ゲーマー女子ですが魔王(♂)に転生してしまいました。殺されたくないので運命回避させていただきますっ!

近藤蜜柑

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作戦の章

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私の不安とは逆に、ラルはすぐに返事をくれた。
ー是非任せてほしい!今行っている任務があと数日で終わる。週明けには行く!!ー
という頼もしいものだった。
でも、私はやっぱり不安だった。


ラルが来るまでみんなで作戦を考える事にした。
まずは、宰相をどこまで追い込むかだ。
国から追いだす。忠告する。国民を焚き付けて革命を起こす。
色んな案が出たけど、まずは反省させてほしいというシリウス伯父さんの案に乗る。伯父さんにとって宰相はお父さんなんだもんね。
でも、それは余計に難しい。


「オイラが悪夢見せてやろうか?マオ、困ってるんだろ?」
リシンの一言にみんな驚いた。
「あ、悪夢?リシンそんな事まで出来るようになったの!?」
「うん!前にマオがうなされた後にいい夢見たいって言ってたろ?」
リシンはケロリとうなづく。
「え?うん。うなされた事は覚えてる。その後の夢で、苦労したあの音ゲーをクリアして、ハイスコア叩き出してカンストしたの嬉しかったなぁ~!」
「おとげ?何だいそれ?」
「くりあ、とは?」
「はいすこあですか?聞いた事ありませんね」
「かんすと???何だそれ?」
フォルス先輩、シェール、フィック先輩やペイストが不思議そうに見てる。

「えっと、とにかく嬉しい夢だったんだ!!で!あの夢は両方ともリシンの力なの!?」
「うん、多分。力が戻ってきてるんだ!最初はオイラのせいで暴走しちまって、辛そうにしてるマオに今度はいい夢を見てもらいたいと思ったんだ。んで、頑張ったら出来た!」
「・・・頑張ったらって、それリシンの力なの?」
「おう!ちょっと前に泥棒した奴いただろ?アイツに悪夢見せて実戦もバッチリだ!」
「えぇ!?あの後凄い反省してたのはリシンのお陰なの!?」
「多分な。あんまり反省してなさそうだったから、そのままだったらどうなるかを見せてやったんだ」
リシンはちょっと身体を逸らす。えっへんと言わんばかりだ。
「なら効き目はバッチリじゃないですか!?」
「そうですわ!あの方々、国で懸命に働いて、今は配達のお仕事をしてます!」
事情を知っているフィック先輩とシェールが信頼できると推す。
シェールのところにも果物とか食材とか、色んな物を運んでいるからシェールは彼らをよく知っているんだろう。

「・・・そうだね。リシン、宰相に悪夢を見せられる?」
「あぁ、もちろんだ!オイラが言わなくてもみんながわかるよな。宰相の未来は真っ暗だ。ま、見た後にどうなるのかオイラにもわかんないけど、いいのか?死ぬ事は無いだろうけど、見てらんないぐらいにはなると思うぞ?」
皆がシリウス伯父さんを見る。
「もちろんだ。父はそれだけの事をしたんだから。自業自得さ!」
伯父さんは、拗ねているように明るく突き放した。不安や心配の無い吹っ切れているのがわかってリシンは
「おう!」
と力強く返事をした。
「あ、忘れてたぜ!一週間に一回しか使えないんだ!あと、複数人にかけたり、集中出来ないと、流れ弾が出やすいから気をつけるな!!」
「わかったよろしくね、リシン」
リシンがどんどん力を取り戻している。かなり長い時間がかかっているので聞いてみると、最期の一つは大きくなれるそうだ。
私を乗せて飛びたいとリシンは楽しそうだ。私も楽しみにしておこう!
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