9 / 26
僕らの日常?
下校時刻?となりました
しおりを挟む
でもマジで俺らもヤバいんで何とかしてください 。
ん? 『神フォン』に直電が入りました。
─────あ、 お久しぶりです。 はい、あ~はいはい。 え、ホントですか? はいはい、ありがとうございます。ちょっとお待ちいただけますか?
ピンポンパンポーン♪ 異世界に響く校内放送。
『せんせ────っ 佐藤先生───── !! イケメンに出会える機会を、大国主様から特別枠でくれるそうですよ─────』
「─────えぇ? 本当に?やったぁ」
振り向いた先生の向こうには、綺麗に土下座より土下座した魔王とその手下達が延々とならんでいた。地面よりめり込んだ頭からは血濡れの出席簿がオブジェのように生えてる。
うわあ。さっきまでの勢いはどうした魔王。
「すいませんごめんなさいゆるししてください自分ごときがちょうしにのってすいませんかんべんしてください‥‥‥‥」
念仏のように唱えられるエンドレス謝罪アンド土下座。
周りの手下たちもデカい体を縮めて「すいませんすいませんすいません‥‥‥‥」
エンドレス呪文。先生怖かったんだ‥‥‥‥。
「‥‥‥‥せ、先生。 大国主様、一押しのイケメンだそうです。よかったですね」
「ホントに?確実なのよね?」
「直接聞きますか?まだ繋がってるんで」
俺の『神フォン』を手にご機嫌の会話を始めた先生を見て、俺たちは一様に安堵の息を吐いた。マジ怖かった。
「‥‥‥‥ なぜこんなことになったんだ」
テメェのせいだよ。
女性に年齢、スリーサイズ、恋人の有無は聞いてはいけない三大項目だ。踏んだら即死の特大の地雷だ。
でもさすが魔王。丈夫だね~生きてるよ。とはいっても、もう力とかなさそうだ。
ぼこぼこにやられすぎて、削られた魔力とかは人と対して変わらないだろうな。頭から生えてたネジネジぐいんぐいんしていた角もない。さっき「邪魔」の一言で蹴とばされた物体、こいつの角か。うん、一番ヤバいのは先生だ。
もう、魔王はいないようだフツーの人だ。よかったねっ! これ以上ヤラレナイヨ
地雷を踏まなければね。
なんか俺達からの無言の圧を感じたのか、元魔王は無言になった。
メッチャ目では何か言いたそうだが、言わないほうがいいよ~まだ先生そこにいるから。
っていうか今なら俺でもボコれるよ。教室掃除用の箒がうなっちゃうよ。
気づけば太陽が一層輝きを増し始めた。
「あ、天照大神様だ」
デカい朱塗りの鳥居が、地上に顕現しつつあった。
お迎えの転移門だ。あれをくぐれば神界に繋がっていて、迎えてくれる日本の神様に元の世界に戻してもらえるのだ。
やっほい。
「やった~これでスタベいける」
「あ~今回マジ疲れた」
「ホント久しぶりにローリングしたわ。サトちゃんの煽りだったけど」
「あれ?その佐藤先生は?」
「もう先に門くぐったわよ」
「え~俺の『神フォン』持ったままじゃん」
てか先生神様と電話しながら帰ったの?
と、下を見れば出席簿がめり込んだ頭があった。
痛そうだな。まあ同情はしないが出席簿は返してもらおう。ギューと引っ張ったがかなり力がいった。どんだけめり込んだのこの出席簿。
ぽんっと間抜けな音がしたが、相手は呆けた顔で上を見ている。
「あれは女神か」
お、さすが元魔王。天照大神様の姿が見えるのかい。
潜在能力が高くないと霊格差とかの問題で見えないんだよね。
普通の人はただただ眩しいだけのだ。
「俺たちの神様だ。この世界の女神とやらは‥‥‥‥あ、あ─────いなくなっちゃった、かな?」
「─────はあ?」
驚きの顔でこちらを見るが元魔王、なかなかにボロボロだな。
神様サイドで修行の?やり直し?みたいだから、この世界に今は神がいないじゃないかな、しばらくの間は。
何年かかるのか、何千年かかるのか他の神様が来るのか知らんけど─────
そう付け加えると呆然とされた。俺はただのモブだし壮大な世界のことは知ったことじゃない。
この世界の事は、この世界の人間が何とかしろって事で─────
「よしっ、時間に間にあったな─────全員撤収するぞっ ! 」
「「「「 うぇーいっ ! 」」」」
「帰ろ帰ろ~」
「帰りに毘沙門天様に会えないかな~」
「あ~それだったら私、月読様に会いたいな」
「俺、弁天様に頭撫でてもらいたい‥‥‥‥」
「‥‥‥‥あかんやつがいる」
「俺、道真様にお願いが‥‥‥‥」
「合格祈願か!俺も会いたい!」
え!直接神様にお願いするの?聞いてくれるのかなぁ?いい加減な会話をしながらクラスメイト達は、次々鳥居をくぐって消えていく。
さて、俺も帰って佐藤先生から『神フォン』返してもらわないと、血濡れの出席簿と交換で。あっ半壊された拡声器発見。ガムテでなんとかなるかなコレ。
鳥居を潜る一瞬後ろを振り返った。
なかなか広大に更地が広がっていた───。
モブの俺の最大のエールだ! ま、まあ頑張れ !じゃあな !!
ん? 『神フォン』に直電が入りました。
─────あ、 お久しぶりです。 はい、あ~はいはい。 え、ホントですか? はいはい、ありがとうございます。ちょっとお待ちいただけますか?
ピンポンパンポーン♪ 異世界に響く校内放送。
『せんせ────っ 佐藤先生───── !! イケメンに出会える機会を、大国主様から特別枠でくれるそうですよ─────』
「─────えぇ? 本当に?やったぁ」
振り向いた先生の向こうには、綺麗に土下座より土下座した魔王とその手下達が延々とならんでいた。地面よりめり込んだ頭からは血濡れの出席簿がオブジェのように生えてる。
うわあ。さっきまでの勢いはどうした魔王。
「すいませんごめんなさいゆるししてください自分ごときがちょうしにのってすいませんかんべんしてください‥‥‥‥」
念仏のように唱えられるエンドレス謝罪アンド土下座。
周りの手下たちもデカい体を縮めて「すいませんすいませんすいません‥‥‥‥」
エンドレス呪文。先生怖かったんだ‥‥‥‥。
「‥‥‥‥せ、先生。 大国主様、一押しのイケメンだそうです。よかったですね」
「ホントに?確実なのよね?」
「直接聞きますか?まだ繋がってるんで」
俺の『神フォン』を手にご機嫌の会話を始めた先生を見て、俺たちは一様に安堵の息を吐いた。マジ怖かった。
「‥‥‥‥ なぜこんなことになったんだ」
テメェのせいだよ。
女性に年齢、スリーサイズ、恋人の有無は聞いてはいけない三大項目だ。踏んだら即死の特大の地雷だ。
でもさすが魔王。丈夫だね~生きてるよ。とはいっても、もう力とかなさそうだ。
ぼこぼこにやられすぎて、削られた魔力とかは人と対して変わらないだろうな。頭から生えてたネジネジぐいんぐいんしていた角もない。さっき「邪魔」の一言で蹴とばされた物体、こいつの角か。うん、一番ヤバいのは先生だ。
もう、魔王はいないようだフツーの人だ。よかったねっ! これ以上ヤラレナイヨ
地雷を踏まなければね。
なんか俺達からの無言の圧を感じたのか、元魔王は無言になった。
メッチャ目では何か言いたそうだが、言わないほうがいいよ~まだ先生そこにいるから。
っていうか今なら俺でもボコれるよ。教室掃除用の箒がうなっちゃうよ。
気づけば太陽が一層輝きを増し始めた。
「あ、天照大神様だ」
デカい朱塗りの鳥居が、地上に顕現しつつあった。
お迎えの転移門だ。あれをくぐれば神界に繋がっていて、迎えてくれる日本の神様に元の世界に戻してもらえるのだ。
やっほい。
「やった~これでスタベいける」
「あ~今回マジ疲れた」
「ホント久しぶりにローリングしたわ。サトちゃんの煽りだったけど」
「あれ?その佐藤先生は?」
「もう先に門くぐったわよ」
「え~俺の『神フォン』持ったままじゃん」
てか先生神様と電話しながら帰ったの?
と、下を見れば出席簿がめり込んだ頭があった。
痛そうだな。まあ同情はしないが出席簿は返してもらおう。ギューと引っ張ったがかなり力がいった。どんだけめり込んだのこの出席簿。
ぽんっと間抜けな音がしたが、相手は呆けた顔で上を見ている。
「あれは女神か」
お、さすが元魔王。天照大神様の姿が見えるのかい。
潜在能力が高くないと霊格差とかの問題で見えないんだよね。
普通の人はただただ眩しいだけのだ。
「俺たちの神様だ。この世界の女神とやらは‥‥‥‥あ、あ─────いなくなっちゃった、かな?」
「─────はあ?」
驚きの顔でこちらを見るが元魔王、なかなかにボロボロだな。
神様サイドで修行の?やり直し?みたいだから、この世界に今は神がいないじゃないかな、しばらくの間は。
何年かかるのか、何千年かかるのか他の神様が来るのか知らんけど─────
そう付け加えると呆然とされた。俺はただのモブだし壮大な世界のことは知ったことじゃない。
この世界の事は、この世界の人間が何とかしろって事で─────
「よしっ、時間に間にあったな─────全員撤収するぞっ ! 」
「「「「 うぇーいっ ! 」」」」
「帰ろ帰ろ~」
「帰りに毘沙門天様に会えないかな~」
「あ~それだったら私、月読様に会いたいな」
「俺、弁天様に頭撫でてもらいたい‥‥‥‥」
「‥‥‥‥あかんやつがいる」
「俺、道真様にお願いが‥‥‥‥」
「合格祈願か!俺も会いたい!」
え!直接神様にお願いするの?聞いてくれるのかなぁ?いい加減な会話をしながらクラスメイト達は、次々鳥居をくぐって消えていく。
さて、俺も帰って佐藤先生から『神フォン』返してもらわないと、血濡れの出席簿と交換で。あっ半壊された拡声器発見。ガムテでなんとかなるかなコレ。
鳥居を潜る一瞬後ろを振り返った。
なかなか広大に更地が広がっていた───。
モブの俺の最大のエールだ! ま、まあ頑張れ !じゃあな !!
45
あなたにおすすめの小説
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる