放課後勇者は忙しい~クラス転移の繰り返しで全員チート ただし本日ご機嫌斜めの為、巻きが入ります

山田みかん

文字の大きさ
2 / 26
僕らの日常?

報告は大事?

しおりを挟む
「勇者様方!どうか我々をこの国を!魔族の手からお救いください!」   

 キラキラ衣装を着た女の神官が、めいっぱい声を張り上げてこちらに意識を向かせようとする。
  他にもやたらキラキラした男の神官ぽいおっさんとか、武装した騎士っぽいのもいて。 そしてやたら態度のデカそうなキラキラ男もいる。
 なんで皆そんなに、キラキラごてごて飾ってんのかね。助けてくれって言う割には余裕あるよね? そんなことを思っている間も、我々を~とか、この世界の危機を~とか。どこかにカンペがあるのかな、と思うぐらい長々と演説しているが。すいませんね、われわれ皆、校長の長演説バリに聞いてないから。

「あ?何あのオバはん。化粧の分厚くね?何か顔面テカってるし。縁とかヒビ入るんじゃね?」

「あれでスタイルいいとか思ってんのかな?ピ─(自制)──とか出てんじゃん」
 
 ─────和泉!テメェら余裕だなっ!

 「プークスクス あれで自分カッコいいとか思ってんでしょ?ないない」

「ないわ~筋肉ないし。ペラペラだよ。─────うわっ前髪かき上げるとかっキんモっ!」

 ─────容赦ねえなお前らっ!

 その間もモブの俺は、手元のスマホをめっちゃ高速でタッチしてる。
 
 俺のスマホは、なぜか神様と通信ができる『神フォン』と化していたのだ。
 俺たちは、当初の予定と違う事態に神様サイドの指示を待っているのだ。

「─────田中まだかっ !! 」

 こええよ委員長さまっ!俺にイライラオーラぶつけないでっ! ────助けて月読様!


『ぴろん♪2年C組の皆様へ』


  「─────キタぁ!」

『お待たせしました。なめた真似をした異世界女神はこちらで〆る事が全神会議で決まりました。よってそちらの女神を冠した神殿、召喚術式。魔族と称する者の排除を許可します。多少地形が変形しようが、更地にしようが問題ありません‥‥‥‥  』

 おおう神様サイドでもイライラが文面に出てる。いつもは『許可します』の一言しかくれない月読様のレア長文。
 まだまだ指令が続いていたが、委員長さまに神フォンをそのまま渡した。
 
 そしてタブレット型のスクリーンを呼び出す。画面が足りないから、モブその2その3と共に複数画面を空中に出す。おおう他の神様からの応援メッセージとともに、各個撃破する目標地が白い点として表示された。この赤いのが当初の目的地、魔族地点だな。────しかし多いな、多いぞお掃除箇所。
 どうしますかな委員長様。

「よしッ皆っ月読様から許可が出たぞ! ─────和泉 二時方向構えっ」

「おぉっ?俺の出番?!」

 ご指名が入りました。サッカー部の和泉君。
 直に座り込んでいたため,お尻を手で払いながら足元に術式を展開する「二時ってこっちか」と見当違いの方向をむいたので、90度ぐいんっと修正。「あ、こっちか」と仕切り直すと、足元にサッカーボール大のエネルギー体が顕現する。
 パリッパリッて派手な点滅で目に刺さるわ~あっ俺が下がるまで待って待って。

「鬱陶しい女神モドキ像ごとぶち抜け─────っ!!」

「あいよ─────っ !! 」

 勢いよく蹴りだした術式は、空気をうならせ爆音と共に、名前も知らない女神像を破壊し、天井をも文字通りぶち抜いた。

─────おぉ、異世界の空青いねぇ。     
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

【完結】おじいちゃんは元勇者

三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話… 親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。 エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

泥まみれの英雄譚 〜その手が掴んだ温もりは〜

夢見中
ファンタジー
彼は異世界召喚に巻き込まれるが、そこで待っていたのは「ハズレ」の烙印と、城からの追放だった。

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。

カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。 だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。 その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。 だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…? 才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜

サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。 〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。 だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。 〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。 危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。 『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』 いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。 すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。 これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

処理中です...