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学園編
突如舞い込んできたドレス問題
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ふっふふ~ふ~ん♪
いや~楽しみだな~~!
という感じで絶賛ご機嫌の私ですが、皆様思ったことでしょう。「何でコイツこんな鼻唄歌いながら機嫌良さそうにしてんだ」って。
ふっふっふ、その理由はですねぇ!
乙女ゲーム『あなたと恋のワルツを』における一大ビッグイベント、“舞踏会”が迫っているからなのです!!
ちなみに「こないだ学園祭やったじゃん」ってツッコミはしちゃいけない。だって日常パートなんて特に言うことないんだもん!
ゴホン。気を取り直して。
舞踏会。それは優雅に男女でダンスを踊るステキなパーティー。
それがこの王立学園の中で行われるのである。
舞踏会といえば綺麗なドレス姿の女性が目を惹くけれども、平民である主人公アイラは当然、そんなお高いドレスなど買えるお金は持っていない。
制服姿でも参加することは出来るため、アイラはせめて、舞踏会という自分の一生では絶対に参加できないであろうイベントを楽しみたいと、制服のまま行こうとするのだが──。
これは乙女ゲームなのだから当然! 一番好感度の高い攻略対象から、美しいドレスをプレゼントしてもらえるのであります!!
ちなみに逆ハーレム状態だと全員からドレスをプレゼントされるため、さすがに全部は着られない(結婚式じゃあるまいし)から一人だけ選ぶことになる。仕様上仕方のないことなので、これで選ばれなかった攻略対象達の好感度が下がることはあんまり無い。ちょっとは下がっちゃうけど小さいものだ。
故に。
私は綺麗なドレスに身を包むアイラちゃんが見られること、そしてどういうルートを辿ってきてるのかをここでまた確認できることにより、機嫌が最高潮に達しているのです!!
(楽しみだな~! 確かヴィクトールは紅いドレス、ユーリは白いドレスで……、サーシャはちょっと種類が違うんだよね。彼の国にある民族衣装みたいな感じだったはず……)
もうるんるんだ。どのアイラちゃんを見られるのか、今から楽しみで仕方がない。もしかしたら三人共から渡されてるのかもしれないし!! ていうか、その可能性が一番高いよね?!
そんな舞踏会の開催日も、もう来週に迫っている。
先にドレス等を渡されてから舞踏会イベントに入っていくので、この時期ならもう渡されているはず!
ということで。隣で一緒にお昼を食べているアイラちゃんに早速聞いてみよう!!
「ねぇねぇ、アイラちゃん」
「?」
こそっとアイラちゃんに内緒話でもするかのように耳打ちすると、不思議そうな顔をしてアイラちゃんが顔を傾けてくれる。
「来週は舞踏会があるよね」
「うん、そうだね」
「ドレスとか着たりする?」
本当は「誰にドレスを渡されましたか?!」ってインタビューしたかったんだけど、ちょっとアレな聞き方なので無難な質問にしといた。
これなら「実は……」ってな感じで詳細が聞けるはず! ワクテカワクテカ!
しかし。
「ううん。私、ドレスなんて買うお金持ってないし……、参加するとしたら制服でかな」
なんでもない、ふっつーの顔で。
大天使はそんなことを言ってのけたのである。
…………、あれ?
あれ?!
「……せ、せいふく?」
「うん」
「だ、誰かにドレスを貰ったり……」
「してないよ?」
(してない?!)
ガーーーーンッッ!! と、背後で雷が落ちた。
待って。待って待ってちょっと落ち着くわスーハースーハー、うん、落ち着けねえ!!
待って?! ちょ……そんなわけなくないですか?!
「どどどどういうコト?!」
「わっ」
「あああゴメン!!」
動揺のままに彼女の肩を掴むと驚いた声が出たので慌てて謝り倒す。
いや、でも、これは、……アカンのでは?!
「……も、もっかい聞くね。その、誰か他の人……兄様とかユーリ様とか殿下とかの男性達から、舞踏会用のドレスとか衣装を……も、もも、貰って……は、ない……?」
「え、う、うん……」
「そういうお話は……」
「誰からも特にされてないかな……」
はーーーーッッ?!
何で?! おかしい、おかしいぞ絶対!!
だってだって、この乙女ゲームの『あなたと恋のワルツを』において、舞踏会イベントっつーのはめちゃくちゃでかいメインイベントなんだよ?!
タイトルに『ワルツ』ってついてるのは、ヨーロッパの貴族とか王族とかと恋をするって意味合いもあるけど、この舞踏会のイベントが一ッ番綺麗で魅力的でファンにウケる、ってことも含んでるんだ!! そんなゲームのヒロインが、ドレスを……着ない……だと……?!
やだやだそんなの絶対認められない!! アイラちゃんはかわいいドレス着るんだーーーーッ!! そりゃ勿論制服姿だろうと可愛いは可愛いけど、普段と違う衣装で着飾った攻略対象と制服姿で踊るって!! どう考えてもアカンやろ!!
「…………」
「……あ、あの、ウィラちゃん? 私は別に制服姿でも全然構わないし……、だから気にしなくても平気だよ?」
黙り込んだ私を見ながら、アイラちゃんは心配そうに言う。
いや、ダメだ。
こればっかりは、ちょっと。
(こうなったら、全員に聞いて回るしかねえ……!!)
*
とにかく見つけた片っ端から事情を聞いて回ることにした。
最初に見かけたのはサーシャだ。
「殿下!」
「む?」
薔薇の宮でお茶をしていた所を発見し、そこへ全力疾走する。
ぜーはー言いながらやってきた私を見てサーシャはからからと笑った。
「ははは、何だその急ぎようは! まるで忙しなく動く小動物のようだな!」
「はーっ、はー……、そういうのは、今は、いいんですよ……! それより……!」
「何だ何だ、どーした」
頭をがしがしと撫でられる。雑だが優しい撫で方だ。
私は子供ではないんですがね。
「来週は舞踏会がありますよねっ?」
「ん? ああ」
「みんな着飾って出席すると思うんですが!」
「まぁ、余はまだ出席したことがない故知らぬが。そうだろうな」
「アイラちゃんの着る服を用意していたりとか……してませんか……?!」
きょとん、と目を丸くするサーシャ。
「特にしていないな」
「わぁあ゛!!」
「おおっ?」
あまりのショックに叫んでしまった。驚いた声を出されるが、ちょっと今構ってる暇がない。ショックなので。
サーシャはよく分かってない様子でよしよしと私の頭を撫で続けている。だから私は子供ではないと。
「アイラの衣装が無いことがそんなにショックなのか?」
「……はい……」
自分でも笑えるくらい弱々しい声が出た。
そりゃそうだ。アイラちゃんはこの世界のヒロイン! ヒロインがドレス着ないでどーする!
「しかし……今から衣装を用意するとなると、些か時間がかかると思うが」
「うぐっ」
まぁそれはそう。でも元は君達がもっと早くに用意しなかったせいではないのでしょうか?!
「まぁ、余の部下達に急いで作らせれば間に合うかかもしれんな」
「ホントですか?!」
「だが。一つ、条件がある」
すると、にぃ、とサーシャが口角を上げてこう言い放った。
「そなたも余の用意した衣装を着ろ」
「何で?!」
何 で そ う な る 。
あまりの不可解さに驚きの声を上げた私に、サーシャは笑みを崩さぬまま続ける。
「以前から余の国の民族衣装を着せたいと思っていたのだ。アイラのものを今から急いで作れと申すのなら、そなたの着た姿も見せるがいい。それが条件ぞ」
「いやだから何でそうなるんです?! というか、私が着たらさすがにユーリ様に悪いから無理です!!」
私が着ても何の意味もないだろうがよ。
しかもそんなことを舞踏会でしてしまえば、婚約者であるユーリに対し悪い噂が流れてしまうかもしれない。いくら仮の関係とはいえ、彼の名誉を傷つけるわけにはいかないのである。
断固として断ると、つまらなさそうに「ちっ」と舌打ちをされた。イミフ。
「やはりそなたもそう言うか……」
「……やはりってどういう」
「舞踏会なるものがあると知らされた時、本当はそなたの晴れ姿のための衣装を用意させようと思ったのだ。しかし、「婚約者の居る女性にそのような贈り物をし、ましてや生徒達が集まる公の場で着せるのはまずい」とカリュに止められてな……」
そりゃそうだろうがよ。
え、ていうか何。私の分元々用意するつもりだったの?
その気ならアイラちゃんの衣装を用意してくれよ!! 私のは要らないからさぁ!!
「しかもそれを聞きつけたそなたの婚約者に釘まで刺された故、此度は我慢してやろうと寛大なる余は判断したのである。奴ならともかくとして、そなたを困らせるのは余も望む所ではないしな」
「……そうですか……」
なんか気を遣われたらしいが、憔悴してきた私には理解ができなくなってきた。
無理矢理サーシャが衣装を作って着せようとしてきたら、確かにめちゃんこ困ってたかもしれん。さすがにそれをアイラちゃんに流すこともできないし。
「まぁ、ということだ。余の用意した衣装を着れぬと言うのなら、アイラのものも用意するのは無しだな」
「そんな?! そこをなんとか!! アイラちゃんの着飾った姿を見たくないんですか?!」
必死に懇願するが、現実は無情だった。
「アイラもいいが……、余はそなたの着飾った姿を見たい」
……真っ直ぐ見つめられながら、そう言われると。
もう私には、何も言えることが無くなるのだった。
いや~楽しみだな~~!
という感じで絶賛ご機嫌の私ですが、皆様思ったことでしょう。「何でコイツこんな鼻唄歌いながら機嫌良さそうにしてんだ」って。
ふっふっふ、その理由はですねぇ!
乙女ゲーム『あなたと恋のワルツを』における一大ビッグイベント、“舞踏会”が迫っているからなのです!!
ちなみに「こないだ学園祭やったじゃん」ってツッコミはしちゃいけない。だって日常パートなんて特に言うことないんだもん!
ゴホン。気を取り直して。
舞踏会。それは優雅に男女でダンスを踊るステキなパーティー。
それがこの王立学園の中で行われるのである。
舞踏会といえば綺麗なドレス姿の女性が目を惹くけれども、平民である主人公アイラは当然、そんなお高いドレスなど買えるお金は持っていない。
制服姿でも参加することは出来るため、アイラはせめて、舞踏会という自分の一生では絶対に参加できないであろうイベントを楽しみたいと、制服のまま行こうとするのだが──。
これは乙女ゲームなのだから当然! 一番好感度の高い攻略対象から、美しいドレスをプレゼントしてもらえるのであります!!
ちなみに逆ハーレム状態だと全員からドレスをプレゼントされるため、さすがに全部は着られない(結婚式じゃあるまいし)から一人だけ選ぶことになる。仕様上仕方のないことなので、これで選ばれなかった攻略対象達の好感度が下がることはあんまり無い。ちょっとは下がっちゃうけど小さいものだ。
故に。
私は綺麗なドレスに身を包むアイラちゃんが見られること、そしてどういうルートを辿ってきてるのかをここでまた確認できることにより、機嫌が最高潮に達しているのです!!
(楽しみだな~! 確かヴィクトールは紅いドレス、ユーリは白いドレスで……、サーシャはちょっと種類が違うんだよね。彼の国にある民族衣装みたいな感じだったはず……)
もうるんるんだ。どのアイラちゃんを見られるのか、今から楽しみで仕方がない。もしかしたら三人共から渡されてるのかもしれないし!! ていうか、その可能性が一番高いよね?!
そんな舞踏会の開催日も、もう来週に迫っている。
先にドレス等を渡されてから舞踏会イベントに入っていくので、この時期ならもう渡されているはず!
ということで。隣で一緒にお昼を食べているアイラちゃんに早速聞いてみよう!!
「ねぇねぇ、アイラちゃん」
「?」
こそっとアイラちゃんに内緒話でもするかのように耳打ちすると、不思議そうな顔をしてアイラちゃんが顔を傾けてくれる。
「来週は舞踏会があるよね」
「うん、そうだね」
「ドレスとか着たりする?」
本当は「誰にドレスを渡されましたか?!」ってインタビューしたかったんだけど、ちょっとアレな聞き方なので無難な質問にしといた。
これなら「実は……」ってな感じで詳細が聞けるはず! ワクテカワクテカ!
しかし。
「ううん。私、ドレスなんて買うお金持ってないし……、参加するとしたら制服でかな」
なんでもない、ふっつーの顔で。
大天使はそんなことを言ってのけたのである。
…………、あれ?
あれ?!
「……せ、せいふく?」
「うん」
「だ、誰かにドレスを貰ったり……」
「してないよ?」
(してない?!)
ガーーーーンッッ!! と、背後で雷が落ちた。
待って。待って待ってちょっと落ち着くわスーハースーハー、うん、落ち着けねえ!!
待って?! ちょ……そんなわけなくないですか?!
「どどどどういうコト?!」
「わっ」
「あああゴメン!!」
動揺のままに彼女の肩を掴むと驚いた声が出たので慌てて謝り倒す。
いや、でも、これは、……アカンのでは?!
「……も、もっかい聞くね。その、誰か他の人……兄様とかユーリ様とか殿下とかの男性達から、舞踏会用のドレスとか衣装を……も、もも、貰って……は、ない……?」
「え、う、うん……」
「そういうお話は……」
「誰からも特にされてないかな……」
はーーーーッッ?!
何で?! おかしい、おかしいぞ絶対!!
だってだって、この乙女ゲームの『あなたと恋のワルツを』において、舞踏会イベントっつーのはめちゃくちゃでかいメインイベントなんだよ?!
タイトルに『ワルツ』ってついてるのは、ヨーロッパの貴族とか王族とかと恋をするって意味合いもあるけど、この舞踏会のイベントが一ッ番綺麗で魅力的でファンにウケる、ってことも含んでるんだ!! そんなゲームのヒロインが、ドレスを……着ない……だと……?!
やだやだそんなの絶対認められない!! アイラちゃんはかわいいドレス着るんだーーーーッ!! そりゃ勿論制服姿だろうと可愛いは可愛いけど、普段と違う衣装で着飾った攻略対象と制服姿で踊るって!! どう考えてもアカンやろ!!
「…………」
「……あ、あの、ウィラちゃん? 私は別に制服姿でも全然構わないし……、だから気にしなくても平気だよ?」
黙り込んだ私を見ながら、アイラちゃんは心配そうに言う。
いや、ダメだ。
こればっかりは、ちょっと。
(こうなったら、全員に聞いて回るしかねえ……!!)
*
とにかく見つけた片っ端から事情を聞いて回ることにした。
最初に見かけたのはサーシャだ。
「殿下!」
「む?」
薔薇の宮でお茶をしていた所を発見し、そこへ全力疾走する。
ぜーはー言いながらやってきた私を見てサーシャはからからと笑った。
「ははは、何だその急ぎようは! まるで忙しなく動く小動物のようだな!」
「はーっ、はー……、そういうのは、今は、いいんですよ……! それより……!」
「何だ何だ、どーした」
頭をがしがしと撫でられる。雑だが優しい撫で方だ。
私は子供ではないんですがね。
「来週は舞踏会がありますよねっ?」
「ん? ああ」
「みんな着飾って出席すると思うんですが!」
「まぁ、余はまだ出席したことがない故知らぬが。そうだろうな」
「アイラちゃんの着る服を用意していたりとか……してませんか……?!」
きょとん、と目を丸くするサーシャ。
「特にしていないな」
「わぁあ゛!!」
「おおっ?」
あまりのショックに叫んでしまった。驚いた声を出されるが、ちょっと今構ってる暇がない。ショックなので。
サーシャはよく分かってない様子でよしよしと私の頭を撫で続けている。だから私は子供ではないと。
「アイラの衣装が無いことがそんなにショックなのか?」
「……はい……」
自分でも笑えるくらい弱々しい声が出た。
そりゃそうだ。アイラちゃんはこの世界のヒロイン! ヒロインがドレス着ないでどーする!
「しかし……今から衣装を用意するとなると、些か時間がかかると思うが」
「うぐっ」
まぁそれはそう。でも元は君達がもっと早くに用意しなかったせいではないのでしょうか?!
「まぁ、余の部下達に急いで作らせれば間に合うかかもしれんな」
「ホントですか?!」
「だが。一つ、条件がある」
すると、にぃ、とサーシャが口角を上げてこう言い放った。
「そなたも余の用意した衣装を着ろ」
「何で?!」
何 で そ う な る 。
あまりの不可解さに驚きの声を上げた私に、サーシャは笑みを崩さぬまま続ける。
「以前から余の国の民族衣装を着せたいと思っていたのだ。アイラのものを今から急いで作れと申すのなら、そなたの着た姿も見せるがいい。それが条件ぞ」
「いやだから何でそうなるんです?! というか、私が着たらさすがにユーリ様に悪いから無理です!!」
私が着ても何の意味もないだろうがよ。
しかもそんなことを舞踏会でしてしまえば、婚約者であるユーリに対し悪い噂が流れてしまうかもしれない。いくら仮の関係とはいえ、彼の名誉を傷つけるわけにはいかないのである。
断固として断ると、つまらなさそうに「ちっ」と舌打ちをされた。イミフ。
「やはりそなたもそう言うか……」
「……やはりってどういう」
「舞踏会なるものがあると知らされた時、本当はそなたの晴れ姿のための衣装を用意させようと思ったのだ。しかし、「婚約者の居る女性にそのような贈り物をし、ましてや生徒達が集まる公の場で着せるのはまずい」とカリュに止められてな……」
そりゃそうだろうがよ。
え、ていうか何。私の分元々用意するつもりだったの?
その気ならアイラちゃんの衣装を用意してくれよ!! 私のは要らないからさぁ!!
「しかもそれを聞きつけたそなたの婚約者に釘まで刺された故、此度は我慢してやろうと寛大なる余は判断したのである。奴ならともかくとして、そなたを困らせるのは余も望む所ではないしな」
「……そうですか……」
なんか気を遣われたらしいが、憔悴してきた私には理解ができなくなってきた。
無理矢理サーシャが衣装を作って着せようとしてきたら、確かにめちゃんこ困ってたかもしれん。さすがにそれをアイラちゃんに流すこともできないし。
「まぁ、ということだ。余の用意した衣装を着れぬと言うのなら、アイラのものも用意するのは無しだな」
「そんな?! そこをなんとか!! アイラちゃんの着飾った姿を見たくないんですか?!」
必死に懇願するが、現実は無情だった。
「アイラもいいが……、余はそなたの着飾った姿を見たい」
……真っ直ぐ見つめられながら、そう言われると。
もう私には、何も言えることが無くなるのだった。
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