【R-18】女に人権が無い異世界に転生してしまった俺は、凌辱の限りを尽くす〜異世界性奴隷化計画〜

あむあむ

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第五章

第二十七話

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 ♢♢♢

 王城、それは国の中心にある最も巨大な建造物。基本的に国民は立ち入る事を禁じられ、奴隷も「処分」される時しか入ることはできない謎の場所。
 俺たちは憲兵から見えない場所で、黒いローブを被り様子を伺っていた。

「隙間は……なさそうだな」
「王城とだけあって、姉さんの時みたいに甘い警備じゃないね」

 パッと見だけでも10人はいる。しかも、それなりに魔力の高そうな相手だ。

「戦闘は避けれそうにない、か?」
「一旦戻って作戦を練り直す?」
「いや、ネイシアやシルクを連れてきたところで同じだろう。それに──」
「それに?」
「少し、自分の力を試したい……って言ったら怒るか?」

 修行してから初めての実戦。
 少しだけウズウズしていた。

「じゃあこうしよう、敵にバレないように十人同時に倒す。それでいいんじゃない?」
「思考が脳筋だな……が、悪くない」
「私が3人、イットーが7人な」
「弱気だねぇ」
「ご主人様をたててんだよ」
「ハッ、よく言うぜ全く。なら、行くぞ」

 俺は龍の仮面を、シリウスは布を口に巻くとフィンガースナップを鳴らした。
 指先から微量の電気が走り、チリチリっと空気を伝うと憲兵達の後ろの壁でバチッと弾ける。

「──なんだ?」

 そこに視線が集中した瞬間、小さな声で呟く。

「ボルト・アクセル──ッ」

 雷光一閃。
 姿勢を低くしたまま飛び出し、雷の如く敵との距離を詰める。
 そして視覚に入る前に、一番手前にいた憲兵の背中に手を当てた。

「な、敵し──ぅぐッ!」

 バチィ。声を上げる前に体内に直接電流を叩き込み動きを封じる。次。

「誰だ!」

 他の憲兵達が敵襲を察し身構え、俺に視線を集めた。だが、そこに俺はもういない。

「弐人目ッ!」
「か──はッ!?」

 水面蹴りで体を宙に浮かせた後、拳を落とすように打つけ地面へと叩きつける。
 反応の早いものは、声を上げる前に剣を引き抜くと顔面に向かって突きを放っていた。

「遅いぞ」
「なッ──ふ、ぎぃ!!」

 皮一枚で躱し腹部に拳で一撃。参。
 更には振り返り様に裏拳で顎を弾き二名撃破。四、伍。

「こ、このぉー!」

 挟み撃ちの格好で、左右から一直線に振りかざされた刃を両手を使いそれぞれ受け止める。必殺、片手白刃取り。

「これで、終わりっと」
「へぐッ!?」「ぅごッ!!」

 最後は掴んだ剣を上空へ弾き飛ばし奪い取ると、柄で腹部をドスドスっと刺した。
 バタッとその場に倒れ込む計7人の憲兵達。
 少し視線を外すと、他3名の憲兵もぐったりと倒れていた。
 パンパンと手を叩き、こっちをみるシリウス。

「こんなもんで如何でしょう、ご主人様?」
「流石にこの程度の相手には、遅れは取らないか」
「腐ってもダークエルフなもんで」

 彼女は俺の体術の師匠でもある。この短期間に敵の捌き方や、電気属性の効率のよい攻撃方法を教えてくれた人。
 こんな雑魚相手に苦戦する筈がない。クソど変態だけど。

 とりあえず、気絶した憲兵達を建物の影に隠し、シリウスは城の壁に手を当てた。

「イットー、マップ」
「はいはい、どーぞ」
「暫く集中するから、周りをよろしく」

 一通り城内のマップに目を通した後、瞳を瞑り黙り込んだ。
 彼女の手の平は青く輝き始め、光は壁に吸い込まれるように消えていく。
 そうして、一時間くらい経った時、ようやく瞳を開き大きなため息を吐いた。

「だぁ~……疲れ、たぁ」
「お疲れさん。で、どう?」
「全解除完了。数が多くてめちゃくちゃ魔力使ったから、戦闘には期待しないよーに」
「了解」

 今、シリウスがやったのは遠隔魔法による一点集中型の攻撃だ。
 場所さえ把握できていれば、そこだけに電気で焼き切り鍵を解除させることができる。
 とまぁ、理屈は簡単だが、魔法操作が器用な彼女にしかできない神業だ。

「俺は大技ばかり練習してたから、細かい作業は苦手でね。助かるよ」
「わーてるわーてる。ほら、入ろうぜ」
「あぁ、いざ鎌倉だ」
「なんだそれ? まぁいいや」

 ロックを解除した扉を開き、裏口から城の中へと入っていく。
 城内は現世の時によくやったRPGをそのまま作ったような造りをしていて、初見の俺にも分かりやすい。
 警備兵の目を掻い潜りながら、マップを確認し、解除したのがバレない内にある地点まで辿り着く。

「ここだな」

 錆びた両開きの扉を音が鳴らないよう慎重に開く。
 すると、真っ先に鼻を摘みたくなるような異臭に襲われた。

「イットー、この匂い」

 シリウスの問いかけに頷いて答える。
 金属とチーズが混ざったような、特徴的なそれは俺たちに緊張感を与えた。
 そう、これは紛れもなく「血」の匂い。それも夥しい量の。

「魔法装甲を解くなよ、シリウス。常に警戒体勢を維持、足音は立てないように」
「了解している」

 俺たち雷属性使いは、身体に磁気を纏わせることにより足音を完全に消すことができる。
 彼女に教えてもらった技を使い、慎重に中へと入っていた。
 蟻の巣のように入り組んだ通路。何人かの警備兵の目を避けながら進んでいく。
 そうして俺たちは、ある部屋の前で足を止めた。

「……養人場か。分かりやすいな」

 扉にはそう記載されている。

「どういう意味だ?」
「つまり、家畜のように人を増やす場所ってことだろう……ここに、シルク達が怯える『廃棄』の真実があるかもしれない」
「入るか?」
「もちろんだ」

 少しだけ扉を開け、敵の存在が無いことを確認した後、養人場に侵入する。
 瞬間、俺は目の前に広がる光景に思わず声を漏らしてしまった。

「──なんだ、これは……!」
「ッ、酷い……人間はここまで……」

 ずらりと並んだ女達。パッと見で三百人以上の女性が尻を突き出す姿勢のまま、首枷で拘束されていた。
 しかも皆、虚な目をしており、更にお腹は膨れて重くなっている。

「全員妊娠している……のか?」
「体の中に、もう一つの魔力を感じる。間違いないだろうな。だけど……半分は違うぞ、イットー」
「違う? 何がだ」
「この女達のお腹にいるのは──」

 と、シリウスが言い掛けた時だった。

 ジリリリリリリッ!!

 ブザーが部屋全体に鳴り響くと、奥にある扉が解放された。

「マズい、シリウスッ!」

 俺は彼女を抱き寄せると、物陰に身体を隠し開放された扉の方を見る。
 すると、そこからは見たことない、いや正確には実際に見たことはない生物達が続々と現れた。
 緑色の体色に豚のような顔、人間の三倍はあろう巨大な身体。

「……シリウス、あれが……」
「えぇ、魔族の一つ、オークと呼ばれる種族ですね」

 初めて目の当たりにした魔族は、想像以上に恐ろしく、威圧的な存在だった。
 真っ赤な瞳に理性のカケラもない獣のような表情。俺はこいつらをぶっ倒そうとしていたのか。

「手、震えてるぞ?」
「──ッ」

 シリウスに両手を握られて初めて自覚した。ビビってるのか、俺が。

「大丈夫、あんな奴ら束になってもイットーに指一本触れることすらできず絶滅するさ」
「……ただの武者震いだ。心配するな」
「それでこそ、私の弟子兼ご主人様だぜ」

 アイツらを倒す為、全ての頂点に立つ為に、死ぬ気で特訓したんだ。相手の殺気に呑まれるな、俺は強い。

「ふぅ~、サンキュー、シリウス」
「あぁ、ところでさっき言い掛けた話なんだが……」
「皆まで言うな、理解したよ」

 お腹の中の子が半分違うって言うのは、恐らくこれから始まる惨状がそのまま説明になるだろう。
 オーク達は皆、鼻息を荒くし巨大な陰茎をそそり勃たせているのだから。

 ジリリリリリリッ!

 再びブザーが鳴り響くと、オーク達は女の後ろへ綺麗に整列をした。そして、部屋の空気は一変する。

「グォォォォォッ!!」
「ぃ──ぎぃぁぁぁぁあ゛あ゛ッ!!♡♡」

 バチーィンッ、と強烈な破裂音が鳴ったかと思えば、直ぐに絶叫により掻き消される。
 オークは女の髪を掴むと、体格と比例した巨大な陰茎を容赦なく彼女達に打ち込んだのだ。

「あ゛、いぎぃぃい゛ッ!♡ うごごォォォッ!!♡♡」

 ボゴッ、ボゴッ、とお腹の子など関係なしといった様子で始まる激しいピストン。
 女側も薬を盛られているのか、狂ったように絶頂していた。
 正気の沙汰とは思えない光景に、吐き気を催す。
 化物と人間の交配……それこそが、廃棄の真実だったのだ。

「ギリッ……」

 シリウスの歯軋りが耳元に聞こえる。
 拳を握りしめ、悲惨な光景に怒りの感情を覚えているようだ。

「イットー、なんとかできないか? 私は……ッ!!」
「できない」
「──な、は!?」

 俺の即答に驚いたのか、彼女は少し顔を引いた。どうして、と聞かれる前に答えよう。

「奴らの行動を把握する為に、俺たちはここまで来ているんだ。最後まで、見届ける必要がある」
「だ、だけど、こんな……!」
「優しいな、シリウスは。お前のそーいう情に厚いところ、嫌いじゃない」
「ッ……ぅ」

 別の種族、しかも侵略者である人間の恥辱を見て怒れるのだからな。そりゃあ無茶してでもネイシアを助け出そうとするわけだ。

「だが、今ここでオークを皆殺しにしてどうする。ここにいる女全員助けて、それでどうなる?」
「……そ、それは……」
「今はユグドラシルに呪いを掛けている方法を知ることが第一目標だ。俺たちは、女を助けに来たわけじゃない」
「……存外と、ドライなんだな……」
「見損なったか?」
「いや、私だって馬鹿じゃない。分かってるさ、単純だ……」

 そう言って、彼女はようやくと握り拳を解いた。が、瞳は納得していないようにもみえる。
 残念だが、俺は正義の味方じゃないんだ。許せよ、シリウス。

 ジリリリリリリッ!

 話をしている内に、オーク達の陵辱は終わり、女達は全員膣から逆流するほどの精子を流し込まれていた。
 満足したのか、オークは外へと出て行き姿を消して行った。
 その中で、一体だけボロボロになった女の髪を掴み引き摺りながら出て行く個体が目に入る。

「何処に連れて行く気だ……? シリウス、行くぞ」
「……」
「シリウスッ!」
「あ、あぁ……すまない。行こう」
「ボケっとするなよ」

 彼女の肩をパンっと叩き、俺たちは更に奥へと侵入していく。
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