今世は精霊姫 〜チートで異世界を謳歌する。冒険者？薬師？...側妃！？番！？〜

一章 精霊姫 誕生

精霊姫たちのマジックバッグ

　どこかなー。あれ、ここにドアがある。小部屋があるのかな？

　カチャッ

　「わぁー、凄い！マジックバッグが一杯！なにこれー！ちゃんと歴代の精霊姫の順番に掛けてある。わかりやすいー！早速二つ前の精霊姫のマジックバッグみっけ！」

　触り心地の良い皮のマジックバッグ。
　これ何の皮なんだろう？見た感じ最高級品な雰囲気が漂ってるよー！
　中身って一覧とかでわかったりするのかな？うーん。

　魔力を流し、リストをイメージして・・・ヴォン。

　おぉー、本当に一覧出てきたー！なんか分類もされてて見やすい！
　ん？魔物ってタグが・・・ピッ

　「なにこれなにこれー！！！！」

　流石冒険者！
　狩った獲物が、そのまんま収納されてるー！
　なにが一番凄いって・・・リストにドラゴンって書いてあるんですけどー！！
　もしかして、このアイテムバッグは、ドラゴンの皮だったりするのかなー。

　ドラゴンの皮使って、ブーツや外套、マジックバッグや、胸当てとか作っちゃおうかなー。
　ドラゴンの血とかも使い道ありそうだし、ガラスの保存容器に保管しとこう。
　肉は、厚さを幾つかにわけで、保存して、自分用と売る用に分けよう！
　きっとドラゴンの肉も高く売れると思う！
　爪とか牙とかも、色々使い道ありそうだから、保管しておこう。
　ドラゴンは捨てるところないよね！

　後は、エンペラースパイダーの糸。
　これは、ミシン糸みたいに、巻いてある。服とか作る用かな。
　ちょっと鑑定してみようかな。

【鑑定】
　『エンペラースパイダーの糸』
　　強度の高く、艶のある最高級の糸。
　　主に、貴族を対象とした装飾品店で買取される。
　　エンペラースパイダーは、森深くに生息しており、攻略難易度が高いため、流通量が少なく、高値で取引される。


　ほむ。マジックバッグに入ってるもの売れば、自然と大金が手に入りそう...
　とりあえず、この糸で冒険者になった時用にシャツを何枚か作っておきたいな。
　刺繍も入れたりしたいし、この糸って染色出来るのかな。今度試してみよう。
　エンペラースパイダーの生息地を調べて、定期的に糸を収穫するのもいいかも。
　強度高いみたいだし、ワンピースとか服は全部この糸で仕上げても良いかも。
　辺境伯家お抱えの針子さんとかにこの糸で色々作って貰えるか聞いてみようかな。
　うん、そうしよう。

　まず、これから何をするか、まとめよう。

　1.マグニート家で果物売る
　2.家庭教師の手配をお願いする
　3.時間停止機能付き容量無制限のアイテムバッグの売買の相談
　4.自分の商会を作る相談
　5.何処か木を沢山植えられる様な広い土地がないか教えて貰う
　　(場合によっては、土地を買うか買ってもらう)
　6.家庭教師に教わってる間、客間でお世話になる
　　(時々精霊界に戻る)
　7.冒険者たちが活発に活動しているエリアを聞く
　　(後々、そのエリアに冒険者向けのお店を出したい)

　こんなところかな。
　後々、自分が冒険者になったときに、やりやすいように、今は環境を整える期間にしよう。
　旅の便利グッズ作ったり、薬とかも充実させたりしたいな。
　後は、自分がチート過ぎて稼ぎが凄いことになりそうなので、孤児院とか経営してお金が回る様にしよう。経済まわしていかないとね。
　お金支給にすると、横領とかされるといけないから、肉や魚果物や服というように現物支給で、働いてる人には各口座に振り込む感じが良いかも。
　畑とかも作って、自分達で育てた野菜食べたりとか、アスレチック場とか遊び場を作るのも良いな。
　読み書きは、全員出来る様にしよう。

　引退した冒険者に依頼して、護身術習ったり、冒険者目指す子達には、剣の持ち方とか教えて貰ったりも良いね。
　女の子は、貴族の家に使用人として奉公したい場合は、礼儀作法やお茶の入れ方を教えて貰える人とか雇うのも良いね。

　まずは、商会で稼いでからになるかな。

　ドラゴンと他の魔物の解体済ませたら、早速公爵家行ってみよう！
　お肉とか皮とか毛皮も売れそうだしね。

　「今から人間界に行ってくるね！」

　『姫様ー！待ってー！駄目だよ！』
　『駄目駄目！まずしなきゃ行けないことあるよ！』

　「えっと、なんだったかな？」

　『大事なお役目だよ！世界樹の所に行かなくちゃ！』

　「あー、そういえば、言ってたね！じゃ、世界樹の所に連れて行って貰おうかな。」

　『こっちこっちー、着いてきて！』

　『姫様、世界樹に両手で触れてみて！』

　「これでいいかな？」

　(うわっ、なにこれ。体から凄い勢いで何か吸い取られる感じがする・・・あれ・・・なんかふわふわする・・・。あー、目が開けていら・・れ・・・・な・・・)

　『皆んなー！姫様運ぶよー！』
　『うんうん。早くベッドで寝かせてあげよう！』
　『いつ目覚めるかなー！』
　
　一章　end