魔術について

ぺラダン

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section Magic(魔術)

呪いって出来るの?その3

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「じゃあマルガレーテ、最初の方に言ったけど、呪いは基本燃やす、撒く、刺す。この三つが多いんだよね。」

「うん」

「その一つの刺すっていうのはそれこそさっき言った黒とか紫の蝋燭に釘を刺す・・・とかが
多いんだよね。刺すっていうのは例に上げた三つの内でも一番イメージが出来るかな?」

「確かにイメージはしやすいね、じゃあ撒くって何を?何を撒くの?」

「さっき言ってたあの~『よくわからない混合物』って覚えている?」

「あれか・・・あれを使うなら人を呪うなんてどうすれば良いんだよ・・・」

「まぁ、この時点で潔く諦めて欲しい気持ちは結構あったりするんだけども・・・知識として教えると
地面に撒くって行為は相手がその土地に深い関わりが無いとあまり効果がなかったりするのかな・・・とか」

「は?」

「いや・・・逆切れされてもね、だって『相手の通るところに撒く』とかさ、結構な確率ゲームじゃないかい?
だからこそ、その人が通る道だったりするのは土地勘があってその人が、いや、呪う本人も住み慣れていないと
出来ないことじゃないかい?そういう事なら相手が住み慣れている所じゃないと第三者に被害が及んだら危ないし、むしろこっちに呪いが跳ね返りそうだし・・・非効率的だとは思わないかい」

「・・・まぁそれはそうだけども」

「だからマルガレーテ。呪うんならその・・・『紫の蝋燭』とか『パウダーを撒く』とかよりも


「それだ・・・!それだそれだそれだ!ありがとうヨハン!急いで紫と黒の蝋燭と釘を買って呪ってくるね!!!」

「お、おう行ってらっしゃい・・・?」
「・・・これでよかったのか・・?」


補足

今回の「呪いって出来るの?」三部作?が終わりましたが・・・
『なんだよガバガバどころかこの情報何処出だよゴルァ!!!表出ろ!!!』
って方もいらっしゃると思うので補足です。
今回参考資料に使用させていただいたのは『スペルズ 世界のおまじない事典 』という本から一部一部を抜粋して
書いたものなので統計は結構バラバラです。
調べ直せよ・・・って方もいらっしゃるとは思いますが
この文章の統計を取ったのが1年前でその統計を『呪いって出来るの?2』の執筆中に
無くしてしまう・・・というクソガバをやらかしました・・・が
呪いについて知らべた際に
『撒く、燃やす、刺す』の三段活用が特によくみられました。
燃やす→蝋燭、人形等 刺す→蝋燭、人形等を となんとなく繋がりそうなのですが
撒くだけはなんだかボッチ感があります。
撒くという動作は相手本人に関節的ではなく直接的に働きかける呪いだからですかね。
あと、蝋燭については「紫色の蝋燭を・・・」「黒の蝋燭を髑髏型に堀り・・・」
とかなりの特徴がみられました。
今も昔もビジュアルは重視するんですね。

あ、気が向いたらお気に入り登録よろしくお願いいたします!!(ビッグボイス)
以上。ペラダンでした。

参考資料 スペルズ 世界のおまじない事典 - ジュディカ・イルス著書  から引用
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