堕ちていく僕

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美容研究家仁科亜美(スピンオフ)

仁科亜美10

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2ヶ月後 樹理の稽古は終わり、春奈によるスキンケアとメイク術により樹理の顔立ちは美しくなっていた。


「樹理、先生がお呼びよ」


「はい、わかりました」


樹理は部屋へ向かいノックをした。

コンコン


「失礼します。」


「あなた最近よくがんばってるわね」


「いえ、まだまだです……」


「謙虚なのはいいことだけど自信持ちなさい」


「はい……」


「ちょっと脱いでくれる?下着姿のままでいいから」

「え……ここでですか?」

「早くしなさい」

「は、はい……」

樹理は下着姿になり恥ずかしそうにしている。


「脱ぐとまだまだ男ね」


「………はい」


「で何カップにする?」


「え?!」


「胸よ何カップくらい大きくしたい?」


「い、いやこのままで……」

ゆっくり樹理に近づいて頬を叩いた。
パシン!!


「いっ!」


「春菜いる?ちょっと」


「はい、お呼びですか?」


「あなた樹理の胸はどうしたらいいと思う?」


「樹理は素質があるので私はここで一番の大きい胸にしてあげたいです、まずはCにして馴染んだらHカップくらいには…」


「い、嫌です」

樹理は顔面蒼白になっていた。


「春奈、任せるわ」


「はい、かしこまりました」


そして自室へ戻り春奈に樹理は嘆願した。

「春奈さん、私まだ胸はまだ大丈夫ですから」


「あら、遠慮しなくていいのよ、すぐ手配して大きくしてあげるから」


春奈は樹理の言葉を無視してすぐに行きつけの美容整形外科へ連絡した。


「樹理、明後日に決まったからね」

「え……!?」

樹理は絶望的な表情を浮かべた。


樹理はあわてて仁科の元へ行った。

「先生、私はまだこのままの体でいたいです」


「樹理、こっちにいらっしゃい」

樹理を鏡の前に立たせ仁科は裸になった。


「ご覧なさい、あなたも私達みたいに美しくなりたくないの?」


「うっ……」

樹理は言葉を失った。

「股のそれも取って、豊満な胸を手に入れなさい、あなたにはその資格があるわ」

「そ、それは……」

「さあ、私の言うことをきかないと、またペナルティ与えるわよ」

「うぅ…………」

樹理は抗えなかった。

そしていよいよ豊胸手術の日が来た。

「樹理、準備はいいわね」

「はい……」

樹理はもう行く所もなくここで生活するしかなく観念していた。

「じゃあ行くよ」

病院に到着し受け付けを済ませて控え室で待機した。

「緊張する……」

「リラックスよ」

担当の医師が春奈と樹理の豊胸手術の詳細を話あっていた。

「今回はCカップですが今後はもっともっと大きくしていきたいんです。本人の希望でもあるんです」

「なるほど短期で急には難しいですが徐々に大きくしていきましょう」

樹理は震えて聞いている。

そしてついにその時がきた。

「ではこちらへ」

「は、はい」

看護師に連れられて手術室へ向かった。

「では麻酔かけますね」

「………」

樹理は全身麻酔をかけられ意識がなくなった。

そして2時間後

樹理は目を覚ました。

起きた瞬間自分の胸の重みを感じ手術着を開いて確認をした。
そこには大きなバストがあった。

すると春奈が近寄って。

「おめでとう樹理、綺麗な胸になったわね」

「はい、ありがとうございます……」

「ほら、立ってみて」

樹理は立ち上がった。

そこにはCカップの胸が揺れていた。

「これであなたも女ね」

「はい……」

春奈は用意していた下着と胸元の開いた派手なワンピースを渡した。

「これ着て帰りなさい」

「こ、これですか……恥ずかしいです…」

「何言ってるの?あなた女の子なんだからそんなこと言ってちゃダメよ、はい、着替えて帰る!」

「……わかりました……」

樹理は渋々着替えるとワンピースの開いた胸元に谷間ができて自分ではないような感覚に陥っていた。

「さ、樹理帰って先生にお見せしましょ」

樹理は複雑な気持ちで春奈と帰宅した。
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