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第一章
秋永君へのお礼 2
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「おはよー、未花ちゃん」
「おはよう」
現在七時十七分、改札口には既に秋永君が待っていた。
「ごめんね、こんな早くから」
「いいってば。俺、朝は得意だって言っただろ?」
「うん、でもさ……」
やっぱり、何となく悪いなって気持ちになっちゃうんだよね。
荷物をぶらぶらさせながらホームに向かい、アッと思い出す。
「忘れるところだった。これ、お昼に食べて!」
昨日奮闘して作った唐揚げを、朝お母さんにトースターで再度加熱してもらったのだ。今朝一つつまんでみたけれど、昨日と同じようにカリカリジューシーで美味しかったから、きっと秋永君も満足してくれると思う。
ランチボックスをズィッと秋永君の目の前に差し出すと、秋永君は目を見開いた。
「これ……?」
「大したものじゃ無いんだけど、唐揚げときんぴら。送り迎えしてくれるお礼にと思って」
「……未花ちゃん」
「えっとね、唐揚げだけは私がほぼ作ったんだ。って言っても、お母さんが教えてくれた通りに作ったから、味は大丈夫だよ」
「…………」
照れながら話す私の横で、秋永君はジッと手にしたランチボックスを見つめている。
「あの……、もしかして唐揚げ苦手だった? ……秋永君?」
「えっ! あ、違うよ! ……いや、その……、未花ちゃんの手料理が食べられるだなんて思っても見なかったから感動したというか……、なんと言うか……」
「……へ?」
か、感動……?
あまりに大仰なセリフにびっくりして、秋永君の顔に目を向けた。……向けて、ちょっとびっくり。だって、だって本当に幸せそうな顔をして、頬を染めているんだもの。
や、ヤダな。そんな顔されると私まで恥ずかしくなっちゃうじゃないの。心臓まで、ドキドキ言い始めちゃっているよ。
凄ーく恥ずかしい空気の中もぞもぞしていると、ちょうどタイミングよく電車が入り込んできた。二人で照れ笑いをしながら、いそいそと電車に乗り込む。
秋永君は赤くなった頬を冷まそうとしているのか、パタパタと手で頬を仰ぎながら車内を見渡した。
「おはよう」
現在七時十七分、改札口には既に秋永君が待っていた。
「ごめんね、こんな早くから」
「いいってば。俺、朝は得意だって言っただろ?」
「うん、でもさ……」
やっぱり、何となく悪いなって気持ちになっちゃうんだよね。
荷物をぶらぶらさせながらホームに向かい、アッと思い出す。
「忘れるところだった。これ、お昼に食べて!」
昨日奮闘して作った唐揚げを、朝お母さんにトースターで再度加熱してもらったのだ。今朝一つつまんでみたけれど、昨日と同じようにカリカリジューシーで美味しかったから、きっと秋永君も満足してくれると思う。
ランチボックスをズィッと秋永君の目の前に差し出すと、秋永君は目を見開いた。
「これ……?」
「大したものじゃ無いんだけど、唐揚げときんぴら。送り迎えしてくれるお礼にと思って」
「……未花ちゃん」
「えっとね、唐揚げだけは私がほぼ作ったんだ。って言っても、お母さんが教えてくれた通りに作ったから、味は大丈夫だよ」
「…………」
照れながら話す私の横で、秋永君はジッと手にしたランチボックスを見つめている。
「あの……、もしかして唐揚げ苦手だった? ……秋永君?」
「えっ! あ、違うよ! ……いや、その……、未花ちゃんの手料理が食べられるだなんて思っても見なかったから感動したというか……、なんと言うか……」
「……へ?」
か、感動……?
あまりに大仰なセリフにびっくりして、秋永君の顔に目を向けた。……向けて、ちょっとびっくり。だって、だって本当に幸せそうな顔をして、頬を染めているんだもの。
や、ヤダな。そんな顔されると私まで恥ずかしくなっちゃうじゃないの。心臓まで、ドキドキ言い始めちゃっているよ。
凄ーく恥ずかしい空気の中もぞもぞしていると、ちょうどタイミングよく電車が入り込んできた。二人で照れ笑いをしながら、いそいそと電車に乗り込む。
秋永君は赤くなった頬を冷まそうとしているのか、パタパタと手で頬を仰ぎながら車内を見渡した。
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