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ぬかったわ‥‥‥‥
「お姫さ~ん。作業着みたいなの、ないかな~」
「「 んぎゃあぁぁぁぁ─────!! 」」
日も暮れたことだし、ご飯とお風呂に帰るか、とシロ君と共に砦に帰ってきた私は、姫さんとサラさんの悲鳴に出迎えられた。
姫さんは、突然現れた私に。サラさんは、あちこち泥と砂に汚れた服に。
サラさんに速攻で脱衣所に突っこまれ、服を剥かれ大浴場に放り込まれた。
「‥‥‥‥なんという職人技」
有無を言わさぬ早業に、一言も発することも出来なかった‥‥‥‥。
「そういえば、シロ君はどこ行ったのかな?」
リオがのんびり一人風呂を楽しんでいる隣の男性用の建物では、ちょっとした騒動が起こっていた。
「うわぁ!」
「おわ─────!来たぞ来たぞ─────!」
「おい!誰か、フリート様呼んで来い!」
どっぱ─────んと派手な音と共に、フェンリルが湯舟に飛び込み、盛大にお湯をまき散らしだした。
縦横無尽に泳ぎまくるフェンリルに打つ手なしと見守っていた男達は、ほどなくブラシ片手に現れたフリートによって、安堵のため息を漏らしたのである。
ペタペタとスリッパの様なものを履いて廊下を歩いていると、反対側からウィル少年が走ってきた。
「リオさん。食事の用意が出来てますので、食堂へ参りましょう」
「本当?行く行く。そういえばシロ君知らない?」
「シロ君なら、大浴場でフリート様に洗われてましたよ」
「え~。私にはちっとも洗わせてくれないのに~」
ブツブツ文句は出るが、いつかのように男湯に突撃することなく、食堂に足が向いている事にウィル少年は心の中でホッとした。
本人は洗えなくて不満そうだが、当のシロ君は堪能していた湯舟から出され、体中を泡だらけにされて何だか遠い目をしていた。
「そういえぱリオさん、作業着が欲しいとか」
「うん、そう。ちょっとやる事があってさ。まだ途中なんだけど、今日以上に汚れそうなんだよね」
お姫さんにもらった服は制服っぽく、土木工事(?)には不向きだった。というか、これ以上サラさんにキレられたくない。あれはちょっと怖かった
「作業着は、ある事はあるんですけど‥‥‥‥」
「─────?」
ウィル少年のはっきりしない台詞の意味は、次の日に判明した。
「あらぁ~」
「やっぱり、ちょっと無理が‥‥‥‥」
作業着はあるにはあった。─────が、徹底的にデカすぎてサイズが合わなかった。
この砦にも女性陣はいる。が土木作業的な事になると圧倒的に男性隊員となるので、リオが求める機能を持ったものは男性用しか無かったのだった。
しかも騎士クラスの隊員という事なので、皆けっこうガタイがいいのでリオが試着をしてみれば、色んな所がぷらぷらぶかぶかの残念仕様になってしまった。
「ぬう、想定外だったわ」
「リオさん、あきらめてコレにしましょう!」
『姫さんコレクション』から違うタイプの騎士服を両手で捧げ持つお姫さん。その背後でフリフリピンクの服を主張するユリアさん。
─────やめて、違うんです。綺麗な服を持ってこないで下さい。サラさんからの圧が怖いんです。それとユリアさん、そのフリルは貴方が着なさい。
「そ、そ、そうだ。ギルドがあった街に行けば売ってるよね?」
「まあそうですね。あそこは冒険者もいますし‥‥‥‥」
「じゃあちょっと、見に行ってくるわ」
部屋から飛び出そうとした私を三人がかりで止められた。
「その格好で行くんですか?」
─────あ、ハイ、すみません。
「「 んぎゃあぁぁぁぁ─────!! 」」
日も暮れたことだし、ご飯とお風呂に帰るか、とシロ君と共に砦に帰ってきた私は、姫さんとサラさんの悲鳴に出迎えられた。
姫さんは、突然現れた私に。サラさんは、あちこち泥と砂に汚れた服に。
サラさんに速攻で脱衣所に突っこまれ、服を剥かれ大浴場に放り込まれた。
「‥‥‥‥なんという職人技」
有無を言わさぬ早業に、一言も発することも出来なかった‥‥‥‥。
「そういえば、シロ君はどこ行ったのかな?」
リオがのんびり一人風呂を楽しんでいる隣の男性用の建物では、ちょっとした騒動が起こっていた。
「うわぁ!」
「おわ─────!来たぞ来たぞ─────!」
「おい!誰か、フリート様呼んで来い!」
どっぱ─────んと派手な音と共に、フェンリルが湯舟に飛び込み、盛大にお湯をまき散らしだした。
縦横無尽に泳ぎまくるフェンリルに打つ手なしと見守っていた男達は、ほどなくブラシ片手に現れたフリートによって、安堵のため息を漏らしたのである。
ペタペタとスリッパの様なものを履いて廊下を歩いていると、反対側からウィル少年が走ってきた。
「リオさん。食事の用意が出来てますので、食堂へ参りましょう」
「本当?行く行く。そういえばシロ君知らない?」
「シロ君なら、大浴場でフリート様に洗われてましたよ」
「え~。私にはちっとも洗わせてくれないのに~」
ブツブツ文句は出るが、いつかのように男湯に突撃することなく、食堂に足が向いている事にウィル少年は心の中でホッとした。
本人は洗えなくて不満そうだが、当のシロ君は堪能していた湯舟から出され、体中を泡だらけにされて何だか遠い目をしていた。
「そういえぱリオさん、作業着が欲しいとか」
「うん、そう。ちょっとやる事があってさ。まだ途中なんだけど、今日以上に汚れそうなんだよね」
お姫さんにもらった服は制服っぽく、土木工事(?)には不向きだった。というか、これ以上サラさんにキレられたくない。あれはちょっと怖かった
「作業着は、ある事はあるんですけど‥‥‥‥」
「─────?」
ウィル少年のはっきりしない台詞の意味は、次の日に判明した。
「あらぁ~」
「やっぱり、ちょっと無理が‥‥‥‥」
作業着はあるにはあった。─────が、徹底的にデカすぎてサイズが合わなかった。
この砦にも女性陣はいる。が土木作業的な事になると圧倒的に男性隊員となるので、リオが求める機能を持ったものは男性用しか無かったのだった。
しかも騎士クラスの隊員という事なので、皆けっこうガタイがいいのでリオが試着をしてみれば、色んな所がぷらぷらぶかぶかの残念仕様になってしまった。
「ぬう、想定外だったわ」
「リオさん、あきらめてコレにしましょう!」
『姫さんコレクション』から違うタイプの騎士服を両手で捧げ持つお姫さん。その背後でフリフリピンクの服を主張するユリアさん。
─────やめて、違うんです。綺麗な服を持ってこないで下さい。サラさんからの圧が怖いんです。それとユリアさん、そのフリルは貴方が着なさい。
「そ、そ、そうだ。ギルドがあった街に行けば売ってるよね?」
「まあそうですね。あそこは冒険者もいますし‥‥‥‥」
「じゃあちょっと、見に行ってくるわ」
部屋から飛び出そうとした私を三人がかりで止められた。
「その格好で行くんですか?」
─────あ、ハイ、すみません。
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