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流行りに乗り遅れた?勇者 2
「あんた達を呼んであげたのは、この私なんだから。あんた達は私の役にせいぜい、いや、死んでも絶対役に立つのよ!」
「はぁぁっ!?おまえ何様なん─────ぐぁ!!」
「ヨウヘイ!いったい何をするでござ─────ぼへぇ!!」
「トモキぃ───!!」
キンキン女にムカついて反発しようものなら、容赦なく地面の土を舐めさせられた。
それも一切、手もふれることなく─────。
「チート能力を持った聖女の私に逆らうなんて馬鹿ねぇ~。異世界に於いて私の方が先輩なんだから、従って当然でしょ」
敬いなさいよね。と偉そうにふんぞり返る女に反発したかったが、圧倒的な力の差を前に、それは許されなかった。
「まあまあまあ、そりゃそうですよね~。すみません、コイツら空気読むの下手なんですよ~」
俺たち二人が地面に這わせられたのを見て、ゴマすりに走るヤツ一人─────。
友達とはいえ自分達をコケにする態度は、ムッとするに十分だった。
それからというもの、俺たち二人は事情説明の一つもされず、アイツ一人が窓口となり、早々にレベリングをするために外の世界に放り出された。
そう、ラノベやらゲームに登場するアレだ。
どうやら俺達の能力は一般人に毛が生えた程度で、戦闘職の中では弱い部類に入るらしい。
したがって能力を上げるレベリングが必要らしいと‥‥‥‥。
「 異世界チートないんかよ!」
なんで呼んだんだよ!
と反発すると、キンキン声の女は、苦々しそうな顔になって再び俺達を地面に転がした。
─────チクショウ!ムカつく!
その後伝え聞いた話では、あの女はどうやら俺たちを、同じ異世界から来た奴にぶつけるつもりで召喚したらしい。
なんや、それ─────である。
あれだけ自分は無敵のチートだと自慢してたクセに、なんだ?
たんなる面倒の押し付けか?
─────てゆうか 他にもいるのかよ、異世界人。全然レア感ねえじゃんよ。
それにしても、同じ異世界人って事は何だ?あの女より─────チート野郎って事なのか。
そんな疑問は、街へ出たと同時に棚上げになった。
異世界の街─────
今までの鬱々とした気分から一転。
「ひょ~テンション上がる~」
「期待できそうですな」
意気揚々と踏み出した足は、すぐに小さくなる。
チート自慢女ほどではないが、俺だってそれなりに聴覚はそれなりに強化されていた。
それゆえ、いろいろな声が聞こえてくる。
「何?アイツ」
「勘違いヤロウ?」
「ほら、最近暖かくなってきたろ」
「ああ、もうそんな季節か」
「しっ─────!!目合わすなよ」
「見てみろやつらの格好」
「うわ‼ホントだ、アソコの奴等かよ。ひ~間違ってもかかわり合いたくねぇわ!道変えるか~」
いくつもの街を通るたび、人々が俺達を見る目線は冷ややかだった。
それはもう露骨な避け方だった。
─────何故か?ちょっと冷静になれば見えてくる。
肩にかける防寒用のマントはショッキングピンク。
そう、俺達の装備にはこれでもかとピンク色に染められていた。
最初それを渡されたときは、羞恥心で冗談じゃないと思った。
「ナニ言ってるんだ!!格好いいだろ!?いま最先端のファッションだぞ」
場所が違えば価値観も違う。そういうものだと力説され、その時は納得したのだが‥‥‥‥。
「‥‥‥‥間違いなく浮いてるでござるよ」
「‥‥‥‥だよな」
価値観の合わない友人と、距離を感じ始めていた‥‥‥‥。
~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~
ひと手間の「エールボタン」ありがとうございます。
時間を割いてくださる事に感謝感激で、匍匐前進でにじり寄りします。
「はぁぁっ!?おまえ何様なん─────ぐぁ!!」
「ヨウヘイ!いったい何をするでござ─────ぼへぇ!!」
「トモキぃ───!!」
キンキン女にムカついて反発しようものなら、容赦なく地面の土を舐めさせられた。
それも一切、手もふれることなく─────。
「チート能力を持った聖女の私に逆らうなんて馬鹿ねぇ~。異世界に於いて私の方が先輩なんだから、従って当然でしょ」
敬いなさいよね。と偉そうにふんぞり返る女に反発したかったが、圧倒的な力の差を前に、それは許されなかった。
「まあまあまあ、そりゃそうですよね~。すみません、コイツら空気読むの下手なんですよ~」
俺たち二人が地面に這わせられたのを見て、ゴマすりに走るヤツ一人─────。
友達とはいえ自分達をコケにする態度は、ムッとするに十分だった。
それからというもの、俺たち二人は事情説明の一つもされず、アイツ一人が窓口となり、早々にレベリングをするために外の世界に放り出された。
そう、ラノベやらゲームに登場するアレだ。
どうやら俺達の能力は一般人に毛が生えた程度で、戦闘職の中では弱い部類に入るらしい。
したがって能力を上げるレベリングが必要らしいと‥‥‥‥。
「 異世界チートないんかよ!」
なんで呼んだんだよ!
と反発すると、キンキン声の女は、苦々しそうな顔になって再び俺達を地面に転がした。
─────チクショウ!ムカつく!
その後伝え聞いた話では、あの女はどうやら俺たちを、同じ異世界から来た奴にぶつけるつもりで召喚したらしい。
なんや、それ─────である。
あれだけ自分は無敵のチートだと自慢してたクセに、なんだ?
たんなる面倒の押し付けか?
─────てゆうか 他にもいるのかよ、異世界人。全然レア感ねえじゃんよ。
それにしても、同じ異世界人って事は何だ?あの女より─────チート野郎って事なのか。
そんな疑問は、街へ出たと同時に棚上げになった。
異世界の街─────
今までの鬱々とした気分から一転。
「ひょ~テンション上がる~」
「期待できそうですな」
意気揚々と踏み出した足は、すぐに小さくなる。
チート自慢女ほどではないが、俺だってそれなりに聴覚はそれなりに強化されていた。
それゆえ、いろいろな声が聞こえてくる。
「何?アイツ」
「勘違いヤロウ?」
「ほら、最近暖かくなってきたろ」
「ああ、もうそんな季節か」
「しっ─────!!目合わすなよ」
「見てみろやつらの格好」
「うわ‼ホントだ、アソコの奴等かよ。ひ~間違ってもかかわり合いたくねぇわ!道変えるか~」
いくつもの街を通るたび、人々が俺達を見る目線は冷ややかだった。
それはもう露骨な避け方だった。
─────何故か?ちょっと冷静になれば見えてくる。
肩にかける防寒用のマントはショッキングピンク。
そう、俺達の装備にはこれでもかとピンク色に染められていた。
最初それを渡されたときは、羞恥心で冗談じゃないと思った。
「ナニ言ってるんだ!!格好いいだろ!?いま最先端のファッションだぞ」
場所が違えば価値観も違う。そういうものだと力説され、その時は納得したのだが‥‥‥‥。
「‥‥‥‥間違いなく浮いてるでござるよ」
「‥‥‥‥だよな」
価値観の合わない友人と、距離を感じ始めていた‥‥‥‥。
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