天使なんかと上手くやれるわけがない

らいち

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千年に一人の逸材

意味深すぎてさっぱり分からない

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いくら力のある芙蓉とはいえ、おそらくここにはもっと上の奴らがわんさかいるだろうに、どうやってここから脱出する気なんだろう。

「まあいいか…」

考えたところで俺にどうにか出来るわけも無いので、その場で大の字に寝転がり目を閉じた。


芙蓉が去った後、悪魔の俺に興味があるのか天使が個々に俺を見に来ていた。
はっきりとは分からないけど俺が感じたところでは、見に来た天使はほとんどがかなり力のありそうな者たちだった。纏うオーラが、芙蓉と同じかそれ以上に感じられるものばかりだったのだ。

そして皆俺を見た後には、「何でこんな奴」と言わんばかりに、あからさまにため息を吐いて帰って行った。
なのに今、ここに居る奴は他の奴らとは違い、何を思っているのか思案顔で俺をじっと見ている。

「参ったな…」
「…?」
「これは芙蓉が気に入るはずだ」
「???」

何? さっきから眉間にしわを寄せて、何ぶつぶつ言ってんだ。

「お前、悪魔なんだよな」
「…おう」
「魔力、ほとんど無いだろ」
「…悪かったな」

なんだこいつ、喧嘩売ってんのか?

「魔界は肌に合わなかっただろう」
「あ、ああ。居心地は悪かったかな」

魔力も無い弱い俺が、魔界で相手にされなかった事はきっと容易に想像がついたのだろう。

「…突然変異もいいところだ」
「は?」

「安心しろ。お前はここでは処分は出来ん。きっと一際綺麗な魂が、何を血迷ったのかお前の体に入ってしまったんだな…。そうじゃなければ何か意味があったのか…」

そう言った後、その天使は視線を落としてため息を吐き、「意味があったんだろう」と意味深な言葉を残して出て行ってしまった。


意味深すぎて、何が何だかさっぱり分からないんだけど!
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