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第2章

第22話 禁断のレズ

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ーーーラヴィアンローズ内

オーディン傭兵団の連中と別れて、ラヴィアンローズに戻り、パックと大浴場でゆっくりと湯船に浸かっている。この大浴場は掃除いらずで、大浴場から出ると自然に復元の魔法により、入浴する前の状態に戻るので石鹸の補充などもいらなくて楽でいい。エロース神様の気づかいに感謝だよな。

「良いお湯だね! 妖精国にいた時もよくピッケちゃんと入ったよ!」

「ピッケちゃん? ああ、パックを召喚したときに、パックが一緒にお茶してた女の子だっけ? ていうか、妖精って性別があったのか。夜伽の時もいつでもパックは服を着ているから気がつかなかったよ」

「小さいだけで普通に性別あるよ! ピッケちゃんは女の子だしね! うひひっ、意外にピッケちゃんはオッパイ大きいんだよね!」

「そうなのか。ピッケちゃんと一緒にお風呂に入ると言っていたが、妖精族がお風呂に入るとき、男女混浴なのか?」

「そうだよ! お風呂に入った後、そのまま押し倒して夜伽ならぬ、風呂伽をするんだよね。セシルに召喚されなかったら、今頃ピッケちゃんを毎日オイラの性愛魔法でヒィ~ヒィ~言わしてたところだったんだよ!」

妖精同士でも夜伽をするのか。意外な事実が判明したな。妖精国に行くことがあったら妖精の夜伽を見てみたい。小さいだけでヒューマンと変わらないかもしれないがな。

『ガラガラガラガラッ』

ラヴィアンローズ店内でデザートを作る練習をしていたホリーが戸を開けてお風呂に入ってきた。少しでもオレの役に立ちたいと、健気に料理とデザート作りに精を出しているのだった。

「ん、どうしたのホリー? 一緒に入りに来たの?」

デザート作りの練習を終わらせたから抱いて欲しくてお風呂に入って来たのだろうか。ならばお風呂で思いっきり抱いて中に神液をたっぷりとくれてやろう、ぐふふふ♪

「店長……お客様がお見えです」

「抱かれたかったわけではないのか。それにしてもこんな時間にお客様って誰だろう? もしかしたら、ミルアとアナスタシアがフルプレートアーマー1式の誘惑に負けたかな?」

「いえ……違います」

お風呂からあがりラヴィアンローズ店舗内に行くと2人の女性が立っていた。1人は一度も見たことのない女性で、年齢は二十代後半といったところだろうか。もう1人はウォルドーフ卿の屋敷で、奥方であるブリトニーの治療をしていた修道女ボニーだった。2人は怖いくらい思い詰めたような表情で立っていた。

「先程の修道女か。こんな時間にどうしたんだ? 何かオレに用でもあるのか?」

「「「…………………………………………………………」」」

「黙っちゃってどうしたのさ? セシルに何か用事があるんでしょ!」

質問には答えずしばらくオレとパックを見極めるような真剣な眼差しで見ていた2人の女の子だったが、ボニーが重い沈黙を破り口を開いた。

「先程はブリトニー様のお命をお救いくださり、ありがとうございます。その時のことをエロース神殿で話しましたら、セシル様にフェロニア大神殿の責任者であらせられます司教ローソンが会いたいと言われたのでお連れしました」

ボニーの後ろにいた黒髪ロングの女の子が前に出てきてオレの顔をジーッと見つめる。

「私はフェロニア市の最も大きなフェロニア大神殿で司教を任されている、アリサ・ローソンと申します。実は先月、神都ベネベントにあるパルミラ神殿でエロース神の化身がご光臨されました。
その吉報はラティアリア大陸中のエロース神殿に向け、一斉に知らせが届きました。その知らせでは、そのお姿や神名、特徴などが詳しくかかれておりました。お名前はセシル様ということ、眷属はパックという妖精族を従えているということ。超絶的な美少年ということが書かれておりました。それらはあなた様にピッタリとあてはまっているのでございます」

すでに司教はオレが神の化身セシルであると確信しているようだ。本当のことを言うべきか少し迷うが、アリシアの動向が気になるので神の化身セシルであることを明かすことにした。

「そうだ。オレが神の化身セシルだ。このラティアリア大陸の者では倒すことが絶対に出来ない魔龍を討伐するために神界から降臨した」

「ああっ! やはりその麗しいお姿は、千年前に描かれた神殿内の絵画にとても似ていると思っていましたわ。今日はなんて素晴らしい日なのでしょう! 神とお会いできるなんて、もう死んでも悔いはございません!」

「はい、司教様! このラティアリア大陸が出来て千年、初めて神の化身が降臨された時にお会い出来るなど! あああっ、セシル様! セシル様! セシル様ぁ~!」

司教アリサと修道女ボニーは歓喜の涙をハラハラと流しながら、オレの目の前で両膝を床に付け両手を顔の前で組んだ。千年前にオレが描かれたとは、どのような絵なのかが気になる。エロース神様は千年も前からオレが異世界に降臨することを予測していたのだろう。神だから当然そうだろうが、何か腑に落ちないところがある。

例えば、ティムガット市でラスメデュラス騎士団団長ビル・ポートフォリオが言っていたことだ。「千年の恨み、晴らさでおくべきか」と。こちらも同じ千年という共通点がある。やはり千年前にラティアリア大陸で何かが起きたのだろうか?

しばらく2人は神への祈りの言葉を捧げながら、歓喜の涙がおさまらなかった。祈りの祝詞が終了するとようやく落ち着いたようだった。

「祈りも良いが、2人にはオレが神の化身であることの口外を禁ずるが、いいな。それが知られると様々な勢力が動きだし、魔龍討伐の邪魔になるからな。次からはオレが呼ぶまでここにも来てはならない」

「「「承知いたしました! セシル様!」」」

突然、司教アリサがグイッとボニーを手で前に押し出す。ボニーはすぐにその行為の意味が分かったようで顔がカァッと赤くなる。恥ずかしさで顔を両手の平で隠してしまった。

「セシル様、今夜の神聖娼婦だけはお受けいただけないでしょうか? このボニーは器量も良く幼い頃からエロース神殿でよく働いたので、幸いにもエロース神様から加護をいただきました。まだ前も後ろも処女ですのでセシル様のお好みでご自由にお使いください」

「前も、後ろも……だと」

いやいや、オレには後ろの穴を使う趣味はないからな。《クリーン/清浄》の魔法で尻穴の奥深くまで綺麗になるといってもだ。

そうだ! 良いことを思いついたぞ。今日はいつもと趣向を変え、司教アリサと修道女ボニーにレズらせ、その背徳的な行為を見て楽しもう。地球でも宗教家って禁忌が多いから、罪悪感が一杯でオレを興奮させてくれること間違いなしだろう、ぐふふふふ♪

「分かった。ボニーを抱いてやろう。ただし、司教アリサも残ってもらうぞ」

「えっ? わ、私もですか? 私は年齢を重ねており、とてもセシル様のお相手をする事は難しいかと……」

年齢を重ねているって言ったって、28歳という年齢だ。16歳で成人となるこの異世界では年がいっているということだろうが、28歳ということは日本では若い部類だからな。もともとオレも45歳だったし、そのくらいの年齢の方が良いこともある。
むしろその年齢の方が、自分の体のエロさに気がついて恥じらいが増しているような気がする。恥じらいはオレの栄養源ということだ。陰部をM字状態でさらけ出しても、全く恥じらわないという10台や20台の方が幻滅するのだ。

「今日はアリサとボニーの2人で、神聖娼婦の技術を最大級に使いイカしあいなさい。オレは目の前で見ているからな」

「「「え!? ええっ~!」」」

2人とも驚きすぎて顔が縦に変形しちゃったよ。よっぽどビックリしたのだろう、ぐふふふふ♪ サプライズタイム!

「セシル様、女の子同士で、そ、そのような事はエロース教会では禁忌行為に値することです! 絶対できません! 無理でございます!」

予想通りの反応ゴチです。パルミラ教皇国の時もそうだったが、神の言葉は絶対なのだ。超恥ずかしがりやのサーシャの陰毛も剃らせてもらったしな。チラッと左肩を見たら、座っているパックが鼻の穴をありえないくらい広げてニヤニヤしているよ。意図をすぐに気がつくとはさすが変態妖精パックだ。我が相棒よ。我が親友よ。

「この神の化身セシルが良いと言った時のみ、禁忌が解除されるのだ。分かったな?」

「「「……………………………………………」」」

しばらく2人共に顔を見合せていたが物凄く嫌そうに見えた。それもそのはずでエロース信者は加護があることが分かった段階で神殿に連れて行かれるのだ。そのため1桁の年齢から神殿で修行をしている。女司教といったら直接指導も受けている事だろうし母親も同然である。他人ならまだしも身内とレズるのは嫌なのだろうな。

さらに沈黙が続いていたがそのような関係は知ったことではない。レズが見たいから、早くイエスと言え! オレの期待に応え、興奮させてくれ! 普通の夜伽ばかりだといずれ飽きてしまうだろう。このラティアリア大陸を救うために、様々な性的な趣向を凝らさなければならないのだ。ラティアリア大陸の平和のためにもイエスと言え! 言うんだ!

「「「承知……いたしました」」」

しばらく沈黙の時間があったが、2人は渋々頭を下げ了承した。よし! これで初レズを目の前の特等席で見ることが出来るぜ。しかも、禁断の義母娘レズがな。神の権力って凄い! ぐふふふふ♪

「……ホリーは部屋に戻っていなさい」

「はい……店長」

ホリーはお店から出て、自分の部屋に入っていく。よしよし、素直な女の子はオレは大好きだぞ。後日にたっぷりと夜伽でヒィヒィ言わせてやろう。いや、ヒィヒィ言わされるのはオレの方か?

だがこれでゆっくりとレズプレイを楽しめるな。《探査マップ/神愛》で修道女2人のステータスを見てみよう。

●名前:ボニー・クルスク
●年齢:17歳
●種族:ヒューマン
●所属:ステュディオス王国フェロニア市エロース大神殿修道女
●身長/体重:154/44
●髪型:金髪ミディアム
●瞳の色:青色
●スリーサイズ:80/48/82
●カップ/形:B/半球型
●経験:なし
●性格:G
●状態:困惑
●ベースレベル:54
●職業:レベル24聖騎士
●HP:2148
●MP:2110
●腕力:1080
●体力:1068
●敏捷:1097
●知力:1045
●魔力:1065
●器用度:1038
●スキル
神聖魔法3、戦棍術3、盾術3、生活魔法、エロース神の加護

●名前:アリサ・ローソン
●年齢:28歳
●種族:ヒューマン
●所属:ステュディオス王国フェロニア市エロース大神殿司教
●身長/体重:160/50
●髪型:黒髪ロング
●瞳の色:黒色
●スリーサイズ:84/56/88
●カップ/形:C/おわん型
●経験:あり
●性格:G
●状態:困惑
●ベースレベル:68
●職業:聖騎士レベル38
●HP:2742
●MP:2785
●腕力:1360
●体力:1382
●敏捷:1412
●知力:1397
●魔力:1388
●器用度:1342
●スキル
神聖魔法4、戦棍術5、盾術5、生活魔法、エロース神の加護

そのまま修道女たちを自室に連れていく。神の化身セシルが住んでいる部屋に入れるというのに、先程までの神の化身と会えたという歓喜の心は消え、とても硬い表情となっていて緊張しているように見える。

母と娘のような関係だった2人がオレの許しが出るまで、乳房を舐め、陰部を舐め、お互いをイカセ続けるのだから緊張もするだろう。まだ他人だった方がやりやすいに違いないな。

ーーだがそれがいい!

その背徳感をオレは見たいのだよ。ぐふふふ♪

《クリーン/清浄》×4

「さあ、はじめるがよい。オレがいいと言うまで達しあい続けなさい」

「「「……はい」」」

パックも大興奮し、乗り出して食い入るように見ている。

「む……んちゅ……んむ……」

舌を出し入れしながら、お互いの舌を吸ったり転がしたりしている。おお! キスだけというのに、やはりいつもより興奮しそうだ。

「ちゅっ……む……んちゅ♡……ぶぶ」

そしてアリサがボニーと吸い合っていた唇から首もとへと唇をずらしていき、右の乳房から乳首へとさらにずらす。ボニーは処女だけあり感度が良好で、乳首を少し舐められただけでビクビクと反応をしていた。

「ああ、そ、そこは! 気持ち良いです司教様ぁ~」



    
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