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第一章 Bullying ~いじめによる問題~
第一話 小学校
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2015年も終わろうとしているこの時、主人公ヨシマサはだらだらと過ごしている。
日本は今は平和?そんなはずはない。それもわかっていても、今普通に生活できていればそれでいい。こんな状況がわからないのなら、あなたは一度、さまざまな問題をこの目で見ていけばいい。
さぁ、行くのだ!ヨシマサよ。あなたの生き方を、今一度深く思い知るがいい。
【ヨシマサ】
なんだよこれ!?俺どっか行ってまうのか?
うわああああああああ!
まずは小学校でよく起きるいじめについての世界
【ヨシマサ】
なんだここ?小学校…?
ん?何やってんだ?
【ユウキ】
今日もバトルしようぜ!な!マサシ!
【マサシ】
え、また…?
【ユウキ】
またって、嫌なのか?
お前まさか、負けるからやりたくないだけじゃねぇ?
【マサシ】
ち、違うよ。
【ユウキ】
なんだよ!?お前ホンマに逃げてばっかだな!
よっしゃ!じゃあいくぜ!
【マサシ】
あ…や、やめて!
【ユウキ】
オラオラ~!
【コウスケ】
隙やり!
【ヨシマサ】
なんだよあれ…小学校でよくあるパターンじゃんか。なんでよりによってこんなところにいるんだ?
夢じゃないよな!?ちょっと学校のまわり見て行こ。どこの小学校かもわかんねぇしよー。
【マサシ】
痛い痛い!
【コウスケ】
はぁ?もう悲鳴あげんのかよ?
【担任の先生】
ちょっと!何してるの!?掃除の途中に暴れるんじゃない!
【ユウキ&コウスケ】
は~い。
【マサシ】
…。
【ヨシマサ】
あ!さっき虐められてた子だ。
ん?何やら震えてんぞ!?
…もしかして、あいつら何かしたんかな?
ちょっとごめん!
【マサシ】
!!
【ヨシマサ】
あ、逃げてしまった…。やっぱり何かあるなあれは。お?なんだこれ?『NEXT』…
急にボタンが出てきたし!はい、次へってすればいいんかな?
翌朝
【ヨシマサ】
おっと!?あ!あの子が下駄箱開けているところや。
すると、その下駄箱を開けると…
【マサシ】
うわぁっ!何これ?
雑巾…?しかも相当汚れてる。
一体誰が?
【ヨシマサ】
きっとあいつらだな。
何でわからないんやろ?
【マサシ】
はぁ~何かしたかなぁ僕…。
【ユウキ】
もうそろそろあいつが来るんじゃねぇ?
ほらほら…
【マサシ】
うわっ!何?何?
マサシは戸を開けた瞬間に黒板消しが頭に落ちた。
【マサシ】
な、なに…?
黒板消し?
【ユウキ】
ハハハハハ!ひっかかったー!
ホンマにお前はどんくさいやつだな笑
【マサシ】
まさか僕を狙って?
【ヨシマサ】
なんてやつだ。昔そういえばやってたなぁ~。
…って言ってる場合じゃねぇな。
ちょっとあいつに話かけよ。
ぬわっと!
【担任の先生】
はいはーい。ホームルーム始めるよー。
【ヨシマサ】
なんだよ、先生かよ。
邪魔しちゃあ悪いかな?
さて、どうすっかな~?ん?
またボタンが!今度はどこに?
すると、マサシの家に辿り着いた。
【ヨシマサ】
ここは…あの子の家か!?
てか、俺は幽霊になってる!?
見届けろっていうことか?
【マサシの母】
最近顔暗いけど、どうしたの?
学校で何かあった?
【マサシ】
別に何も…
【マサシの母】
…
まぁ、お母さんに話したくない気持ちはわかるけど、隠してても後で後悔するよ!?
【マサシ】
…!
【ヨシマサ】
あいつ、ビクッとしたな。
【マサシの母】
死んだ父ちゃんのこともあるけど、今は学校のことで悩みがあるんだろ?わかってるんだから…。
【マサシ】
何にもないって言ってるじゃん!
〔たったったった…〕
【マサシの母】
ちょっとマサシ!待ちなさい!
…はぁ、この年代になると、何も心開いてくれないね。
【ヨシマサ】
相当あの子、気弱いんだな…
あんだけでこんなに落ち込むとはな。
まぁ小学生やから仕方ないのかな?
【マサシ】
…。
なんで僕ばっかり。
【ヨシマサ】
何でターゲットに絞られたんだろう?
いじめって何からスタートかな?
あんまり理解してないんだよなぁ…。
【マサシ】
学校行きたくない。
仲の良い友達がいるわけでもないし。
【ヨシマサ】
何かあの子を助けたくなってきた。
何か良い方法はないものか…。
ん?待てよ、俺が代わりの先生役をやって、真相を突き止めようかな。
真相っていうまでもないんだが笑。
おっと、ここでボタンかよ。
ポチっと。
翌朝
【担任の先生】
はーい、今日は算数に詳しい先生を連れてきました。
【ヨシマサ】
げ!いきなり何だよ!
しかも算数に詳しいとか…俺算数そんな得意じゃねぇんだけどなぁ笑
【担任の先生】
ヨシマサ先生ー!ヨシマサ先生ー!
【ヨシマサ】
あ、どうも!ヨシマサと申します。
え~算数の先生をしておりますので、皆さんよろしくお願いします。
【生徒たち】
〔パチパチパチパチ〕
【担任の先生】
じゃあ、あとは頼みますね。1時間目は算数だから。
【ヨシマサ】
あ、はい。わかりました。
こうして算数の先生になったヨシマサは、1時間目まるまる授業していった。
【ヨシマサ】
ふぅ~なかなか教えるのって大変だな。
あ、先生!
【担任の先生】
あら、ちゃんと授業できてました?
【ヨシマサ】
ええ。しかし、一つ気になってるところがあるんですが…。
聞いてもよろしいですか?
【担任の先生】
ええ、構わないですよ。
【ヨシマサ】
あのクラスでいじめにあってないですか?
【担任の先生】
いじめなんか一切ないですけど。もう何をおっしゃるのやら。
【ヨシマサ】
わかりました。ありがとうございます。
(…たく、役に立たない。あ、まずい。そんなこと考えるな考えるな。)
【担任の先生】
どうしたの?
次は理科よ。先生は次のクラスよ。
【ヨシマサ】
あ、はい!
ってところでボタンかよ!
何だよ、次はどの場面に行くんだ?
すると、体育館の倉庫にマサシとユウキの姿が。
【ヨシマサ】
え?うわっ。(…なんでこんなところにいるんだよ。)
【ユウキ】
お前、先生にチクったな。俺がお前をいじめてること。
【マサシ】
し、知らない!僕は何も言ってない!
【ヨシマサ】
(さっき授業で名前知ったけど、マサシとユウキだな。先生って俺のこと言ってんのかな?)
【マサシ】
何するつもりなの?
【ユウキ】
そうだなぁ…今ここに燃えやすい道具がいっぱいあんだろ?
【マサシ】
え?なに?
【ユウキ】
だから、お前はここに閉じこもって、火の中で苦しめばいいんだ。
ほら、マッチならここにある。
逃げたければ今のうちだ。お前が正直に答えたら逃がせてやる。
【ヨシマサ】
(これはよく見る光景。俺はどうしたらいい?こんなん初めてなんだけど。)
【マサシ】
本当も何も、言ってないよ。
…信じてよ、ユウキくん。
【ユウキ】
気安く名前を呼ぶんじゃねぇ!
…あ!
【マサシ】
あ!マッチが!
【ヨシマサ】
何してんだよ!うわっ!火が!
【ユウキ】
せ、先生!?何故ここに!?
【ヨシマサ】
おい!消火器はどこだ?
近くにあんのか?
…あった!お前らどけって!
【ユウキ】
あ、あぁ…
【ヨシマサ】
馬鹿!マサシも助けてやれ!
お前のせいでこうなったんだろうが!
【ユウキ】
す、すいません!
…ほ、ほら。
【マサシ】
もう…死にたい。
【ユウキ】
死にたい!?いいから早く出ろって!
【ヨシマサ】
んあっ!まだかよユウキ!
【ユウキ】
今行きます!
ほらっ!頼むからこっち来てくれよ!
【マサシ】
う、うん…。
【ヨシマサ】
はぁはぁ。
…ん、あ、あぁ。無事か?二人とも。
【ユウキ】
はい!何とか…。
【ヨシマサ】
この馬鹿!焼き死にしようとしてたのか!?
なぁ?
【ユウキ】
い、いや、別にそんなつもりじゃあ…。
ただ、脅かそうと思って。
【ヨシマサ】
最近の子は命の大切さもわかっちゃいねぇ。
どうだ、お前が焼き死にしたろか?
あぁん?
【ユウキ】
す、すいません!
…そんなつもりは、そんなつもりはなかったんだ…。
【マサシ】
…。
【ヨシマサ】
見てみろよ。マサシがこんなに震えてる。
死が恐れてるという怖さが出てきてる。
逆の立場だったらお前はどうするんだ?
【ユウキ】
そ、それは…
【ヨシマサ】
そもそも何でマサシをいじめた?
弱々しいから?
【ユウキ】
はい。自分より弱々しいからです。
【ヨシマサ】
はぁ…とりあえず、君はマサシに謝れ。
【マサシ】
うぅ…。
【ユウキ】
マサシ、ごめん、俺が悪かった。
って、許してくれないよね。
【マサシ】
友達!
【ユウキ】
へ?
【マサシ】
友達になってくれたら、許してあげる…。
【ユウキ】
…。
しゃあないな。俺もどうかしてた。
わかったよ、友達になろうぜ。
【ヨシマサ】
とりあえずは、良かったのかな!?
(それにしても、何なんだこれ?俺、すごい良いことしてねぇか?)
うわっ!なんだなんだ?急にENDボタン!?
こうして、ヨシマサは小学校のいじめを、無事任務完了した。あの後、ユウキとマサシは友達になり、いじめという言葉さえ出てこない環境にもなった。
《補足》
ユウキという名前をつけた意味は、ヨシマサが小学校の時に、ユウキという人がいて、それをそのまま似せた性格を今回の人物として採用した。
もちろん火を燃やしたり、雑巾を入れたりなどはしてない。
マサシの名前には、「優」しくて「志」があることから生まれた名前です。
日本は今は平和?そんなはずはない。それもわかっていても、今普通に生活できていればそれでいい。こんな状況がわからないのなら、あなたは一度、さまざまな問題をこの目で見ていけばいい。
さぁ、行くのだ!ヨシマサよ。あなたの生き方を、今一度深く思い知るがいい。
【ヨシマサ】
なんだよこれ!?俺どっか行ってまうのか?
うわああああああああ!
まずは小学校でよく起きるいじめについての世界
【ヨシマサ】
なんだここ?小学校…?
ん?何やってんだ?
【ユウキ】
今日もバトルしようぜ!な!マサシ!
【マサシ】
え、また…?
【ユウキ】
またって、嫌なのか?
お前まさか、負けるからやりたくないだけじゃねぇ?
【マサシ】
ち、違うよ。
【ユウキ】
なんだよ!?お前ホンマに逃げてばっかだな!
よっしゃ!じゃあいくぜ!
【マサシ】
あ…や、やめて!
【ユウキ】
オラオラ~!
【コウスケ】
隙やり!
【ヨシマサ】
なんだよあれ…小学校でよくあるパターンじゃんか。なんでよりによってこんなところにいるんだ?
夢じゃないよな!?ちょっと学校のまわり見て行こ。どこの小学校かもわかんねぇしよー。
【マサシ】
痛い痛い!
【コウスケ】
はぁ?もう悲鳴あげんのかよ?
【担任の先生】
ちょっと!何してるの!?掃除の途中に暴れるんじゃない!
【ユウキ&コウスケ】
は~い。
【マサシ】
…。
【ヨシマサ】
あ!さっき虐められてた子だ。
ん?何やら震えてんぞ!?
…もしかして、あいつら何かしたんかな?
ちょっとごめん!
【マサシ】
!!
【ヨシマサ】
あ、逃げてしまった…。やっぱり何かあるなあれは。お?なんだこれ?『NEXT』…
急にボタンが出てきたし!はい、次へってすればいいんかな?
翌朝
【ヨシマサ】
おっと!?あ!あの子が下駄箱開けているところや。
すると、その下駄箱を開けると…
【マサシ】
うわぁっ!何これ?
雑巾…?しかも相当汚れてる。
一体誰が?
【ヨシマサ】
きっとあいつらだな。
何でわからないんやろ?
【マサシ】
はぁ~何かしたかなぁ僕…。
【ユウキ】
もうそろそろあいつが来るんじゃねぇ?
ほらほら…
【マサシ】
うわっ!何?何?
マサシは戸を開けた瞬間に黒板消しが頭に落ちた。
【マサシ】
な、なに…?
黒板消し?
【ユウキ】
ハハハハハ!ひっかかったー!
ホンマにお前はどんくさいやつだな笑
【マサシ】
まさか僕を狙って?
【ヨシマサ】
なんてやつだ。昔そういえばやってたなぁ~。
…って言ってる場合じゃねぇな。
ちょっとあいつに話かけよ。
ぬわっと!
【担任の先生】
はいはーい。ホームルーム始めるよー。
【ヨシマサ】
なんだよ、先生かよ。
邪魔しちゃあ悪いかな?
さて、どうすっかな~?ん?
またボタンが!今度はどこに?
すると、マサシの家に辿り着いた。
【ヨシマサ】
ここは…あの子の家か!?
てか、俺は幽霊になってる!?
見届けろっていうことか?
【マサシの母】
最近顔暗いけど、どうしたの?
学校で何かあった?
【マサシ】
別に何も…
【マサシの母】
…
まぁ、お母さんに話したくない気持ちはわかるけど、隠してても後で後悔するよ!?
【マサシ】
…!
【ヨシマサ】
あいつ、ビクッとしたな。
【マサシの母】
死んだ父ちゃんのこともあるけど、今は学校のことで悩みがあるんだろ?わかってるんだから…。
【マサシ】
何にもないって言ってるじゃん!
〔たったったった…〕
【マサシの母】
ちょっとマサシ!待ちなさい!
…はぁ、この年代になると、何も心開いてくれないね。
【ヨシマサ】
相当あの子、気弱いんだな…
あんだけでこんなに落ち込むとはな。
まぁ小学生やから仕方ないのかな?
【マサシ】
…。
なんで僕ばっかり。
【ヨシマサ】
何でターゲットに絞られたんだろう?
いじめって何からスタートかな?
あんまり理解してないんだよなぁ…。
【マサシ】
学校行きたくない。
仲の良い友達がいるわけでもないし。
【ヨシマサ】
何かあの子を助けたくなってきた。
何か良い方法はないものか…。
ん?待てよ、俺が代わりの先生役をやって、真相を突き止めようかな。
真相っていうまでもないんだが笑。
おっと、ここでボタンかよ。
ポチっと。
翌朝
【担任の先生】
はーい、今日は算数に詳しい先生を連れてきました。
【ヨシマサ】
げ!いきなり何だよ!
しかも算数に詳しいとか…俺算数そんな得意じゃねぇんだけどなぁ笑
【担任の先生】
ヨシマサ先生ー!ヨシマサ先生ー!
【ヨシマサ】
あ、どうも!ヨシマサと申します。
え~算数の先生をしておりますので、皆さんよろしくお願いします。
【生徒たち】
〔パチパチパチパチ〕
【担任の先生】
じゃあ、あとは頼みますね。1時間目は算数だから。
【ヨシマサ】
あ、はい。わかりました。
こうして算数の先生になったヨシマサは、1時間目まるまる授業していった。
【ヨシマサ】
ふぅ~なかなか教えるのって大変だな。
あ、先生!
【担任の先生】
あら、ちゃんと授業できてました?
【ヨシマサ】
ええ。しかし、一つ気になってるところがあるんですが…。
聞いてもよろしいですか?
【担任の先生】
ええ、構わないですよ。
【ヨシマサ】
あのクラスでいじめにあってないですか?
【担任の先生】
いじめなんか一切ないですけど。もう何をおっしゃるのやら。
【ヨシマサ】
わかりました。ありがとうございます。
(…たく、役に立たない。あ、まずい。そんなこと考えるな考えるな。)
【担任の先生】
どうしたの?
次は理科よ。先生は次のクラスよ。
【ヨシマサ】
あ、はい!
ってところでボタンかよ!
何だよ、次はどの場面に行くんだ?
すると、体育館の倉庫にマサシとユウキの姿が。
【ヨシマサ】
え?うわっ。(…なんでこんなところにいるんだよ。)
【ユウキ】
お前、先生にチクったな。俺がお前をいじめてること。
【マサシ】
し、知らない!僕は何も言ってない!
【ヨシマサ】
(さっき授業で名前知ったけど、マサシとユウキだな。先生って俺のこと言ってんのかな?)
【マサシ】
何するつもりなの?
【ユウキ】
そうだなぁ…今ここに燃えやすい道具がいっぱいあんだろ?
【マサシ】
え?なに?
【ユウキ】
だから、お前はここに閉じこもって、火の中で苦しめばいいんだ。
ほら、マッチならここにある。
逃げたければ今のうちだ。お前が正直に答えたら逃がせてやる。
【ヨシマサ】
(これはよく見る光景。俺はどうしたらいい?こんなん初めてなんだけど。)
【マサシ】
本当も何も、言ってないよ。
…信じてよ、ユウキくん。
【ユウキ】
気安く名前を呼ぶんじゃねぇ!
…あ!
【マサシ】
あ!マッチが!
【ヨシマサ】
何してんだよ!うわっ!火が!
【ユウキ】
せ、先生!?何故ここに!?
【ヨシマサ】
おい!消火器はどこだ?
近くにあんのか?
…あった!お前らどけって!
【ユウキ】
あ、あぁ…
【ヨシマサ】
馬鹿!マサシも助けてやれ!
お前のせいでこうなったんだろうが!
【ユウキ】
す、すいません!
…ほ、ほら。
【マサシ】
もう…死にたい。
【ユウキ】
死にたい!?いいから早く出ろって!
【ヨシマサ】
んあっ!まだかよユウキ!
【ユウキ】
今行きます!
ほらっ!頼むからこっち来てくれよ!
【マサシ】
う、うん…。
【ヨシマサ】
はぁはぁ。
…ん、あ、あぁ。無事か?二人とも。
【ユウキ】
はい!何とか…。
【ヨシマサ】
この馬鹿!焼き死にしようとしてたのか!?
なぁ?
【ユウキ】
い、いや、別にそんなつもりじゃあ…。
ただ、脅かそうと思って。
【ヨシマサ】
最近の子は命の大切さもわかっちゃいねぇ。
どうだ、お前が焼き死にしたろか?
あぁん?
【ユウキ】
す、すいません!
…そんなつもりは、そんなつもりはなかったんだ…。
【マサシ】
…。
【ヨシマサ】
見てみろよ。マサシがこんなに震えてる。
死が恐れてるという怖さが出てきてる。
逆の立場だったらお前はどうするんだ?
【ユウキ】
そ、それは…
【ヨシマサ】
そもそも何でマサシをいじめた?
弱々しいから?
【ユウキ】
はい。自分より弱々しいからです。
【ヨシマサ】
はぁ…とりあえず、君はマサシに謝れ。
【マサシ】
うぅ…。
【ユウキ】
マサシ、ごめん、俺が悪かった。
って、許してくれないよね。
【マサシ】
友達!
【ユウキ】
へ?
【マサシ】
友達になってくれたら、許してあげる…。
【ユウキ】
…。
しゃあないな。俺もどうかしてた。
わかったよ、友達になろうぜ。
【ヨシマサ】
とりあえずは、良かったのかな!?
(それにしても、何なんだこれ?俺、すごい良いことしてねぇか?)
うわっ!なんだなんだ?急にENDボタン!?
こうして、ヨシマサは小学校のいじめを、無事任務完了した。あの後、ユウキとマサシは友達になり、いじめという言葉さえ出てこない環境にもなった。
《補足》
ユウキという名前をつけた意味は、ヨシマサが小学校の時に、ユウキという人がいて、それをそのまま似せた性格を今回の人物として採用した。
もちろん火を燃やしたり、雑巾を入れたりなどはしてない。
マサシの名前には、「優」しくて「志」があることから生まれた名前です。
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