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第三章
お姫様のわがまま 2
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戻って来た野田さんが手にしていたのはサングラス。
それをスッとかけて見せた。
「兄さんの借りてきたわ。ほら、こうやって目さえ隠せば問題ないでしょ?」
「はあ?」
野田さんが掛けたのは、ゴールドのミラーレンズ。
確かにこれなら金色に光る瞳を隠すことは出来るかもしれないけど……!
「目立つじゃないのー! ボケー!!」
「何よ! いいじゃないの1回くらい! 八木さんはずっと一緒に居るじゃない」
『ふうっ……』
ため息を吐いた須和君が、私を押しのけて前に出てきた。
「分かりました」
えー!?
ちょっと待って、ダメでしょう!!
野田さんは既に目をつけられているのに、そんな目立つサングラスなんて掛けて一緒に居たら、須和君が金の妖だって勘繰られちゃうじゃないの!
「その代わり、あとは自重してくださいね」
「うん、約束するわ」
満面の笑みで答える野田さんに、ため息しか出てこない。
「まったく、須和君ったら甘いわよ。これじゃ却って目立つって」
『…………』
文句を言う私に、須和君が汗を掻いているのが伝わってくる。
須和君も自覚してるんだね。まったく……。
そして翌日。
須和君は私から久しぶりに抜け出して、野田さんの家に迎えに行った。
私は、どうしても気になったのでしっかり同行するつもりでついてきた。
「私もついて行くからね!」
「どうぞご勝手に」
そう言いつつ、須和君の腕をとる。
「10m離れてついてくるのよ。そうじゃないと約束はなしよ」
野田さんは、そう不敵に笑って歩き出した。
あの女ぁ~!!
ホントヤな奴~!
約束を反故にされたら須和君が困るだろうから、仕方が無いので大人しく10mくらい離れてついて行く。
すると5分も経たない内に、野田さんが須和君を引っ張って路地へと入り込んだ。
「こっちよ!」
「ちょ……、姫?」
やられた!
慌てて走って私もその角を曲がったけど、その先にはさらにT字路になっていて、2人の姿はどこにも無かった。
それをスッとかけて見せた。
「兄さんの借りてきたわ。ほら、こうやって目さえ隠せば問題ないでしょ?」
「はあ?」
野田さんが掛けたのは、ゴールドのミラーレンズ。
確かにこれなら金色に光る瞳を隠すことは出来るかもしれないけど……!
「目立つじゃないのー! ボケー!!」
「何よ! いいじゃないの1回くらい! 八木さんはずっと一緒に居るじゃない」
『ふうっ……』
ため息を吐いた須和君が、私を押しのけて前に出てきた。
「分かりました」
えー!?
ちょっと待って、ダメでしょう!!
野田さんは既に目をつけられているのに、そんな目立つサングラスなんて掛けて一緒に居たら、須和君が金の妖だって勘繰られちゃうじゃないの!
「その代わり、あとは自重してくださいね」
「うん、約束するわ」
満面の笑みで答える野田さんに、ため息しか出てこない。
「まったく、須和君ったら甘いわよ。これじゃ却って目立つって」
『…………』
文句を言う私に、須和君が汗を掻いているのが伝わってくる。
須和君も自覚してるんだね。まったく……。
そして翌日。
須和君は私から久しぶりに抜け出して、野田さんの家に迎えに行った。
私は、どうしても気になったのでしっかり同行するつもりでついてきた。
「私もついて行くからね!」
「どうぞご勝手に」
そう言いつつ、須和君の腕をとる。
「10m離れてついてくるのよ。そうじゃないと約束はなしよ」
野田さんは、そう不敵に笑って歩き出した。
あの女ぁ~!!
ホントヤな奴~!
約束を反故にされたら須和君が困るだろうから、仕方が無いので大人しく10mくらい離れてついて行く。
すると5分も経たない内に、野田さんが須和君を引っ張って路地へと入り込んだ。
「こっちよ!」
「ちょ……、姫?」
やられた!
慌てて走って私もその角を曲がったけど、その先にはさらにT字路になっていて、2人の姿はどこにも無かった。
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