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ー学生時代ー
プレゼント 3
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「お前ら、昼どうすんの?」
「うん、どっか食べに行こうかと思ってるねんけど。」
「決めてへんねんやったらちょっとまって?」
辰巳さんがどこかに電話をして戻ってきて、あきおさんとコソコソと何か話している。
あははと笑ってあきおさんが私のそばにきた。
「これから一緒にイタリアン行くけどいい?」
いい?って聞いてるけど、決定事項だよね・・・
「三人で?」
「いや、もうひとり現地集合らしい。」
あら、だれか来るのね・・・
あ、でもこんな格好で大丈夫かな??
「あの・・・辰巳さん、私こんな格好してますけど大丈夫ですか?」
「ん?ぜんぜんオッケーだよ。めっちゃかわいいし。カジュアルなお店だからね、気にしなくって大丈夫だよ。」
いつの間にかイチゴのパックをひとつ手にした辰巳さんと一緒に少し山手のイタリアンレストランへ。
まだ免許を持っていない私には行けないような場所にそのお店はあったのだけど、私好みの素敵な店構えでキョロキョロしながら駐車場からお店の入り口まで歩いた。
お店の扉を開くと、また中もとっても素敵でテンションあがっちゃう。
あきおさんはそんな私をニコニコしながらエスコートしてくれた。
「辰巳くん、前田くん、久しぶりね。いらっしゃい。」
「「おう」」
えっ??知り合い??
「辰巳くん、お連れ様こられてますよ。」
「さんきゅー。」
「前田くん、こちらのかわいい子はキミの彼女??」
「そ。りおなちゃん。」
うわ、あっさり紹介されちゃった(#^^#)
「おじゃまします。」
ペコリとおじぎをしてあきおさんと一緒に案内されたテーブルにいた人をみて
今日はまたビックリした。
お店はほどよく混んでいて、お天気もよいので窓があいていて心地よい。
窓側の席に案内されたのだけれど、手前に座っている女性が振り返った。
「辰巳くん、私も今来たところ。」
えっ???雰囲気違うけど・・・・
「伊藤先生???」
ちょうど辰巳さんのカラダで私が隠れてしまっていたけれど、私が来ると聞いていたらしく先生は落ち着いていた。
「りおなちゃん、こんにちは。あら、いつもと違ってかわいい恰好ね。」
「先生こそ!ぜんぜん雰囲気違うからびっくりしました!」
きゃぁ。カジュアルですごい美人さんな伊藤先生にびっくり。
学校ではノーメイクに近くて、きちっとしたスーツを着ていることが多いのだけど、女性ってメイクでこんなにかわるのねとビックリした。
「とりあえずりおちゃん座って。」
私はあきおさんがすでに座っていたのだけれど驚きすぎて立ち尽くしていたので辰巳さんに促されて座った。
「ここはね、ボクらの同級生の七瀬がイタリアに留学しているときに出会ったシェフと結婚してこっちに帰ってきて出したお店なんだ。いいでしょ。」
「はい、素敵すぎてテンションあがっちゃいます!」
興奮していると七瀬さんがおしぼりとお水を持ってきてくれた。
「改めて・・・いらっしゃいませ。ゆっくりしていってくださいね。」
あれ?オーダーとらないの???と思ったら辰巳さんが言った。
「今日はね、コースを予約していたんだ。人数増えてもいいかって連絡したらOKだったからさ。」
・・・ってことは・・・
思わず先生と辰巳さんを交互にみたら二人とも笑っていた。
「りおちゃんに感謝しないとね、辰巳くんとつきあうことにしたのよ。」
先生がやわらかな笑顔で言った。
美男美女ですっごいお似合い・・・
なんだかうれしくてほうっと溜息がでた。
「ほんと、りおちゃんには感謝しかないよー、彩乃さんと知り合えたし、校長先生ともつないでもらっちゃって。」
「ボクじゃなくってりおちゃんなんや。」
あきおさんが話に一瞬入れなかったからかちょっと拗ねた感じでつぶやいた。
「おいおい、何拗ねてんねん。彩乃さん、こいつが親友の前田章夫。で、りおちゃんの・・・」
「彼氏さんね?」
先生は私のほうをみてフフっと笑った。
「あ、はい・・・」
なんだかはずかしい・・・私だけこどもで・・・・
「最近りおちゃん艶っぽくなったなぁとは思っていたのよ。でも学校では優等生でやさしくて。今日は可愛らしいけど、どっちも素敵よ。」
先生にほめられてとっても嬉しかった。
「前田さん、はじめまして、伊藤彩乃です。りおちゃんの学校の教師してます。りおちゃんは妹みたいに思ってたからうれしいな。」
「はじめまして。いや・・・辰巳がこんなきれいな人と並んでるのがビックリで。」
「なんや、それ。あきおこそ、りおちゃんみたいなかわいい子と並んでるのが不思議やで。」
先生と私は顔を見合わせて思わず笑ってしまった。
あきおさんと辰巳さんの会話に和んできたテーブルに七瀬さんがサラダを持ってきた。
「前田くんも辰巳くんも幸せそうでよかったわ。特に前田くん・・・ね。」
同級生ってことは社長もおんなじってことか。
七瀬さんもあきおさんの事情はよく知っている感じだった。
みんな仲良しなんだなぁ・・・と幼なじみがいることがちょっとうらやましかった。
みんな大人で素敵な中に私みたいな子どもがいていいのかなぁ、なんて思ったりもしたのだけれど、世間話をしながらおいしいピザとパスタでお腹いっぱいになった。
最後にティラミスもでてきたのだけれど・・・
私とあきおさんのお皿がプレゼントプレートになっていた。
えっ???
「あきおからりおちゃんもうすぐ誕生日って聞いてね。あきおも明日誕生日なんだよ?りおちゃん知らなかったでしょ?だから、ふたりにお祝い!」
えっ??そうなの???
あきおさんの顔をみるとちょっとはずかしそうにしているあきおさんがいた。
知ってたらプレゼント用意したのに・・・
とちょっぴり残念だったけれど、素敵なプレートをくずして食べるととってもおいしくて幸せだった。
「うん、どっか食べに行こうかと思ってるねんけど。」
「決めてへんねんやったらちょっとまって?」
辰巳さんがどこかに電話をして戻ってきて、あきおさんとコソコソと何か話している。
あははと笑ってあきおさんが私のそばにきた。
「これから一緒にイタリアン行くけどいい?」
いい?って聞いてるけど、決定事項だよね・・・
「三人で?」
「いや、もうひとり現地集合らしい。」
あら、だれか来るのね・・・
あ、でもこんな格好で大丈夫かな??
「あの・・・辰巳さん、私こんな格好してますけど大丈夫ですか?」
「ん?ぜんぜんオッケーだよ。めっちゃかわいいし。カジュアルなお店だからね、気にしなくって大丈夫だよ。」
いつの間にかイチゴのパックをひとつ手にした辰巳さんと一緒に少し山手のイタリアンレストランへ。
まだ免許を持っていない私には行けないような場所にそのお店はあったのだけど、私好みの素敵な店構えでキョロキョロしながら駐車場からお店の入り口まで歩いた。
お店の扉を開くと、また中もとっても素敵でテンションあがっちゃう。
あきおさんはそんな私をニコニコしながらエスコートしてくれた。
「辰巳くん、前田くん、久しぶりね。いらっしゃい。」
「「おう」」
えっ??知り合い??
「辰巳くん、お連れ様こられてますよ。」
「さんきゅー。」
「前田くん、こちらのかわいい子はキミの彼女??」
「そ。りおなちゃん。」
うわ、あっさり紹介されちゃった(#^^#)
「おじゃまします。」
ペコリとおじぎをしてあきおさんと一緒に案内されたテーブルにいた人をみて
今日はまたビックリした。
お店はほどよく混んでいて、お天気もよいので窓があいていて心地よい。
窓側の席に案内されたのだけれど、手前に座っている女性が振り返った。
「辰巳くん、私も今来たところ。」
えっ???雰囲気違うけど・・・・
「伊藤先生???」
ちょうど辰巳さんのカラダで私が隠れてしまっていたけれど、私が来ると聞いていたらしく先生は落ち着いていた。
「りおなちゃん、こんにちは。あら、いつもと違ってかわいい恰好ね。」
「先生こそ!ぜんぜん雰囲気違うからびっくりしました!」
きゃぁ。カジュアルですごい美人さんな伊藤先生にびっくり。
学校ではノーメイクに近くて、きちっとしたスーツを着ていることが多いのだけど、女性ってメイクでこんなにかわるのねとビックリした。
「とりあえずりおちゃん座って。」
私はあきおさんがすでに座っていたのだけれど驚きすぎて立ち尽くしていたので辰巳さんに促されて座った。
「ここはね、ボクらの同級生の七瀬がイタリアに留学しているときに出会ったシェフと結婚してこっちに帰ってきて出したお店なんだ。いいでしょ。」
「はい、素敵すぎてテンションあがっちゃいます!」
興奮していると七瀬さんがおしぼりとお水を持ってきてくれた。
「改めて・・・いらっしゃいませ。ゆっくりしていってくださいね。」
あれ?オーダーとらないの???と思ったら辰巳さんが言った。
「今日はね、コースを予約していたんだ。人数増えてもいいかって連絡したらOKだったからさ。」
・・・ってことは・・・
思わず先生と辰巳さんを交互にみたら二人とも笑っていた。
「りおちゃんに感謝しないとね、辰巳くんとつきあうことにしたのよ。」
先生がやわらかな笑顔で言った。
美男美女ですっごいお似合い・・・
なんだかうれしくてほうっと溜息がでた。
「ほんと、りおちゃんには感謝しかないよー、彩乃さんと知り合えたし、校長先生ともつないでもらっちゃって。」
「ボクじゃなくってりおちゃんなんや。」
あきおさんが話に一瞬入れなかったからかちょっと拗ねた感じでつぶやいた。
「おいおい、何拗ねてんねん。彩乃さん、こいつが親友の前田章夫。で、りおちゃんの・・・」
「彼氏さんね?」
先生は私のほうをみてフフっと笑った。
「あ、はい・・・」
なんだかはずかしい・・・私だけこどもで・・・・
「最近りおちゃん艶っぽくなったなぁとは思っていたのよ。でも学校では優等生でやさしくて。今日は可愛らしいけど、どっちも素敵よ。」
先生にほめられてとっても嬉しかった。
「前田さん、はじめまして、伊藤彩乃です。りおちゃんの学校の教師してます。りおちゃんは妹みたいに思ってたからうれしいな。」
「はじめまして。いや・・・辰巳がこんなきれいな人と並んでるのがビックリで。」
「なんや、それ。あきおこそ、りおちゃんみたいなかわいい子と並んでるのが不思議やで。」
先生と私は顔を見合わせて思わず笑ってしまった。
あきおさんと辰巳さんの会話に和んできたテーブルに七瀬さんがサラダを持ってきた。
「前田くんも辰巳くんも幸せそうでよかったわ。特に前田くん・・・ね。」
同級生ってことは社長もおんなじってことか。
七瀬さんもあきおさんの事情はよく知っている感じだった。
みんな仲良しなんだなぁ・・・と幼なじみがいることがちょっとうらやましかった。
みんな大人で素敵な中に私みたいな子どもがいていいのかなぁ、なんて思ったりもしたのだけれど、世間話をしながらおいしいピザとパスタでお腹いっぱいになった。
最後にティラミスもでてきたのだけれど・・・
私とあきおさんのお皿がプレゼントプレートになっていた。
えっ???
「あきおからりおちゃんもうすぐ誕生日って聞いてね。あきおも明日誕生日なんだよ?りおちゃん知らなかったでしょ?だから、ふたりにお祝い!」
えっ??そうなの???
あきおさんの顔をみるとちょっとはずかしそうにしているあきおさんがいた。
知ってたらプレゼント用意したのに・・・
とちょっぴり残念だったけれど、素敵なプレートをくずして食べるととってもおいしくて幸せだった。
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