今世は精霊姫 〜チートで異世界を謳歌する。冒険者？薬師？...側妃！？番！？〜

三章 精霊姫 側妃になる

我が子の属性は･･･

　誕生から7日目に、適性検査があり、ラインハルトは全属性適正ありで、膨大な魔力を保持しており、歴代の王族の中でも特質した存在となった。
　流石、私の子。思った通り、全属性適正有りと膨大な魔力量。

　適性検査が済み次第、国民へ向けて、王子の誕生を公布する。
　公布から、一月は王都はお祭り騒ぎが続く。
　その祝いの中、王子誕生から20日経った頃、正妃様が王女をお産みになった。
　おめでたい事が続き、約2月程、お祭り騒ぎが続いた。

　レオンハルトは、黒髪に黄金色の瞳で、ヴァン様そっくりな容姿。

　第一王女様は、正妃様譲りの亜麻色の髪に、ヴァン様と同じ黄金色の瞳。顔立ちは、正妃様に似ているとの事。
　適性検査では、正妃様の土属性と、ヴァン様の火属性に適正が有り、魔力量は王族としては平均値との事。王族として平均値だとしても、貴族達と比べれば魔力量は多い。

　因みに、ヴァン様は火・風・聖属性に適正がある。
　火と風を使った攻撃は、威力が凄いらしい。私は見た事がない。
　聖属性は、王族の中で一人は必ず適正者がいるとの事。ヴァン様のお祖父様は、聖属性に適正は無かったが、お祖父様の弟に適正があったとか。
　国全体を結界で覆えるほどの力は無いが、王都を覆えるほどには力が使えるらしく、聖属性を持つ王族は結界の維持が、第一優先される仕事になる。

　という事は、レオンハルトが、結界の維持を引き継ぐ事になる。
　レオンハルト程であれば、国全体に結界を張る事が出来そうだが、後継がそれを出来なければ意味がないので、レオンハルトも王都のみの結界を張ることになるだろう。

　レオンハルトは、10歳まで水晶宮で過ごし、10歳以降は王宮に用意された部屋で過ごす事となる。
　それまでは、水晶宮に講師陣を派遣して貰う。
　魔法に関しては、一般的な知識として、どういう教えがあるのか、私も一緒に受ける事にした。授業で習わない魔法については、私の判断で徐々に教えていく事とする。

　剣術についても、レオンハルトと一緒に受ける事にした。
　これについては、ヴァン様がだいぶ渋り、中々首を縦に振ってくれなかった。
　一週間毎日ご奉仕した結果、やっとOKして貰えた・・・。私、頑張ったわー。

　冒険者になるのに、剣術はやっぱり習ってた方が良いと思うんだよね。
　狩りは、魔法で出来ちゃうんだけど、剣に魔法を纏わせて、魔法剣士なんていうのも格好良い！
　臨機応変に前衛も後衛も出来ちゃうよ！な、オールマイティー型を目指す！

　とは言うものの、剣術はレオンハルトが7歳になってから習うので、まだ先の話。

　私は、側妃。重要なお勤めは子を産む事。

　そう！第二王子を産まなければならない！
　王子一人だけじゃ駄目なんだよねー。
　言い方は悪くなるけど、何かあった時のために、スペアが必要。
　マグニート辺境伯に嫁ぐ娘も産まなければならない。
　ヴァン様は、毎夜水晶宮にいらっしゃるので、子作りは問題なし。

　レオンハルトを出産して1年経った頃に侍医から子作りして良いですよと言われて、張り切ったヴァン様･･･のお陰で、現在双子を妊娠しております！

　精霊達が言うには、一人は、男の子で、髪は白髪で、瞳は黄金色。
　もう一人は、女の子で、こちらも男の子と同じ色合いとのこと。
　顔立ちは二人とも私に似ているらしい。

　男の子で、私似かー。男装の麗人っぽい感じになるんじゃ！？
　いや、育てば徐々にヴァン様に似てきて、凛々しくなるのかも。

　名前は、男の子が、アルフレッドで、女の子は、リリアーナに決まった。
　双子ちゃんかー。性別違うけど、お揃いの衣装作って着せよう！
　レオンハルトも、リンクコーデで並んだら、絶対可愛い！