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社会人になってから。
嫉妬
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あきおさんが夕食の時間を19時で予約をしたので少しだけ時間があった。
せっかくなので館内をみてみたくて二人でちょとだけホテル内を散歩した。
モダンな建物で老舗のホテルだけあって重厚な感じがとっても素敵だった。
食事のステーキのお店もとっても素敵で、席についたときに支配人さんが来られて少しだけあきおさんと話をしていた。
お父様がよく利用されているとのお話しだったけれど、あきおさんってすごいおうちの息子さんなのかなと思ったので食べながらきいたけれどたいしたことないよ、また親父のことはゆっくり話すねとスルーされてしまった。
食事後にせっかくだからとBARにも連れて行ってもらった。
内装はもちろん、夜景がとってもきれいだった。
こんな素敵な夜はもちろん生まれて初めてで浮足立っていた。
あきおさんとこんな旅行ができるなんて思ってもみなかった。
だけど、ほんのちょっと贅沢すぎるところが心のどこかにひっかかっていた。
あきおさんはなかなか行けないし、たまだからの贅沢と言ったけれど。
だけど、今日はお言葉に甘えてこのゴージャスな旅行を楽しもうと思った。
あきおさんはあまり飲まなかったけれど、私は食事をしながらのワインとBARでのカクテルでいい気分になっていた。
部屋に戻るとシャンパンとチーズなど軽くつまめるものが用意されていた。
ほんとに映画にでもでてきそうな雰囲気にも酔っていた。
それまではいていたパンプスを脱いで部屋に用意されていたスリッパに履き替える。
スリッパも普通のホテルで使うようなものとは違って豪華なものだった。
「わーふわふわ♡」
ずっとパンプスだったこともあり足がとっても気持ちよかった。
ソファーに並んで座っていったんミネラルウォーターを飲んだ。
ソファーも広いのだけど、向き合うような座り方でひざを突き合わせていた。
「ねぇ、りお、会社には慣れた?」
ずっと楽しもうということで今日は今までしなかった話。
でも社会人になったばかりの私の話は聞きたいよねと思った。
「うん、職場はね、出先だから人数少ないし、年配の方が多いからかわいがってもらってるよ?」
「そっか。このあいだ裕人も話していたけど、全国に同期とかいるんでしょ?」
「うん。7月から総合職の人は配属されるから関西にも何人かくるよ。」
「・・・・・・・」
あきおさんは少しの間、黙ってしまった。
突然の沈黙にどうしたらいいかわからずとりあえずミネラルウォーターをコップにいれて飲んだ。
あきおさんは両手をおでこにつけて下を向いて何か考えているようだった。
私なにか気に障ること言ったかな?と思ってあきおさんの顔を覗き込んだ。
「あきおさん?どうしたの?」
「ん、いや、なんでもない。」
「私、ヘンなこと言った?」
「そんなことないよ。ちょっとね・・・」
めずらしく歯切れの悪いあきおさん。
「せっかくのお部屋なのに暗いのはなしー!」
私はあきおさんの抱えている手ごと顔を両手ではさんであげて唇を重ねると、
あきおさんは手が私の手をつかんでじっと私をみた。
「ごめん、ちょっと嫉妬した・・・」
「・・・・嫉妬?」
「うん、莉緒菜の同期の男たちに。いや、同じ会社の男たちにかな。」
「なんで?」
「仕事場の人は毎日顔をみれて。そのほかの会社の人だって・・・・」
「わけわからんー」
「わからんよなぁ・・・・」
そう言ってあきおさんは私を抱きしめた。
**************
あきおさんは私がアプローチされるだろうと思って気が気でなかったのだということには気づいていなかった。
結局その通りになって私たちが別れてしまうことになるなんて思いもしなかったのだ。
せっかくなので館内をみてみたくて二人でちょとだけホテル内を散歩した。
モダンな建物で老舗のホテルだけあって重厚な感じがとっても素敵だった。
食事のステーキのお店もとっても素敵で、席についたときに支配人さんが来られて少しだけあきおさんと話をしていた。
お父様がよく利用されているとのお話しだったけれど、あきおさんってすごいおうちの息子さんなのかなと思ったので食べながらきいたけれどたいしたことないよ、また親父のことはゆっくり話すねとスルーされてしまった。
食事後にせっかくだからとBARにも連れて行ってもらった。
内装はもちろん、夜景がとってもきれいだった。
こんな素敵な夜はもちろん生まれて初めてで浮足立っていた。
あきおさんとこんな旅行ができるなんて思ってもみなかった。
だけど、ほんのちょっと贅沢すぎるところが心のどこかにひっかかっていた。
あきおさんはなかなか行けないし、たまだからの贅沢と言ったけれど。
だけど、今日はお言葉に甘えてこのゴージャスな旅行を楽しもうと思った。
あきおさんはあまり飲まなかったけれど、私は食事をしながらのワインとBARでのカクテルでいい気分になっていた。
部屋に戻るとシャンパンとチーズなど軽くつまめるものが用意されていた。
ほんとに映画にでもでてきそうな雰囲気にも酔っていた。
それまではいていたパンプスを脱いで部屋に用意されていたスリッパに履き替える。
スリッパも普通のホテルで使うようなものとは違って豪華なものだった。
「わーふわふわ♡」
ずっとパンプスだったこともあり足がとっても気持ちよかった。
ソファーに並んで座っていったんミネラルウォーターを飲んだ。
ソファーも広いのだけど、向き合うような座り方でひざを突き合わせていた。
「ねぇ、りお、会社には慣れた?」
ずっと楽しもうということで今日は今までしなかった話。
でも社会人になったばかりの私の話は聞きたいよねと思った。
「うん、職場はね、出先だから人数少ないし、年配の方が多いからかわいがってもらってるよ?」
「そっか。このあいだ裕人も話していたけど、全国に同期とかいるんでしょ?」
「うん。7月から総合職の人は配属されるから関西にも何人かくるよ。」
「・・・・・・・」
あきおさんは少しの間、黙ってしまった。
突然の沈黙にどうしたらいいかわからずとりあえずミネラルウォーターをコップにいれて飲んだ。
あきおさんは両手をおでこにつけて下を向いて何か考えているようだった。
私なにか気に障ること言ったかな?と思ってあきおさんの顔を覗き込んだ。
「あきおさん?どうしたの?」
「ん、いや、なんでもない。」
「私、ヘンなこと言った?」
「そんなことないよ。ちょっとね・・・」
めずらしく歯切れの悪いあきおさん。
「せっかくのお部屋なのに暗いのはなしー!」
私はあきおさんの抱えている手ごと顔を両手ではさんであげて唇を重ねると、
あきおさんは手が私の手をつかんでじっと私をみた。
「ごめん、ちょっと嫉妬した・・・」
「・・・・嫉妬?」
「うん、莉緒菜の同期の男たちに。いや、同じ会社の男たちにかな。」
「なんで?」
「仕事場の人は毎日顔をみれて。そのほかの会社の人だって・・・・」
「わけわからんー」
「わからんよなぁ・・・・」
そう言ってあきおさんは私を抱きしめた。
**************
あきおさんは私がアプローチされるだろうと思って気が気でなかったのだということには気づいていなかった。
結局その通りになって私たちが別れてしまうことになるなんて思いもしなかったのだ。
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