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1巻 学内格差編
第1話 ③
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☆
外はすっかり闇に覆われていた。六時半過ぎだしね。まだ四月上旬、春の夜風は冷たい。
空を見上げると、無数の星がきらきらと輝いていた。きっと、獣医になって動物たちのために働く星川さんも、あの星々に負けないくらいに輝くんだろうなぁ。
「って柄にもなくロマンチシスト気取りかよ」
星川さんとの会話を思い出す。将来の夢。意外とパソコンに詳しいこと。優秀なお兄さんがいること。
――くそっ、やっぱり異性に免疫がないのは生きる上で支障をきたす。星川さんと会話してた間はずっと顔が赤かったに違いない。
でも――
「また、色々話せるといいな」
なんてことをつい考えてしまう。
「や、やめてください……!」
「いいじゃん~、一緒に遊ぼうぜ?」
「い、急いでますので……」
ん? 声がする方向に視線を移すと、男女が何やら揉めていた。
男性が女性の腕を掴み、女性の方は抵抗しているように見える。
様子からして恋人ではないよな? ど、どうしよう。助けるべきだよね?
しかし、そう漫画やドラマのように勇猛果敢に突撃するのは簡単ではない。これは実際にこういった類の状況に遭遇した者でないと分からないだろう。
「ね、ね。色々と奢ってあげちゃうよ?」
「や、やめ……て……」
くっ! う、うだうだ考えていたって何も解決しないじゃないか! 助けるなら助けるで早く行動しないと、本当に取り返しのつかない事態になってしまう可能性もある。
とはいえ殴り合いで勝てるとは到底思えない。
よ、よし。それなら。
俺は膝ガクガク状態のまま、二人の前に飛び出した。
「あ、あああの、すみません!」
「あぁん? なんだテメェは?」
「お、俺はこの子の友達です。これから一緒に本屋に行く約束でして」
「はぁ? いい加減なこと言ってんじゃねえよ」
「ほ、本当ですよ! 私、これからこの人と一緒に出かける予定ですから!」
「それなら証拠出せや。そうだな――テメェ、この子の名前言ってみろ」
……え~。その質問は反則じゃないですかアニキ。
けどここで狼狽えたら全てが台無しになってしまう。
この子の名前――俺が知りたいよ。なんて名前かな? カナ? カナカナ?
って、完全にテンパっててダメだな。
ん? カナ――カナか。よし、この名前に全てを賭けよう。
「分かりました――この子の名前はカナです! カナちゃん!」
恐怖と焦りを俺なりに精一杯隠しつつ、ポッと出の名前を男に伝える。
こうなりゃヤケだ。俺がナンパ男に殴られている間に女の子には逃げてもらおう。俺の腕力を考えれば、はじめからこれがベターなやり方だったのだ。
「………………!」
「本当だろうな? キミの学生証を見せてくれや」
「は、はい」
なんだろう。ナンパ男よりも女の子の方が驚いていたような?
「私の名前は遠藤佳菜と言います。学生証も、はいっ」
「――マジ、だったのかよ」
そう漏らすと男は舌打ちをする。
ていうかさ、本当にカナって名前だったのかよ!? 奇跡だな!!
「けっ、野郎付きかよ。しらけたわ。帰んべ帰んべ。お幸せに~」
カナさんの学生証を確認したナンパ男は雑に手を振りながら去っていった。
よかった。穏便に済んで本当によかった。
いやぁ怖かったぁ。心臓が波打つように飛び跳ねている。恐怖心を悟られていたら殴られてたことだろう。
「あ、あのぅ……」
「あ、えっと、どちら様ですか?」
「えっ、あ……たった今、助けていただいた者ですが……」
「あ、あぁ、うん!」
ああそうだった! 安堵感に浸ってて女の子の存在をすっかり忘れてた!
「えと、助けていただきありがとうございます」
「ぜ、全然! むしろでしゃばっちゃった気がします、はは」
街灯が暗いせいで女の子の顔はよく見えないけど、声を聞くだけで自然と心が癒される。なんていうか、可愛らしい声だ。
「そんなことないです! 本当にありがとうございます! でもどうして私の名前を?」
「さっきは咄嗟に思いついた名前を言っただけなんです。あなたの名前は知らなかった。正直な話、俺もビックリですよ」
「そ、そうだったんですかー……偶然? けど助けてくれて、しかもこんな偶然って、も、もしかしてこれって――」
女の子が何やら独り言を呟いてるけど、内容は聞き取れなかった。
よく見ると、この子が貴津学園の生徒だと気がつく。赤いリボンは闇に溶けた視界の中でも認識できた。下校早々にナンパされたのか。
「またナンパされないように気をつけて帰ってくださいね。じゃあ俺はこれで」
「ま、待ってください……!」
帰ろうとすると、くいっと袖を摘まれた。控えめに引っ張られた袖口が少しくすぐったい。
「えっと……さっきのことがまだ怖くて、一人で帰るのが、その」
あ! そうだよね。ナンパされた直後に暗い夜道を女子高生一人で歩くのは怖いに決まってるじゃん。気配りすらできずにさっさと帰ろうとした自分の脳みそがつくづく嫌になる。
「そ、そうですよね。い、一緒に帰りましょう」
「いいんですか? ありがとうございます! ご、ご一緒させてください!」
女の子は不安げな声から一転、嬉しそうに声を弾ませた。
うん、俺の顔は今真っ赤だろうな。本当にこっ恥ずかしい。周りが暗闇でよかったと今ばかりは思うよ。
二人並んで薄暗い道を歩く。
「あなたも貴津学園の生徒だったんですね」
「えっ、あなたも貴津学園の生徒さんなんですか?」
「ですです。俺は2年6組の高坂宏彰です」
「改めまして、2年4組の遠藤佳菜です。あ、そうです。同学年ですから、丁寧語はやめてください」
「わ、分かりまし――ゴホン、わ、分かったよ。よろしくね」
「はい、よろしくお願いしますっ」
嬉しそうなその声色だけでポカポカとした気持ちになれる。
「遠藤さんは丁寧語のままなの?」
「私は基本的にこのスタンスなんです。お友達からはよそよそしいからタメ口にしなよ、と言われるんですけど、タメ口だと逆に落ち着かなくて」
へぇ、育ちが良いんだなぁ。これほどおしとやかで上品な雰囲気の女の子は今まで出会ったことがない。いいとこのお嬢様だったりするのかな?
だとすれば、下手な応対をすればSPの人とかに存在を消されるのかな。それは嫌だなぁ。
まだやりたいことがたくさんあるんだ。チャットツールは制作途中だし、未消化のアニメDVDや積んだままのギャルゲーだってある。コミケだって、まだ一度も行けてないのに!
そうだ。まだ、まだ果てるわけにはいかないんだ。生きなければならないんだ!
「あのー、どうかしましたか?」
「ななな、なんでもないよ! 今夜は星が綺麗だなぁと思って」
「そうなんですか? 曇っていて私には星が見えないですねー」
「………………」
やってしまった。俺、今日で人生終了します。享年十六。みんな、今までありがとう。
壮大なる妄想を広げた男の哀れな末路であった。
歩くこと数分、市街地まで出てきた。
遠藤さんの方を見る。先ほどまでは暗くてよく見えなかったけど――神様、ありがとう。今日はなんて素晴らしい日なんだ。星川さんに続いて最高の目の保養になったよ。視力が回復したんじゃないかってレベル。
まず目に触れたのがその容姿だ。今まで見た中で一番の美肌人間は佐藤太一とかいうボンクラだったけど、見事に記録を塗り替えてくれた。雪のように純白な肌はその白以外の全ての色を拒絶していると錯覚するほどに綺麗で魅了される。
顔の各パーツも当然整っており、CGの白人女性を見ている気分になる。美少女というのはこんな人に使う言葉なんだなと思った。
ミディアムの髪はカールしていて、外見は十中八九お嬢様だけど、漫画やアニメのお嬢様キャラにままある高飛車なイメージは一切なく、むしろ儚く健気な印象を受ける。
彼女が頭につけているカチューシャにはリボンが付いており、いかにも高そうな質感だ。
「えっと……じっと見つめられると恥ずかしいです……」
「ご、ごめん、つい!」
しまった! つい遠藤さんの頭から足先までを舐め回すように見入ってしまった。
「い、いえー……」
あああ! 遠藤さんが頬を朱色に染めて恥じらってるけど、俺も恥ずかしくて顔がものすごく熱い! ハッ! 俺の顔から湯気が出ているううう!
しばらくお互い気まずい沈黙のまま歩いたのであった。
外はすっかり闇に覆われていた。六時半過ぎだしね。まだ四月上旬、春の夜風は冷たい。
空を見上げると、無数の星がきらきらと輝いていた。きっと、獣医になって動物たちのために働く星川さんも、あの星々に負けないくらいに輝くんだろうなぁ。
「って柄にもなくロマンチシスト気取りかよ」
星川さんとの会話を思い出す。将来の夢。意外とパソコンに詳しいこと。優秀なお兄さんがいること。
――くそっ、やっぱり異性に免疫がないのは生きる上で支障をきたす。星川さんと会話してた間はずっと顔が赤かったに違いない。
でも――
「また、色々話せるといいな」
なんてことをつい考えてしまう。
「や、やめてください……!」
「いいじゃん~、一緒に遊ぼうぜ?」
「い、急いでますので……」
ん? 声がする方向に視線を移すと、男女が何やら揉めていた。
男性が女性の腕を掴み、女性の方は抵抗しているように見える。
様子からして恋人ではないよな? ど、どうしよう。助けるべきだよね?
しかし、そう漫画やドラマのように勇猛果敢に突撃するのは簡単ではない。これは実際にこういった類の状況に遭遇した者でないと分からないだろう。
「ね、ね。色々と奢ってあげちゃうよ?」
「や、やめ……て……」
くっ! う、うだうだ考えていたって何も解決しないじゃないか! 助けるなら助けるで早く行動しないと、本当に取り返しのつかない事態になってしまう可能性もある。
とはいえ殴り合いで勝てるとは到底思えない。
よ、よし。それなら。
俺は膝ガクガク状態のまま、二人の前に飛び出した。
「あ、あああの、すみません!」
「あぁん? なんだテメェは?」
「お、俺はこの子の友達です。これから一緒に本屋に行く約束でして」
「はぁ? いい加減なこと言ってんじゃねえよ」
「ほ、本当ですよ! 私、これからこの人と一緒に出かける予定ですから!」
「それなら証拠出せや。そうだな――テメェ、この子の名前言ってみろ」
……え~。その質問は反則じゃないですかアニキ。
けどここで狼狽えたら全てが台無しになってしまう。
この子の名前――俺が知りたいよ。なんて名前かな? カナ? カナカナ?
って、完全にテンパっててダメだな。
ん? カナ――カナか。よし、この名前に全てを賭けよう。
「分かりました――この子の名前はカナです! カナちゃん!」
恐怖と焦りを俺なりに精一杯隠しつつ、ポッと出の名前を男に伝える。
こうなりゃヤケだ。俺がナンパ男に殴られている間に女の子には逃げてもらおう。俺の腕力を考えれば、はじめからこれがベターなやり方だったのだ。
「………………!」
「本当だろうな? キミの学生証を見せてくれや」
「は、はい」
なんだろう。ナンパ男よりも女の子の方が驚いていたような?
「私の名前は遠藤佳菜と言います。学生証も、はいっ」
「――マジ、だったのかよ」
そう漏らすと男は舌打ちをする。
ていうかさ、本当にカナって名前だったのかよ!? 奇跡だな!!
「けっ、野郎付きかよ。しらけたわ。帰んべ帰んべ。お幸せに~」
カナさんの学生証を確認したナンパ男は雑に手を振りながら去っていった。
よかった。穏便に済んで本当によかった。
いやぁ怖かったぁ。心臓が波打つように飛び跳ねている。恐怖心を悟られていたら殴られてたことだろう。
「あ、あのぅ……」
「あ、えっと、どちら様ですか?」
「えっ、あ……たった今、助けていただいた者ですが……」
「あ、あぁ、うん!」
ああそうだった! 安堵感に浸ってて女の子の存在をすっかり忘れてた!
「えと、助けていただきありがとうございます」
「ぜ、全然! むしろでしゃばっちゃった気がします、はは」
街灯が暗いせいで女の子の顔はよく見えないけど、声を聞くだけで自然と心が癒される。なんていうか、可愛らしい声だ。
「そんなことないです! 本当にありがとうございます! でもどうして私の名前を?」
「さっきは咄嗟に思いついた名前を言っただけなんです。あなたの名前は知らなかった。正直な話、俺もビックリですよ」
「そ、そうだったんですかー……偶然? けど助けてくれて、しかもこんな偶然って、も、もしかしてこれって――」
女の子が何やら独り言を呟いてるけど、内容は聞き取れなかった。
よく見ると、この子が貴津学園の生徒だと気がつく。赤いリボンは闇に溶けた視界の中でも認識できた。下校早々にナンパされたのか。
「またナンパされないように気をつけて帰ってくださいね。じゃあ俺はこれで」
「ま、待ってください……!」
帰ろうとすると、くいっと袖を摘まれた。控えめに引っ張られた袖口が少しくすぐったい。
「えっと……さっきのことがまだ怖くて、一人で帰るのが、その」
あ! そうだよね。ナンパされた直後に暗い夜道を女子高生一人で歩くのは怖いに決まってるじゃん。気配りすらできずにさっさと帰ろうとした自分の脳みそがつくづく嫌になる。
「そ、そうですよね。い、一緒に帰りましょう」
「いいんですか? ありがとうございます! ご、ご一緒させてください!」
女の子は不安げな声から一転、嬉しそうに声を弾ませた。
うん、俺の顔は今真っ赤だろうな。本当にこっ恥ずかしい。周りが暗闇でよかったと今ばかりは思うよ。
二人並んで薄暗い道を歩く。
「あなたも貴津学園の生徒だったんですね」
「えっ、あなたも貴津学園の生徒さんなんですか?」
「ですです。俺は2年6組の高坂宏彰です」
「改めまして、2年4組の遠藤佳菜です。あ、そうです。同学年ですから、丁寧語はやめてください」
「わ、分かりまし――ゴホン、わ、分かったよ。よろしくね」
「はい、よろしくお願いしますっ」
嬉しそうなその声色だけでポカポカとした気持ちになれる。
「遠藤さんは丁寧語のままなの?」
「私は基本的にこのスタンスなんです。お友達からはよそよそしいからタメ口にしなよ、と言われるんですけど、タメ口だと逆に落ち着かなくて」
へぇ、育ちが良いんだなぁ。これほどおしとやかで上品な雰囲気の女の子は今まで出会ったことがない。いいとこのお嬢様だったりするのかな?
だとすれば、下手な応対をすればSPの人とかに存在を消されるのかな。それは嫌だなぁ。
まだやりたいことがたくさんあるんだ。チャットツールは制作途中だし、未消化のアニメDVDや積んだままのギャルゲーだってある。コミケだって、まだ一度も行けてないのに!
そうだ。まだ、まだ果てるわけにはいかないんだ。生きなければならないんだ!
「あのー、どうかしましたか?」
「ななな、なんでもないよ! 今夜は星が綺麗だなぁと思って」
「そうなんですか? 曇っていて私には星が見えないですねー」
「………………」
やってしまった。俺、今日で人生終了します。享年十六。みんな、今までありがとう。
壮大なる妄想を広げた男の哀れな末路であった。
歩くこと数分、市街地まで出てきた。
遠藤さんの方を見る。先ほどまでは暗くてよく見えなかったけど――神様、ありがとう。今日はなんて素晴らしい日なんだ。星川さんに続いて最高の目の保養になったよ。視力が回復したんじゃないかってレベル。
まず目に触れたのがその容姿だ。今まで見た中で一番の美肌人間は佐藤太一とかいうボンクラだったけど、見事に記録を塗り替えてくれた。雪のように純白な肌はその白以外の全ての色を拒絶していると錯覚するほどに綺麗で魅了される。
顔の各パーツも当然整っており、CGの白人女性を見ている気分になる。美少女というのはこんな人に使う言葉なんだなと思った。
ミディアムの髪はカールしていて、外見は十中八九お嬢様だけど、漫画やアニメのお嬢様キャラにままある高飛車なイメージは一切なく、むしろ儚く健気な印象を受ける。
彼女が頭につけているカチューシャにはリボンが付いており、いかにも高そうな質感だ。
「えっと……じっと見つめられると恥ずかしいです……」
「ご、ごめん、つい!」
しまった! つい遠藤さんの頭から足先までを舐め回すように見入ってしまった。
「い、いえー……」
あああ! 遠藤さんが頬を朱色に染めて恥じらってるけど、俺も恥ずかしくて顔がものすごく熱い! ハッ! 俺の顔から湯気が出ているううう!
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