21 / 24
盃
しおりを挟む
ある程度の事が決まり、メイドと護衛はラフィエルが、帰り次第厳選し、明日の朝やって来る。
これからの事に必要な者は、エリオルが王宮がメイド達を派遣してくれるようだ。
「これからする話は、お前達が決断しなくてはならない事だ!」
と、俺は、ジェームス、マーク、アンナの前に果実酒を置く。
「この先、俺と生きてみないか?」
「……!」3人とも驚いた顔をする。
「それは………」
聞いてきたジェームスに答える。
「乙女は、俺と繋がれば、俺との生命力のやり取りは何もしなくても出来る様になる。だがお前達は違う、望む時に望むだけ分け与えなくてはならん。」
「俺の血を飲む事でそれが必要なくなり乙女と同じように自由にやり取り出来る」
ジェームスが盃を持ち上げる
「長いぞ?」
「黒銀様と共にこの先共にあれるのです。聖職者としてこれ以上の幸せはありません。」
「ジェームスはそう言うと思った!」
そう言い、俺はジェームスの盃に指を切りつけ血を数滴垂らす。
「ジェームス、お前はこれから、俺と共に生き、俺と共に死ぬ。俺の寿命が尽きればお前も尽きる!」
「はい、お供いたします。」
そう言って盃を飲み干す。
マークとアンナはどうするだろう?
「アンナ、私くしは側にずっといてくれたあなたに幸せになってもらいたいの。だから、ちゃんと考えて欲しい。簡単に決めないで!」
「そうだな、リルの言う通りだな。直ぐに決めなくても良い。よく考えろ…」
「お前達は、ジェームスとは違う、俺の血を飲めば、時間が止まる!」
「止まるとどうなるのでしょうか?」
そう聞いてくるアンナに
「時を止めると、若返る事も無いが老いる事も無い。そして、子も望めなくなる……」
「何だ、そんな事でしたか。子ならすでに諦めています。私くしは、15才の頃から18年お嬢様お側におりました。子が欲しければ、
きちんと結婚しお側を辞しております。これはマークも同じです。」
「はい、アンナも30を過ぎ私ももう2年もすれば40です。可愛いお嬢様を、妹のように子のように愛しんで来たのです。」
それを聞いたリルが嬉しさに目に涙を溜める
「ありがとう、二人とも………」
アンナもマークも盃を持ち上げる。
その盃に俺の血を垂らし、二人は躊躇う事無く飲んだ。
これからの事に必要な者は、エリオルが王宮がメイド達を派遣してくれるようだ。
「これからする話は、お前達が決断しなくてはならない事だ!」
と、俺は、ジェームス、マーク、アンナの前に果実酒を置く。
「この先、俺と生きてみないか?」
「……!」3人とも驚いた顔をする。
「それは………」
聞いてきたジェームスに答える。
「乙女は、俺と繋がれば、俺との生命力のやり取りは何もしなくても出来る様になる。だがお前達は違う、望む時に望むだけ分け与えなくてはならん。」
「俺の血を飲む事でそれが必要なくなり乙女と同じように自由にやり取り出来る」
ジェームスが盃を持ち上げる
「長いぞ?」
「黒銀様と共にこの先共にあれるのです。聖職者としてこれ以上の幸せはありません。」
「ジェームスはそう言うと思った!」
そう言い、俺はジェームスの盃に指を切りつけ血を数滴垂らす。
「ジェームス、お前はこれから、俺と共に生き、俺と共に死ぬ。俺の寿命が尽きればお前も尽きる!」
「はい、お供いたします。」
そう言って盃を飲み干す。
マークとアンナはどうするだろう?
「アンナ、私くしは側にずっといてくれたあなたに幸せになってもらいたいの。だから、ちゃんと考えて欲しい。簡単に決めないで!」
「そうだな、リルの言う通りだな。直ぐに決めなくても良い。よく考えろ…」
「お前達は、ジェームスとは違う、俺の血を飲めば、時間が止まる!」
「止まるとどうなるのでしょうか?」
そう聞いてくるアンナに
「時を止めると、若返る事も無いが老いる事も無い。そして、子も望めなくなる……」
「何だ、そんな事でしたか。子ならすでに諦めています。私くしは、15才の頃から18年お嬢様お側におりました。子が欲しければ、
きちんと結婚しお側を辞しております。これはマークも同じです。」
「はい、アンナも30を過ぎ私ももう2年もすれば40です。可愛いお嬢様を、妹のように子のように愛しんで来たのです。」
それを聞いたリルが嬉しさに目に涙を溜める
「ありがとう、二人とも………」
アンナもマークも盃を持ち上げる。
その盃に俺の血を垂らし、二人は躊躇う事無く飲んだ。
0
あなたにおすすめの小説
離した手の温もり
橘 凛子
恋愛
3年前、未来を誓った君を置いて、私は夢を追いかけた。キャリアを優先した私に、君と会う資格なんてないのかもしれない。それでも、あの日の選択をずっと後悔している。そして今、私はあの場所へ帰ってきた。もう一度、君に会いたい。ただ、ごめんなさいと伝えたい。それだけでいい。それ以上の願いは、もう抱けないから。
君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました【完結】
iru
恋愛
第19回 恋愛小説大賞エントリーしています。ぜひ1票お願いします。
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
罪悪と愛情
暦海
恋愛
地元の家電メーカー・天の香具山に勤務する20代後半の男性・古城真織は幼い頃に両親を亡くし、それ以降は父方の祖父母に預けられ日々を過ごしてきた。
だけど、祖父母は両親の残した遺産を目当てに真織を引き取ったに過ぎず、真織のことは最低限の衣食を与えるだけでそれ以外は基本的に放置。祖父母が自身を疎ましく思っていることを知っていた真織は、高校卒業と共に就職し祖父母の元を離れる。業務上などの必要なやり取り以外では基本的に人と関わらないので友人のような存在もいない真織だったが、どうしてかそんな彼に積極的に接する後輩が一人。その後輩とは、頗る優秀かつ息を呑むほどの美少女である降宮蒔乃で――
借りてきたカレ
しじましろ
恋愛
都合の良い存在であるはずのレンタル彼氏に振り回されて……
あらすじ
システムエンジニアの萩野みさをは、仕事中毒でゾンビのような見た目になるほど働いている。
人の良さにつけ込まれ、面倒な仕事を押しつけられたり、必要のない物を買わされたり、損ばかりしているが、本人は好きでやっていることとあまり気にしていない。
人並みに結婚願望はあるものの、三十歳過ぎても男性経験はゼロ。
しかし、レンタル彼氏・キキとの出会いが、そんな色の無いみさをの日常を大きく変えていく。
基本的にはカラッと明るいラブコメですが、生き馬の目を抜くIT企業のお仕事ものでもあるので、癖のあるサブキャラや意外な展開もお楽しみください!
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
愛とオルゴール
夜宮
恋愛
ジェシカは怒っていた。
父親が、同腹の弟ではなく妾の子を跡継ぎにしようとしていることを知ったからだ。
それに、ジェシカの恋人に横恋慕する伯爵令嬢が現れて……。
絡み合った過去と現在。
ジェシカは無事、弟を跡継ぎの座につけ、愛する人との未来を手にすることができるのだろうか。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる