3 / 150
第3話:不幸の底辺を持つ少女
「……ごちそうさまでした」
リリと名乗った少女は、干し肉を最後の一欠片まで大切そうに飲み込むと、深々と頭を下げた。 その仕草は丁寧で、育ちの悪さを感じさせない。 だが、その体はいまだに小刻みに震えていた。
周囲には、俺が弾き飛ばした看板や、粉砕した植木鉢の残骸が散らばっている。 俺がここに立っていなければ、彼女は今頃、瓦礫の下でミンチになっていただろう。
「さて、腹も落ち着いたところで、少し調べさせてもらうぞ」
「え……?」
「お前のその体質だ。ただ事じゃない」
俺は片眼鏡(モノクル)を取り出し、装着した。 軍師時代に使っていた魔道具『解析のモノクル』。 対象のステータスやスキル構成を覗き見るアイテムだ。
「じっとしてろ。噛みつきゃしない」
「あ、はい……。でも、見ても面白くないと、思います……」
リリは恥ずかしそうに身を縮める。 俺は構わず、彼女に視線を固定した。
視界に半透明のウィンドウが浮かび上がる。 そこに表示された文字列を見た瞬間、俺は思わず息を飲んだ。
「……おいおい。マジかよ」
【名前】リリ 【種族】人族 【職業】暗殺者(アサシン) 【状態】衰弱、空腹、打撲、切り傷(多数)
【HP】15/2800 【MP】12/150
【STR(筋力)】C 【VIT(耐久)】D 【AGI(敏捷)】SSS(測定限界) 【DEX(器用)】S 【INT(知力)】B
【LUK(幸運)】-9,999,999(測定不能・限界突破)
「バグか……?」
俺はモノクルを叩いて再起動したが、数値は変わらない。 マイナス999万。 見たことがない数字だ。 通常、LUKがマイナス100もあれば、階段から落ちて首を折るレベルだ。 この数値なら、生まれた瞬間にへその緒が首に絡まって窒息死していてもおかしくない。 いや、そもそも生まれる確率すらゼロに近いだろう。
存在自体が、確率論に対する冒涜だ。
「……やっぱり、変ですよね」
俺の反応を見て、リリが自嘲気味に笑った。 その笑顔は、諦めに塗り潰されている。
「昔からそうなんです。私が歩けば道が崩れる。屋根の下に入れば天井が落ちる。誰かと関われば、その人にも災いが降りかかる……。だから、ギルドで『呪い子』って呼ばれて……」
「待て。話が合わないぞ」
俺は彼女の言葉を遮った。
「これだけのマイナス補正だ。普通なら1秒後に心臓発作で死ぬのがオチだ。だが、お前は生きている。五体満足で、ここで呼吸をしている」
なぜだ? 俺はウィンドウをスクロールさせ、スキル欄を確認した。 そして――納得した。 そこには、異常なまでの「生存本能」の結晶が刻まれていたからだ。
【保有スキル】 ・危機察知:Lv.MAX ・直感回避:Lv.MAX ・パリィ(受け流し):Lv.MAX ・毒耐性:Lv.MAX ・落下耐性:Lv.MAX ・痛覚遮断:Lv.5 ・気配遮断:Lv.8
「……ははっ」
乾いた笑いが出た。 なるほど、そういうことか。
彼女は運が良いから生き残ったのではない。 運が悪すぎて、「死」が毎秒ごとの日常として襲いかかってくる環境にいたせいで、それらをすべて「実力」でねじ伏せるしかなかったのだ。
落ちてくる看板を紙一重でかわす反射神経(AGI:SSS)。 背後からの凶器を肌で感じる危機察知。 毒入りの食事を分解する耐性。
降り注ぐ不運という名の豪雨の中を、傘も差さずに、全ての雨粒を見切って避け続けてきたようなものだ。 これを「過剰適応」と言わずしてなんと言う。
「お前、職業は暗殺者(アサシン)になってるな」
「……はい。普通の仕事は、すぐに店を壊しちゃうので……。魔物を倒したり、危険な場所の調査なら、一人でできるから……」
「そうか。だが、依頼達成率は最悪だろう?」
「……どうして、それを」
リリが驚いた顔をする。 簡単な推測だ。 ターゲットを殺す前に、自分が罠にかかったり、不測の事態でターゲットが逃げたりするからだ。 実力は最強クラスなのに、結果が出せない。 それが彼女の人生だったのだろう。
「……気持ち悪い、ですよね」
リリが膝を抱え、小さく呟いた。
「この数字……以前、教会の神官様に見てもらった時、悲鳴を上げて逃げられました。『災厄の権化だ』って」
彼女の瞳から、光が消えている。 自分は生きていてはいけない存在なのだと、そう信じ込んでいる目だ。
「――傑作だ」
俺の口から出たのは、称賛の言葉だった。
「え……?」
「気持ち悪い? 逆だ。美しいよ、お前のそのステータスは」
俺はしゃがみ込み、彼女の顔を覗き込んだ。
「これほどの理不尽な運命(システムの悪意)に晒されながら、お前は己の力だけで生き抜いてきた。神が『死ね』と言い続けるのを、中指立てて拒否し続けてきたんだ。……それを奇跡と言わずしてなんと言う」
「き、せき……?」
「ああ。お前は最強の生存者だ。誇っていい」
俺の言葉に、リリはポカンと口を開いていた。 罵倒されることはあっても、褒められたことなど一度もなかったのだろう。 その赤眼が、揺れるように潤み始める。
(それに……)
俺は内心で、邪悪な笑みを浮かべた。
マイナス999万の不運値。 そして、それを補って余りある最強の回避能力。 俺のスキル【不運付与】――正確には【確率操作】にとって、これ以上の「相棒(パーツ)」はない。
俺が彼女の「不運」を肩代わり(吸収)してやれば、俺の「不運ストック」は無限に潤う。 そして彼女は、その枷が外れれば、AGI:SSSの超人として覚醒する。
ウィン・ウィンなんて生ぬるい関係じゃない。 これは、世界を征服できる組み合わせだ。
「リリ。取引をしないか」
俺は彼女に手を差し伸べた。 勇者パーティを追放された夜。 俺は、勇者よりも遥かに価値のある「原石」を拾い上げたのだ。
リリと名乗った少女は、干し肉を最後の一欠片まで大切そうに飲み込むと、深々と頭を下げた。 その仕草は丁寧で、育ちの悪さを感じさせない。 だが、その体はいまだに小刻みに震えていた。
周囲には、俺が弾き飛ばした看板や、粉砕した植木鉢の残骸が散らばっている。 俺がここに立っていなければ、彼女は今頃、瓦礫の下でミンチになっていただろう。
「さて、腹も落ち着いたところで、少し調べさせてもらうぞ」
「え……?」
「お前のその体質だ。ただ事じゃない」
俺は片眼鏡(モノクル)を取り出し、装着した。 軍師時代に使っていた魔道具『解析のモノクル』。 対象のステータスやスキル構成を覗き見るアイテムだ。
「じっとしてろ。噛みつきゃしない」
「あ、はい……。でも、見ても面白くないと、思います……」
リリは恥ずかしそうに身を縮める。 俺は構わず、彼女に視線を固定した。
視界に半透明のウィンドウが浮かび上がる。 そこに表示された文字列を見た瞬間、俺は思わず息を飲んだ。
「……おいおい。マジかよ」
【名前】リリ 【種族】人族 【職業】暗殺者(アサシン) 【状態】衰弱、空腹、打撲、切り傷(多数)
【HP】15/2800 【MP】12/150
【STR(筋力)】C 【VIT(耐久)】D 【AGI(敏捷)】SSS(測定限界) 【DEX(器用)】S 【INT(知力)】B
【LUK(幸運)】-9,999,999(測定不能・限界突破)
「バグか……?」
俺はモノクルを叩いて再起動したが、数値は変わらない。 マイナス999万。 見たことがない数字だ。 通常、LUKがマイナス100もあれば、階段から落ちて首を折るレベルだ。 この数値なら、生まれた瞬間にへその緒が首に絡まって窒息死していてもおかしくない。 いや、そもそも生まれる確率すらゼロに近いだろう。
存在自体が、確率論に対する冒涜だ。
「……やっぱり、変ですよね」
俺の反応を見て、リリが自嘲気味に笑った。 その笑顔は、諦めに塗り潰されている。
「昔からそうなんです。私が歩けば道が崩れる。屋根の下に入れば天井が落ちる。誰かと関われば、その人にも災いが降りかかる……。だから、ギルドで『呪い子』って呼ばれて……」
「待て。話が合わないぞ」
俺は彼女の言葉を遮った。
「これだけのマイナス補正だ。普通なら1秒後に心臓発作で死ぬのがオチだ。だが、お前は生きている。五体満足で、ここで呼吸をしている」
なぜだ? 俺はウィンドウをスクロールさせ、スキル欄を確認した。 そして――納得した。 そこには、異常なまでの「生存本能」の結晶が刻まれていたからだ。
【保有スキル】 ・危機察知:Lv.MAX ・直感回避:Lv.MAX ・パリィ(受け流し):Lv.MAX ・毒耐性:Lv.MAX ・落下耐性:Lv.MAX ・痛覚遮断:Lv.5 ・気配遮断:Lv.8
「……ははっ」
乾いた笑いが出た。 なるほど、そういうことか。
彼女は運が良いから生き残ったのではない。 運が悪すぎて、「死」が毎秒ごとの日常として襲いかかってくる環境にいたせいで、それらをすべて「実力」でねじ伏せるしかなかったのだ。
落ちてくる看板を紙一重でかわす反射神経(AGI:SSS)。 背後からの凶器を肌で感じる危機察知。 毒入りの食事を分解する耐性。
降り注ぐ不運という名の豪雨の中を、傘も差さずに、全ての雨粒を見切って避け続けてきたようなものだ。 これを「過剰適応」と言わずしてなんと言う。
「お前、職業は暗殺者(アサシン)になってるな」
「……はい。普通の仕事は、すぐに店を壊しちゃうので……。魔物を倒したり、危険な場所の調査なら、一人でできるから……」
「そうか。だが、依頼達成率は最悪だろう?」
「……どうして、それを」
リリが驚いた顔をする。 簡単な推測だ。 ターゲットを殺す前に、自分が罠にかかったり、不測の事態でターゲットが逃げたりするからだ。 実力は最強クラスなのに、結果が出せない。 それが彼女の人生だったのだろう。
「……気持ち悪い、ですよね」
リリが膝を抱え、小さく呟いた。
「この数字……以前、教会の神官様に見てもらった時、悲鳴を上げて逃げられました。『災厄の権化だ』って」
彼女の瞳から、光が消えている。 自分は生きていてはいけない存在なのだと、そう信じ込んでいる目だ。
「――傑作だ」
俺の口から出たのは、称賛の言葉だった。
「え……?」
「気持ち悪い? 逆だ。美しいよ、お前のそのステータスは」
俺はしゃがみ込み、彼女の顔を覗き込んだ。
「これほどの理不尽な運命(システムの悪意)に晒されながら、お前は己の力だけで生き抜いてきた。神が『死ね』と言い続けるのを、中指立てて拒否し続けてきたんだ。……それを奇跡と言わずしてなんと言う」
「き、せき……?」
「ああ。お前は最強の生存者だ。誇っていい」
俺の言葉に、リリはポカンと口を開いていた。 罵倒されることはあっても、褒められたことなど一度もなかったのだろう。 その赤眼が、揺れるように潤み始める。
(それに……)
俺は内心で、邪悪な笑みを浮かべた。
マイナス999万の不運値。 そして、それを補って余りある最強の回避能力。 俺のスキル【不運付与】――正確には【確率操作】にとって、これ以上の「相棒(パーツ)」はない。
俺が彼女の「不運」を肩代わり(吸収)してやれば、俺の「不運ストック」は無限に潤う。 そして彼女は、その枷が外れれば、AGI:SSSの超人として覚醒する。
ウィン・ウィンなんて生ぬるい関係じゃない。 これは、世界を征服できる組み合わせだ。
「リリ。取引をしないか」
俺は彼女に手を差し伸べた。 勇者パーティを追放された夜。 俺は、勇者よりも遥かに価値のある「原石」を拾い上げたのだ。
あなたにおすすめの小説
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
追放即死と思ったら転生して最強薬師、元家族に天罰を
タマ マコト
ファンタジー
名門薬師一族に生まれたエリシアは、才能なしと蔑まれ、家名を守るために追放される。
だがそれは建前で、彼女の異質な才能を恐れた家族による処刑だった。
雨の夜、毒を盛られ十七歳で命を落とした彼女は、同じ世界の片隅で赤子として転生する。
血の繋がらない治療師たちに拾われ、前世の記憶と復讐心を胸に抱いたまま、
“最強薬師”としての二度目の人生が静かに始まる。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります
しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。
納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。
ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。
そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。
竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。