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「にぃに…」
エリルが俺を呼ぶ!
ふらふらとカウンターから出る
エリルの前に膝をつき、怪我が無いかを確かめる
「怪我は、どこか痛い所は無いか?」
「無いよ、大丈夫…」
エリルの返事に
「良かった!」
と返し、ぎゅっと抱きしめた。
ここにいる、大丈夫だと、エリルは、ここにいる!
暫く抱きしめて、俺の気が済んでから離す
14才の割に小さな体を抱き上げ
「いちごのケーキがあるよ。食べるか?」
「うん、いちご好き!」
カウンターの席に座らせケーキの準備をする。
「クロル、何故報告をしなかった!」
冷たい声
いつもは優しく、暖かい光に輝くその紅い瞳は凍りつくように冷たい
魔王ブラウムは、起こっていた
「申し訳ありません」
ブラウムの前に膝をつき首を垂れるクロル
「お前には、罰が必要らしい……この先1ヶ月お前を魔国の守りにする。エリルの守りはワッサにする!」
「そんな…姫さまのお側に…お願いです!姫さまの!」
「ダメだ!帰れ!!」
パチンッとブラウムの指が鳴ると、クロルは消えていた
強制的には魔国に返された……
その暫く後、魔国からブラウムの側近、ワッサが来た
「エリルを頼むぞ。ウルフ、私は帰るがお前はどうする?」
「あぁ、帰ろうか。ワッサ孫を頼むぞ!」
「はい!」
ワッサはクロルと違い生真面目だ
表に出るとブラウムはまた魔馬に代わりウルフを乗せて帰って行った………
エリルが俺を呼ぶ!
ふらふらとカウンターから出る
エリルの前に膝をつき、怪我が無いかを確かめる
「怪我は、どこか痛い所は無いか?」
「無いよ、大丈夫…」
エリルの返事に
「良かった!」
と返し、ぎゅっと抱きしめた。
ここにいる、大丈夫だと、エリルは、ここにいる!
暫く抱きしめて、俺の気が済んでから離す
14才の割に小さな体を抱き上げ
「いちごのケーキがあるよ。食べるか?」
「うん、いちご好き!」
カウンターの席に座らせケーキの準備をする。
「クロル、何故報告をしなかった!」
冷たい声
いつもは優しく、暖かい光に輝くその紅い瞳は凍りつくように冷たい
魔王ブラウムは、起こっていた
「申し訳ありません」
ブラウムの前に膝をつき首を垂れるクロル
「お前には、罰が必要らしい……この先1ヶ月お前を魔国の守りにする。エリルの守りはワッサにする!」
「そんな…姫さまのお側に…お願いです!姫さまの!」
「ダメだ!帰れ!!」
パチンッとブラウムの指が鳴ると、クロルは消えていた
強制的には魔国に返された……
その暫く後、魔国からブラウムの側近、ワッサが来た
「エリルを頼むぞ。ウルフ、私は帰るがお前はどうする?」
「あぁ、帰ろうか。ワッサ孫を頼むぞ!」
「はい!」
ワッサはクロルと違い生真面目だ
表に出るとブラウムはまた魔馬に代わりウルフを乗せて帰って行った………
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