男装の皇族姫

shishamo346

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外伝 辺境のど田舎の日常

残念な義兄

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「じゃあ、おやすみなさい」
「ちょっと待って!!」
 就寝の挨拶をして、それぞれの部屋に入るところで、ヘラが止めに入った。
「どうして、キロンがアーサーの部屋に入るの?」
「ずっとそうしてますが」
「わたくしはダメで、キロンはいいって、どうなの!?」
「キロンとは、ずっと一緒ですから、今更、離れるなんて」
「ね、ねえ、今日だけは一緒に」
「疲れたから、すぐ眠くなりますよ。夜中は歩き回らないように。ほら、整備されていないから、床が腐っていることがあります」
「アーサー!!」
「おやすみなさい」
 容赦なく、ヘラを払って、アーサーは部屋をドアを硬く閉ざした。ついでに、内側から音をたてて施錠した。
「男のくせに、いつまでもウジウジと。女装してるからって、そんな所まで弱くなるなんて、情けない。あれで、騎士として鍛えているというんだから、笑える」
 大丈夫。この部屋の音は物音一つ、外には漏れないようにしている。
 アーサーは座り心地がイマイチなソファにどっかりと座った。
「キロンー、抱っこしてぇー」
「俺もしたい」
 早速、俺に甘えてくるアーサー。いつものように、俺の膝にアーサーを座らせ、後ろから抱きしめた。アーサーは俺の胸に耳をあてて、目を閉じた。いつも、こうして、俺の胸の音を聞いて、アーサーは落ち着いていた。
「明日には、ヘラも音を上げるよね」
「どうかなー。今日は蛇だからな」
「おっかしかったー。ヘラ、漏らしちゃってさ。毒のない蛇なのにね」
「太さがおかしいからな。普通に泣くだろう」
 俺はアーサーと出会う前までは、ほとんどを小屋に閉じ込められていた。だから、俺の知識は幼い頃に終結してしまっている。
 俺でも、あんな蛇は見たことがなかった。禁則地周辺は、色々とおかしいのだ。生き物だって、おかしなこととなっている。さすがに、俺でも最初はびびった。
 アーサーは、それが普通なんだ。領地民だって、最初は驚いたというのに、アーサーだけ、はしゃいでいたのだ。それに、亡くなったアーサーの母マイアは、物凄く苦悩していたな。男として育てているのだが、それはそれで正しいのだが、アーサーは本当は女の子なんだから、そういう女らしさを期待したのだ。
 ふと、アーサーは自らの胸に触れた。
「ねえ、ヘラ、胸、盛り過ぎじゃない?」
「何が?」
「ヘラ、ない胸をあるように見せてるんだよ。そのままにしておけばいいのに」
「そうなんだ。気づかなかった」
 ヘラの胸なんて、俺は見ない。だいたい、ヘラは女装している男だ。それ以前に、他人に興味がない。
 アーサー、胸に関して、物凄く反応する。胸がぺったんこなのが、気になるのだ。仕方ない、アーサーは常に鍛えて、食事だって質素だ。まず、その胸が育つ土壌がない………と思いたい。
 俺は、予感している。アーサーの胸は永遠に膨らまない、と。この事を密かに辺境の教皇フーリードに相談したんだ。
「まれに、そういう女性はいます。見たことがありますよ。別に、病気持ちではないし、子育てだって普通にしている。アーサーには、心配しないように、とそれとなく言ってあげなさい」
 フーリードは、その真実を俺に丸投げした。さすがのフーリードも、アーサーには直接、言えなかった。
 とんでもない事実を知った俺は、墓場まで持っていくことにした。アーサー、俺にとって、胸の膨らみなんて、飾りだ。重要なのは、アーサーか、そうでないかだ。どんなに胸が膨らんだ女が来たって、俺はアーサー一筋だ!!
 残念な事実は闇に葬って、俺は、アーサーの胸に手をあてた。
「ほら、刺激しよう」
「あっ」
 絶妙に刺激してやれば、アーサーは甘い声をあげた。
「外でもやってくれて、悪い女だ」
「すごく興奮した」
 思い出したのか、アーサーは、身もだえして、顔を蕩けさせた。
 我慢出来なくて、俺は後ろからアーサーに口づけする。アーサー、苦しい体制だけど、俺の深い口づけを受け止めようと、後ろを振り返って、舌を出して、答えた。
「あんな顔、俺だけのものだ。外では、あんなこと、もう、やめよう」
「見せつけてやりたい。キロンは私のだって」
「俺は、アーサーのものだ」
「うん、私は、キロンのものぉ」
 全てを俺のものにした。その衝動はいつも我慢している。まだ、アーサーには早い。アーサーの表面だけの匂い付けで我慢している。
 アーサーの臓腑と魂は、俺の寿命で染まっている。その事実は、そこら辺の匂い付けよりも興奮する。
 アーサーは、妖精憑きの寿命を捧げられないと死んでしまう。生まれつき、臓腑まで毒で侵されているのだ。その毒が、妖精の魔法を全て弾き、壊すのだ。だけど、その毒によって、アーサーの寿命は短い。だから、妖精憑きから寿命を奪い、臓腑を動かし、寿命を伸ばすのだ。
 アーサー、見た目は健康だ。しかし、妖精憑きの寿命を枯らすと、途端、起き上がることも出来なくなるという。 
 存在自体が、妖精憑きを殺す毒であるアーサー。だけど、その毒が、妖精憑きを惹き付けて、離さないのだ。
 だから、俺がアーサーから離れられないわけではない。俺にとって、アーサーは全てだ。アーサーの全てが大事で、手に入れたい。そのために、寿命をどんどんと削られていくが、構わない。どうせ、百年近く生きたんだ。だったら、アーサーの側で生きて、アーサーの側で死にたい。
 その衝動は、アーサーの処女を奪いたい衝動に駆られる。
 想像しただけでも、興奮するのだ。
「今日は、服を着たままでやろう。ほら、隣りには、ヘラがいるから」
「汚れても、いつものように、綺麗にしてやる」
「たまには、キロンの白いの、舐めて、綺麗にしたいなー」
「だーめ」
「キロンは、私のここ、舐めて綺麗にするじゃないか。ずるい」
「俺は、するほうがいいんだよ」
 どうしても、アーサーに奉仕させたくない。興奮するが、それよりも、俺がアーサーに奉仕して、アーサーを喜ばせるほうがいい。
 いつものように、アーサーは俺に向かい合うように跨った。
「ぎゃああああーーーーーーーー!!!!」
 これからという所で、全てを台無しにする、残念な叫び声が、ヘラがいる部屋から響き渡った。






 アーサーの身だしなみは魔法で一瞬で整えた。アーサーは中断させられて、見るからに不機嫌だ。それが、就寝を邪魔された風に見えるから、良かった。
 ヘラの部屋は、鍵がかかっていなかった。俺がアーサーより前に出て、ドアを開けた。
「あ、アーサー!!」
 ドアが開くなり、飛び出してくるヘラ。だけど、俺が前にいたから、ヘラは俺に抱きつくこととなった。
「離れなさい!!」
 嫉妬で顔を歪めるアーサーが、無理矢理、俺からヘラを剥がした。
 僅かな灯りで、俺とアーサーの姿を確認したヘラは、へなへなと足から崩れた。
「で、出たの!!」
「出たって、幽霊が?」
「そう!!」
「あの悲鳴は?」
「神殿で祝福してもらった木剣で攻撃したのよ!! さすがの幽霊も、それには悲鳴をあげたのね!!!」
「………」
 俺とアーサーは、首を傾げた。幽霊なんていないんだよ、本当に。それは、俺が断言する。だって、この屋敷は、ただのボロ家じゃない。邸宅型魔法具なのだ。だいぶ魔法が解けてしまって、状態保存がなくなって、あちこち、ガタがきているが、幽霊を寄り付かせない程度の加護はまだ残っているのだ。
 つまり、ヘラが木剣で攻撃して、悲鳴をあげたのは、人である。
 アーサーはヘラと一緒に、いつでも逃げられるようにドアの付近で待機させた。俺は、魔法で灯りを作り、部屋全体を照らした。
「あ、義兄上?」
「いたいぃー!! お、折れてるー!!」
 いたのは、アーサーの義兄リブロだ。リブロはまともにヘラの攻撃を受けたあげく、当たり所が悪かったようで、足が変な方向に曲がっていた。
「どうしてあんたがいるのよ!?」
 本当にそうだ。ここは別邸だ。リブロが過ごしてりうのは本邸である。
「あ、アーサーが婚前交渉をしないように、見張りに来たんだ!!」
「わたくしに圧し掛かって?」
「倒れたんだ!!」
「ふざけないで!! 不貞を疑われたら、わたくしが不利なのよ!!!」
「そ、その時は、俺が責任をとってだな」
 気持ち悪い顔で笑うリブロ。
 ここまでくれば、どういうことかわかる。リブロ、ヘラに夜這いをかけたのだ。そして、幽霊とかで警戒していたヘラによって、木剣で打ちのめされたのだ。
 アーサーは呆れたようにリブロを見下ろす。
「義兄上、別に私が婚前交渉したって、婚約者同士だから、問題ありませんよ。それよりも、義兄上が、未婚の女性が泊まっている部屋に忍び込んだ事のほうが大問題です」
「だから、そんなふしだらなことをだな」
「父上といい、義兄上といい、汚らわしい」
 アーサーは汚物のようにリブロを見下ろした。
「俺は、長男として、弟の間違った行いを止めるためにだな」
「ヘラの上に圧し掛かったんですってね。最低だ。キロン、義兄上の骨折は治さなくていい。むしろ、治療は痛いという医者を呼ぼう」
「あ、アーサー、違う!! 俺はお前とヘラ嬢が清く交際するようにだな」
「黙れ、汚らわしい。その貧相な汚物を隠せ」
 アーサーに侮蔑をこめて言われて、リブロは、下半身が丸出しのままだということを思い出した。足の骨折で、その事実が頭から吹っ飛んだんだろう。
「ちっさ」
 ヘラはついつい、リブロの下半身を見て、そんなことを呟く。えぐいな!!
「こんなのと父親が同じだなんて、なんて、不幸なんだ」
「それでも、わたくしはアーサーの婚約者よ。だいたい、平民が片親なんだから、下劣なのは仕方がないわ」
「っ!? ちょ、ちょっと綺麗だからって、いい気になるなよ!!」
「ちょっとじゃないわ。美人なのよ!! お前なんか、その体は何よ。醜いったらないわ。アーサー、この部屋はもう使いたくないわ」
「可哀想に。義兄上、使用人に運んでもらいます。痛くても、我慢してくださいね」
 ヘラがこれみよがしに、アーサーに縋る。アーサーは、笑顔で、リブロを痛い目にあわせる宣言をした。リブロを運ぶ使用人は、もちろん、男爵家から派遣された使用人である。






 ヘラは、その日だけは特別に、アーサーと俺が就寝する部屋で一緒に過ごすこととなった。
「あの男、いきなり上に圧し掛かってきやがって、汚い息まで吹きかけてきたんだ。もっと殴ってやれば良かった」
 ヘラは、すっかり男としてベッドの上で足を崩し、木剣を振り回した。
 俺は、アーサーとヘラを落ち着かせるためのお茶を給仕した。熱さも丁度いいから、二人とも、一気に飲み干した。
 まだ、落ち着きがないのか、アーサーは、ヘラの胸をつかんだ。
「あ、アーサー?」
「ちょっと、盛り過ぎじゃないですか?」
 ヘラの、作り物の胸が気になるアーサー。
「俺の年頃だと、これくらいが普通だけど」
「むしろ、なくてもいいと思いますが」
「学校通うとわかるけど、胸ないと、目立つぞ」
「なくてもいいでしょう。ヘラ、本当は男なんだから」
「まだ、学校では女で通してんだよ!! 金払って、誤魔化してんだからな!!!」
「そんなのつけてるから、義兄上に夜這いなんかされるんですよ」
「俺の女装が完璧だからだよ!! 胸なんか、関係ない」
「だったら、胸、なくしましょう」
「今、なくしたら、怪しまれるだろう!!!」
「最初からつけてるから、怪しまれるんですよ。堂々と、胸を張ってればいいのに」
「俺の見た目が目立つんだから、仕方がないだろう!!」
「だからって、こんなに盛らなくても」
「………」
 顔を真っ赤にして怒るアーサー。ヘラの作り物の胸をつかんで離さないのは、なんか、おかしな光景を見せられているようだ。
「そんな、乱暴に掴むなよ!! これ、高いんだからな!!!」
「そんな高価なもの、作らなきゃいいんでしょう!!!」
「女装だって、大変なんだぞ!! こーんなヒールの靴履いたり、筋肉つけると違和感出来るから、そこだって気をつけてるし。歩き方だって、大股ははしたないと言われるし」
「それは、胸がひらべったい私への嫌味ですか」
「胸? それ、さらしで潰してると思ってた」
「っ!?」
 顔を真っ赤にして、アーサーはベッドから下りて、俺の胸に泣きついた。
 ヘラ、言ってはならない禁句を言ってしまった。アーサーは涙目になって、俺の胸に顔を埋めている。
「あ、アーサー、そんな胸なんて、そのうち」
「ヘラのバカ!! 大っ嫌い!!!」
 アーサーはとうとう泣き出した。
 俺はアーサーを腕に抱いて、ソファで横になった。
「アーサー、ほら、明日ははやいから、ゆっくりと寝よう」
「ううう、ヘラがぁ、意地悪言うのぉー」
「ヘラが悪いな。俺はアーサーが一番だからな」
「私も、キロンが一番だからぁ。ヘラなんか、大嫌いぃ」
 ヘラは、物凄く落ち込んでいるが、これは、ヘラが悪い。女装しているくせに、女心がこれっぽっちも理解していないな。だから、影でアーサーに悪く言われるのだ。
「あ、アーサー、こっちで寝よう。ほら、明日も大変だから」
「キロンと、こうやって寝るほうがいい。ヘラは一人で寝てればいいよ。キロンの妖精が、しっかりと見張ってるから」
「き、キロンと一緒に、ベッドで、その、三人で」
「うううう、どうせ、胸、平べったいままですよぉ」
「もう、ヘラは黙れ!!」
 さすがに俺も怒った。ヘラも泣きそうだけど、お前は男なんだから、我慢しろ。アーサーは本当は弱い女なんだ。泣いたって、仕方がないんだ。
 なのに、ヘラはベッドに潜り込んで、ぐすぐすと泣き出した。ヘラはヘラで、辺境のど田舎に来て、とんでもない体験をさせられて、心細くなったのだろう。だから、アーサーと一緒にいたかったのだ。
 だが、アーサーの本心は、ヘラの側に近寄りたくないのだ。それどころか、ヘラは、安心出来ない相手である。
 アーサーは俺の胸の音を聞いて、あっという間に眠りに入った。これで、平穏になるな、と俺はヘラがぐずぐずと泣いているのは無視してたんだ。
「アタシの大事な息子の足を折るなんて、どういうつもりだい!!」
 そこに、騒がしい女、アーサーの義母リサが乗り込んできた。
 アーサー、すぐに俺の胸から起き上がる。リサは、アーサーが俺を下にして座っているのを見て、笑った。
「また、ふしだらなことしてるね!!」
「男同士でふしだらだなんて、父上じゃあるまいし」
「は?」
「キロンですよ」
 リサ、ソファに横になっているのが、ヘラと勘違いしたのだ。アーサーが下りたので、俺がソファに座り直した。
「あ、あんたたち、まさか、男同士で」
「父上じゃあるまいし」
「旦那様がそんなことするわけないだろう!!」
「………」
 俺は身に覚えがあるし、アーサーは現場を見てしまったから、リサの否定を頷けない。アーサーの父ネロは、男相手に、色々としてたよ。だけど、そこは沈黙で誤魔化した。
 それよりも、リサは、ヘラを探した。ヘラはきちんと女のように、お淑やかにベッドに座っていた。
「婚約者のいる女性の部屋に無断で入ってきたのは、リブロです」
「リブロが、婚前交渉を止めに行っただけだろう!!」
「わたくしの上に圧し掛かって?」
「止めに行ったんだよ!!」
「わたくしに口づけしようとしてましたよ」
「義兄上、最低ですね」
 またも、アーサーは軽蔑の表情を見せる。リブロ、アーサーからは最低な男認定されたな。
「男のくせに、骨が折れたくらいで大騒ぎして、恥ずかしいですね」
「骨が折られるようなことするなんて、なんて野蛮な女!!」
「体術と剣術の教師をつけているのに、か弱い女一人の攻撃もいなせない義兄上のほうが悪いですよ。たかが骨折です。一か月ほど、大人しくしてれば治りますよ」
「今、熱が出て、大変なんだよ!!」
「私は義母上の鞭で、片目が失明しましたが、その事についてはどうなんですか?」
「それは、躾で………」
「同じです。か弱い女の部屋に同意も得ずに侵入したんです」
「やりすぎだって!!」
「私を失明させたことは、やり過ぎでなかった、というのですか?」
「あんたのは、すぐ、治ったじゃないか!!」
「痛みは一生、忘れない。義母上、私は許してやったんだ。それをお前は、反省せず、息子のやらかしを謝罪するどころか、責任とれと乗り込んで。私が許してやらなかったら、お前は領地から追放され、今頃、王都の地下牢で罪人だ!!! それは、お前だけじゃない。父上、義兄上、エリザもだ。それを見逃してやったんだ。この程度でガタガタ騒ぐな!!」
「なっ」
「あまり騒ぐようなら、神殿を通して、あの一年のことを訴えてやる。私が直接訴えれば、お前たちは即、犯罪者だ」
「っ!?」
「口ばかり煩い女め。せっかく私が義母上と呼んでやっているんだ。さっさと大人しく下がれ!!」
 とうとう、アーサーが怒りを爆発させ、怒鳴った。その勢いに、リサは悔しさに顔を歪めながら、部屋から出ていった。
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