由は、アレイスのことが原因ではないの?」
「……どうしてそんなことを?」
アメリアさんの指摘にドキリとする。彼女は勘がいいし、職員のことをよく見ている。私がアレイスさんに片思いしていたことも、とっくに気づかれていたのだろうか。
「突然彼が王都へ帰ると言い出して、驚いたでしょうね? 私も同じよ。でも彼はあくまで一度帰るだけだと話していたわ。ドラゴン討伐で力を使い果たして、死にかけて……きっと家族のことが頭に浮かんだのではないかしら?」
「私は別に、アレイスさんのことは……」
「でも、あなたは彼と仲がよかったでしょう? アレイスもあなたにだけは秘密を打ち明けていた。突然彼がいなくなって、ショックだったんじゃない?」
「アレイスさんは王都で生まれ育った人です。彼はいずれ、王都に帰る人だったんです。一度家に戻ったら、もうミルデンには戻ってこないと思います」
「エルナ……」
アメリアさんは困ったような顔をしていたけど、私の言葉は止まらなかった。
「これでよかったんですよ。彼は才能ある魔術師なんですから、ミルデンよりももっと大きなギルドに行くべきです。王宮魔術師に戻ってもいいでしょうし」
「あのね、エルナ。アレイスは本当にミルデンが好きなのよ。彼は私に『登録バッジ』を返却しなかった。その意味は、彼が今でもミルデン支団の一員であるということよ。それにミルデン支団では彼を一級討伐者に昇格させることは、もう決まっているの。だから彼が戻るのを信じて待ってあげて」
「私が、彼を待つ……?」
なぜだか私は、苛立ちを隠せなかった。誰もが私にアレイスさんのことを聞いてくる。アレイスさんを信じて待てと言う。私を裏切ったのはアレイスさんなのに、私に待てと言うの?
「エルナ。あなたたちに何かあったの?」
アメリアさんは私の態度を見て、さすがにおかしいと思ったようだ。
「それは……」
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