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7 同じ職業って、どんな感じ?
しおりを挟むスウィード国、王城の近くにあるとあるダンジョン内________5層____
ギシャアァァーーーーーー!!
「良!そっちへ行ったわよ!!援護するからとどめお願い!」
「おう!任せとけ!!」
「!!二人共、油断するな!後ろにもう一匹いるぞ!!」
「きゃあ!ごめん、慧。助かった…」
「わりー、気付かなかった。さんきゅー、慧」
「…いや、いい。」
王城に残った現代組3人は、こんな調子でダンジョンで力をつけていた。
なんでも早く効率よく強くなるにはダンジョン攻略が一番いいらしい。
最初の一層目の時、結衣なんかは恐怖でよく泣きそうになっていたものだが、良や慧に感化されたのか、
だいぶ慣れるのも早く、己の僧侶としての力を発揮しだしている。
「これが異世界チートとかってやつなのかしら。攻撃しなきゃとか考えると、勝手に頭の中に呪文みたいなのが沢山浮かんでくるのよね。」
「結衣もか?俺もだ。呪文もそうだけど何か体も勝手に動くんだよな。俺、剣術なんて習ったこともないのに」
「良は魔法剣士だったか?中々様になってたぞ」
「ちゃかすなよ。そう言う慧は魔術師だっけ?あのルイスさんと同じ職業って、どんな感じ?」
「どんなと言われてもな…俺も呪文みたいのは頭にあるな。とにかく、俺は早く強くなりたい。飛鳥が心配だしな。」
「…慧、もしかしてルイスさんに言われたこと気にしてる?」
「お、おい、結衣!」
「…そうだな。俺もまだまだガキだったてことだ。だから、打倒ルイス!のつもりではいる」
結衣の指摘に良は慧が怒るのではとあわてたが、意外にも冷静な慧。
打倒ルイスと言ったときはニヤリと笑ってまでいた。
「…そうだな!強くなってルイスさんを見返そう!!」
「ほんとよね!!私も、あのルイスさんの言葉にはちょっとカチーンと来たもの!」
「…フッ…」
良い友人たちがいて本当に良かったと、心の底で思う慧だった…………。
…ボソッ
「俺は絶対強くなる。ルイスを超えることができなくても、いつか、並び立つくらいは……」
小さくつぶやかれた慧の言の葉はダンジョン内の魔獣の声にかき消されていった
______________________________________
順調に攻略を進め、実力も、レベルも上げていく現代組の3人。
だが、
彼らが飛鳥と再び会うのは、まだまだ先になってしまうとも知らず……
そしてその時、彼らと飛鳥の立場は別れてしまうかもしれないということも_____________。
この世に、永遠なんて存在しないのか…………
つづく
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