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メイデスの森へ!
168 トイレ以外での…
しおりを挟む百六十八話 トイレ以外での…
『あー、そうだったそうだった。興奮しちゃって忘れちゃってたよ』
ペヤンティーナが頭を掻きながら頬を赤らめる。
ーー…まったく可愛くもなんともない。
『ーー…で、なんでタイツ履いてるの?』
「あ、えーと、魔法使ったんだ。【終焉の焔】っていうんだけどね」
私は【終焉の焔】を発動した際に起きた出来事を覚えている限り話す。
「ーー…でね、なんか【覇王形態】に移行するって表示されて、その時にタイツに変わったんだ。」
『へぇー。じゃあ脱げばいいじゃん』
「それがほら見てよ。脱ごうとしても脱げないんだよ」
私はスカートをたくし上げてタイツに手をかけ、下に力を込める。
ーー…が。。
「ほら、こんな感じで脱げないんだよね」
『ーー……』
「ーー…??」
ペヤンティーナが無言だったので顔を覗き込む。
するとー…
『少女の生たくし上げキタアアアアアア!!!!』
「えええええ!!??」
いきなりペヤンティーナが両手を上げながら歓喜の声を上げだす。
「え、いや、あのさ、私のこれ見てた?」
『うん! 見てたよ! お嬢ちゃんいい太ももしてるよね! ボクもう我慢するのに必死だったよ!!』
ペヤンティーナが全身タイツの下でおちんちんを大きく膨らませながら目を輝かせる。
「えーとー、、そうじゃなくて…」
『あ、わかってるよ。なんでタイツが脱げなくなったかでしょ。ていうかお嬢ちゃん、【覇王形態】ってなに?』
「そういえばそこ調べてなかったかも」
私は履歴を遡り、【覇王形態】をタップしてみる。
●【覇王形態】:【終焉の焔】を使用することで発動。魂が熱く燃え滾り、全ての技に【地獄の業火】が付与される。解除するには内側からの鎮火が必要。
ーー…あ、そういうことだったのね。
「ーー…ていうかこの解除条件?の内側からの鎮火ってなに?」
頭にハテナマークを浮かべながら自分の服を見回していると自分の胸のあたりかなー…衣装がちょっと溶けている。
「ーー…え! なんか溶けてるんだけど!!」
『え!? ほんと!?』
ペヤンティーナが私の胸を凝視。
「ちょっと! 見ないでよ恥ずかしいから!」
『でも溶けてるってことはその服布じゃないんでしょ!? 溶ける繊維を使ってるなんてお嬢ちゃんエッチだねぇ!!』
「エッチじゃないよ!!」
『あれ? でもそしたらなんで泉に落ちた時に全部溶けなかったのかなぁ』
「ーー…!!!!」
え、もしかしてそういうこと?
「ちょっとペヤンティーナさん、あっち向いてて!」
『えー? なんでボクの名前知ってるのー?』
「いいからあっち!」
私はペヤンティーナに背を向けああせるとスカートをたくし上げる。
もし私の浮かんだ考えがあってるならー…
私はアソコの力を緩め、膀胱のあたりを指でゆっくりと押してみる。
「んっー…」
アソコから少量のおしっこが漏れだす。
するとどうだろうー…おしっこに触れた箇所のタイツが少しずつ溶けていっているではないか。
「やっぱりー…」
内側からの鎮火って、汗やおしっこー…服の内側からの水で溶けるんだ。
だったらー…。
私は覚悟を決めて膀胱に力を込めてその場で放尿。
勢いよく溢れ出るおしっこがまずアソコ周辺のタイツを完全に消し去り、バチャバチャと地面に落水。その飛沫や股から伝って下へと流れるおしっこが残りのタイツを一掃していった。
ーー…なんだろうこの懐かしい感覚。
私は体を震わせながらトイレ以外での放尿の快感にただただ呆然としていたー…のだが。
「ーー…はっ!!」
私は重要なことを忘れていたのだ。
そう、目の前にペヤンティーナがいるということに!!
『ぐふふ…人前でそんなことしちゃうなんてー…お嬢ちゃん見かけによらず本当に痴女だよね』
「痴女じゃないよ!!」
私はペヤンティーナに大声で叫ぶ。
すると同じタイミングだろうかー…パンツシールドの隙間から機械人形たちが次々と動作を停止させ地面に落下していく様子が確認できた。
「ーー…なんで?」
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