5 / 5
5
しおりを挟む
章の後について歩いていくと、来た時は絶望を感じていたマンションの中へと入っていく。
「ここって……」
直仁は、戸惑いながらも、早く来いと言う章の後に続いてエントラスを抜ていった。
無言のままのエレベーターは、七階で止まった。
戸惑っているうちに、『701』のプレートの扉の前に立っていた。
「どうした。入れよ」
がちゃっとカギが開く音がした。
直仁が入れるように、章が扉を開けてくれている。
「どうなってんの?」
「どうって、俺んとこだろ。前にも来てたじゃねーか。ほら、入れって」
動かない直仁がじれったいのか、章の眉が少しだけ寄る。
「ああ、うん。おじゃまします」
緊張しながら、靴を脱いで中に入った。
ただ、前とは内装が違っているのが気になった。
上がりとには、きちんとスリッパが揃えてあり、観葉植物まである。
「スリッパ……」
つぶやきが聞こえたのか、
「履くなり、好きにすればいいから」
と、直仁を追い越して、章が中に入っていく。
前は、生活感もなく、閑散としていたのに、絵が飾られていたりする玄関は、どこかの事務所のようだ。
章が突き当りの扉を開けた。
そこはリビングだ。
前なら、パソコンなどの機材や配線だらけなうえに、食べたカップラーメンのカップやコーヒーの缶。それに、グラスにコップ、ペットボトルが床やテーブルの上に散乱していた。
脱いだ服や洗った服も干してあり、来るたびに、簡単に片づけたものだ。
でも、今は、小ざっぱりとしている。
観葉植物も玄関よりも大きなものが置いてある。
キッチン前には、楕円形の大きめのテーブルに六脚のイスがテーブルを囲むように並び、その上に、パソコンが三台とタブレットが置かれていた。配線もなく、スッキリして見える。
壁際には大きなディスプレイ画面が掛けられていて、目を惹いた。
(でっけー……)
「こっちこいよ」
ほけっと見ていると、声がかかった。
リビングの左手にある扉から、章が顔をのぞかせている。
「おじゃまします」
中に入ると、こじんまりとした部屋だった。
ここは入ったことがなかった。
長机が真正面に置かれていて、左手にはベランダへと続く掃き出し窓がある。床には機材やゲーム機器が無造作に置かれていた。
前のリビングがこの部屋に移動したかのように、物が散乱している。
「なんか、落ち着く」
「適当に座ってくれ」
うなずくと、章は部屋から出て行った。
床には黒いラグが引いてあり、機材やら配線の置かれたすき間に座った。
しばらくすると、章がもどってきた。
手には、湯飲みとペットボトルを持っている。
「ほら」
渡された湯飲みは、温かかった。
「あ、ありがと」
章と歩いているときから、もう、胃痛はなかったのだが、ありがたく受けとり、飲んだ。胃が温かくなる。
「悪かった」
急に、章が目の前に座って、頭を下げた。
帽子を脱いだ彼の頭のつむじが見える。
連絡が途絶えたあとの苦しさを思い返すと、許す許さないとかそういう問題ではない気がした。
「悪いと思ってるんなら、理由が聞きたい」
「言わなきゃダメか?」
上目遣いに見られて、ドキッと鼓動が跳ねた。
かわいい子犬に見えて仕方がない。このまま許しそうになって、いやいやと、自分が感じた悲しみや拒絶された辛さを思い出した。
「章はオレのことが嫌いになったから、返事をくれなかった。そういうこと?」
ずっと心の内にあった疑問をやっと、口に出せた。
「……むしろ逆だ」
しばらく無言が続いた後、章が言った。それは、絞り出すような声だった。
「そっか、逆か……ん? 逆?」
「連絡を返さなかったら愛想をつかしてくれると思っていた」
「それって、どういう……?」
首を傾げ、下を向いてしゃべる章をじっと見つめた。
「まさか、ここまで来るなんて……」
章はそう言って、ちらっと直仁を見てまた顔を逸らせた。
片手で自分の髪をかき回したあと、意を決したようにあぐらをかき、直仁に顔を向けた。
直仁をじっと見つめるその視線は、さっきのように泳いではいなかった。
今度は、直仁がたじろいだ。視線を逸らそうとすると、
「直、これが最後のチャンスだ。俺に捕まりたくなかったら、それ飲んだら、もう二度と俺に関わるのはやめろ。ここへも来るな」
部屋の中に沈黙が下りる。
静かな電子音が聞こえる。
遠くから車が通る音。犬が吠えている。
章の息遣いが聞こえてくる。
自分の鼓動が大きく聞こえる。
来てはいけない?
なぜ?
嫌いだから?
いや違う。
さっき、章は「俺に捕まりたくなかったら」と言った。
この意味は……。
これまで、避けられている、嫌われているかもしれないと思っていた直仁は、章が言ったことに対して、自分の理解が合っているか自信なかった。
「章、もしかして……」
直仁は自分の考えが正しいかどうか確かめたくて、手のひらで章の頬を包んだ。
章は、目を閉じ、添えられた手にすりっと顔を傾けた。
ぱっと手を反射的にひっこめてしまった。
すると章は、ふっと息をはいた。
「ほら、こんなふうに好意を向けられたっていやなだけだろ。出て行けよ」
表情は変わらないが、直仁には彼が傷ついたことがわかった。
『いや』なわけがない。むしろ……。
直仁は立ち上がり、湯飲みを長テーブルの上に置く。
章に背を向けたまま聞いた。
「返事をくれなかったのは、オレのことが好きになりそうだから?」
「……そうだ。こんな俺に捕まることなんてない。捕まりっこない。これ以上一緒にいたら、俺が耐えれないし、直が他の誰かのものになるのを黙って見てろって。そんなの我慢できそうになかった。あの時なら、まだ、手放せた……」
「だから、返事をくれなかった。そういうこと?」
直仁は章の方を向いた。
「わかったなら、行けよ。俺のことは気にするな」
「勝手だな」
「勝手だよ。悪いか。前も、今も、これからもずっと変わらないの知ってるだろ」
「知ってる。自分の気持ちを優先して、オレの気持ちは聞いてくれないんだ」
直仁は、肩をすくめながら言った。
「……あ」
章は、くしゃっと顔をゆがめ、頭を下げ、
「人の気持ちなんて考えないヤローなんてダメだろ」
と、吐き捨てるように言った。
「ほんと、そうだよな。一方的に関係を切られて、オレがどう感じていたかわかるか? 今だって、こっちの意見も聞かずに出て行けって、マジで辛いんだけど」
「ほんとにそうだ。ほら、嫌いになっただろ」
こっちを見ずに、出て払う仕草をする。
「どうしてこんなに好きなんだろうな。人の気も考えず、聞かない奴なのにな」
直仁は、章の横に座った。
「わかったって」
「俺は、コバンザメみたいに章の側にいたいって言ってるの。わかった?」
「わかったから、出て……え!」
章がぱっと顔を上げた。
「それって……、待て……待て。よく考えろよ。こんな俺だぞ。いいのか? 友だちとして見てないからな。逃げるなら、今、逃げろよ」
無表情の彼はどこへやら、必死の形相に、ふと笑みがもれる。
「胃痛がさ、章といるとないんだ。それって、俺にとっては最高でさ。章は、勝手だけど、きっと、そのまんま、素で生きていて、気を使わなくていい存在なんだと思う。だから、俺、側にいてもいい?」
片膝立ちの章は、ぐしゃっと頭をかいてから、下からのぞくように直仁を見た。
また、この顔。
(……くそっ。この顔に弱いって知っててやってるんじゃないよな)
直仁が顔を背けると、
「あのさ、知ってる?」
と、章がさっきとは打って変わって、にやりと笑って顔を近づけてきた。
「な、なにを」
動揺を悟られないように、平然としようとしたけれど、ムリだった。どもってしまった。
章がクスリと笑う。
「コバンザメってさ、高級魚なんだって?」
「そうなのか?」
話が変わって、ホッとした瞬間、ストンと章が膝の上に乗ってきた。そして、直仁の両肩に章が腕を乗せ、そのまま手を後ろで組んだ。
鼻先がくっつきそうだ。
心拍が相手にも聞こえるぐらい大きくなる。
「サメにくっついてるから、釣りあげることができないんだってさ」
息がかかるほど近くで、章がしゃべっている。
「へ、へぇ……」
声が裏返る。
「でも、食べたら淡白で美味しいらしいだけど……」
「食いたいのか?」
おずおずと聞くと、目が笑っている。
このまま、がばっと食われそうだ。それに、彼の腕から逃れなさそうにない。
しばらくすると、鼓動が落ち着いてきた。
やっと、会えた。逃したくないのは、どちらなのか……。
片手を章の後頭部に添えた。
章は、その手をとって、軽くキスをする。
胸の奥がしびれてくる。
ごつんと、おでこを章の額に当て、
「美味くないかもよ」
と言った。
「食ったらわかるって」
「食う気満々だな」
と笑いがもれる。
章は、もう一度手にキスをくれてから、直仁の膝の上からどいた。
そして立ち上がって、背を向けた。
「ほんとに逃がしてあげれないよ」
ぼそっと言う。
その背中が、さびしそうに見えた。
ああ、と、その時直仁は理解した。
直仁が辛かった時間、同じように章も辛かったのかもしれない、と――。
「それでいい。それが、いい」
直仁は、章に近寄った。
「ここって……」
直仁は、戸惑いながらも、早く来いと言う章の後に続いてエントラスを抜ていった。
無言のままのエレベーターは、七階で止まった。
戸惑っているうちに、『701』のプレートの扉の前に立っていた。
「どうした。入れよ」
がちゃっとカギが開く音がした。
直仁が入れるように、章が扉を開けてくれている。
「どうなってんの?」
「どうって、俺んとこだろ。前にも来てたじゃねーか。ほら、入れって」
動かない直仁がじれったいのか、章の眉が少しだけ寄る。
「ああ、うん。おじゃまします」
緊張しながら、靴を脱いで中に入った。
ただ、前とは内装が違っているのが気になった。
上がりとには、きちんとスリッパが揃えてあり、観葉植物まである。
「スリッパ……」
つぶやきが聞こえたのか、
「履くなり、好きにすればいいから」
と、直仁を追い越して、章が中に入っていく。
前は、生活感もなく、閑散としていたのに、絵が飾られていたりする玄関は、どこかの事務所のようだ。
章が突き当りの扉を開けた。
そこはリビングだ。
前なら、パソコンなどの機材や配線だらけなうえに、食べたカップラーメンのカップやコーヒーの缶。それに、グラスにコップ、ペットボトルが床やテーブルの上に散乱していた。
脱いだ服や洗った服も干してあり、来るたびに、簡単に片づけたものだ。
でも、今は、小ざっぱりとしている。
観葉植物も玄関よりも大きなものが置いてある。
キッチン前には、楕円形の大きめのテーブルに六脚のイスがテーブルを囲むように並び、その上に、パソコンが三台とタブレットが置かれていた。配線もなく、スッキリして見える。
壁際には大きなディスプレイ画面が掛けられていて、目を惹いた。
(でっけー……)
「こっちこいよ」
ほけっと見ていると、声がかかった。
リビングの左手にある扉から、章が顔をのぞかせている。
「おじゃまします」
中に入ると、こじんまりとした部屋だった。
ここは入ったことがなかった。
長机が真正面に置かれていて、左手にはベランダへと続く掃き出し窓がある。床には機材やゲーム機器が無造作に置かれていた。
前のリビングがこの部屋に移動したかのように、物が散乱している。
「なんか、落ち着く」
「適当に座ってくれ」
うなずくと、章は部屋から出て行った。
床には黒いラグが引いてあり、機材やら配線の置かれたすき間に座った。
しばらくすると、章がもどってきた。
手には、湯飲みとペットボトルを持っている。
「ほら」
渡された湯飲みは、温かかった。
「あ、ありがと」
章と歩いているときから、もう、胃痛はなかったのだが、ありがたく受けとり、飲んだ。胃が温かくなる。
「悪かった」
急に、章が目の前に座って、頭を下げた。
帽子を脱いだ彼の頭のつむじが見える。
連絡が途絶えたあとの苦しさを思い返すと、許す許さないとかそういう問題ではない気がした。
「悪いと思ってるんなら、理由が聞きたい」
「言わなきゃダメか?」
上目遣いに見られて、ドキッと鼓動が跳ねた。
かわいい子犬に見えて仕方がない。このまま許しそうになって、いやいやと、自分が感じた悲しみや拒絶された辛さを思い出した。
「章はオレのことが嫌いになったから、返事をくれなかった。そういうこと?」
ずっと心の内にあった疑問をやっと、口に出せた。
「……むしろ逆だ」
しばらく無言が続いた後、章が言った。それは、絞り出すような声だった。
「そっか、逆か……ん? 逆?」
「連絡を返さなかったら愛想をつかしてくれると思っていた」
「それって、どういう……?」
首を傾げ、下を向いてしゃべる章をじっと見つめた。
「まさか、ここまで来るなんて……」
章はそう言って、ちらっと直仁を見てまた顔を逸らせた。
片手で自分の髪をかき回したあと、意を決したようにあぐらをかき、直仁に顔を向けた。
直仁をじっと見つめるその視線は、さっきのように泳いではいなかった。
今度は、直仁がたじろいだ。視線を逸らそうとすると、
「直、これが最後のチャンスだ。俺に捕まりたくなかったら、それ飲んだら、もう二度と俺に関わるのはやめろ。ここへも来るな」
部屋の中に沈黙が下りる。
静かな電子音が聞こえる。
遠くから車が通る音。犬が吠えている。
章の息遣いが聞こえてくる。
自分の鼓動が大きく聞こえる。
来てはいけない?
なぜ?
嫌いだから?
いや違う。
さっき、章は「俺に捕まりたくなかったら」と言った。
この意味は……。
これまで、避けられている、嫌われているかもしれないと思っていた直仁は、章が言ったことに対して、自分の理解が合っているか自信なかった。
「章、もしかして……」
直仁は自分の考えが正しいかどうか確かめたくて、手のひらで章の頬を包んだ。
章は、目を閉じ、添えられた手にすりっと顔を傾けた。
ぱっと手を反射的にひっこめてしまった。
すると章は、ふっと息をはいた。
「ほら、こんなふうに好意を向けられたっていやなだけだろ。出て行けよ」
表情は変わらないが、直仁には彼が傷ついたことがわかった。
『いや』なわけがない。むしろ……。
直仁は立ち上がり、湯飲みを長テーブルの上に置く。
章に背を向けたまま聞いた。
「返事をくれなかったのは、オレのことが好きになりそうだから?」
「……そうだ。こんな俺に捕まることなんてない。捕まりっこない。これ以上一緒にいたら、俺が耐えれないし、直が他の誰かのものになるのを黙って見てろって。そんなの我慢できそうになかった。あの時なら、まだ、手放せた……」
「だから、返事をくれなかった。そういうこと?」
直仁は章の方を向いた。
「わかったなら、行けよ。俺のことは気にするな」
「勝手だな」
「勝手だよ。悪いか。前も、今も、これからもずっと変わらないの知ってるだろ」
「知ってる。自分の気持ちを優先して、オレの気持ちは聞いてくれないんだ」
直仁は、肩をすくめながら言った。
「……あ」
章は、くしゃっと顔をゆがめ、頭を下げ、
「人の気持ちなんて考えないヤローなんてダメだろ」
と、吐き捨てるように言った。
「ほんと、そうだよな。一方的に関係を切られて、オレがどう感じていたかわかるか? 今だって、こっちの意見も聞かずに出て行けって、マジで辛いんだけど」
「ほんとにそうだ。ほら、嫌いになっただろ」
こっちを見ずに、出て払う仕草をする。
「どうしてこんなに好きなんだろうな。人の気も考えず、聞かない奴なのにな」
直仁は、章の横に座った。
「わかったって」
「俺は、コバンザメみたいに章の側にいたいって言ってるの。わかった?」
「わかったから、出て……え!」
章がぱっと顔を上げた。
「それって……、待て……待て。よく考えろよ。こんな俺だぞ。いいのか? 友だちとして見てないからな。逃げるなら、今、逃げろよ」
無表情の彼はどこへやら、必死の形相に、ふと笑みがもれる。
「胃痛がさ、章といるとないんだ。それって、俺にとっては最高でさ。章は、勝手だけど、きっと、そのまんま、素で生きていて、気を使わなくていい存在なんだと思う。だから、俺、側にいてもいい?」
片膝立ちの章は、ぐしゃっと頭をかいてから、下からのぞくように直仁を見た。
また、この顔。
(……くそっ。この顔に弱いって知っててやってるんじゃないよな)
直仁が顔を背けると、
「あのさ、知ってる?」
と、章がさっきとは打って変わって、にやりと笑って顔を近づけてきた。
「な、なにを」
動揺を悟られないように、平然としようとしたけれど、ムリだった。どもってしまった。
章がクスリと笑う。
「コバンザメってさ、高級魚なんだって?」
「そうなのか?」
話が変わって、ホッとした瞬間、ストンと章が膝の上に乗ってきた。そして、直仁の両肩に章が腕を乗せ、そのまま手を後ろで組んだ。
鼻先がくっつきそうだ。
心拍が相手にも聞こえるぐらい大きくなる。
「サメにくっついてるから、釣りあげることができないんだってさ」
息がかかるほど近くで、章がしゃべっている。
「へ、へぇ……」
声が裏返る。
「でも、食べたら淡白で美味しいらしいだけど……」
「食いたいのか?」
おずおずと聞くと、目が笑っている。
このまま、がばっと食われそうだ。それに、彼の腕から逃れなさそうにない。
しばらくすると、鼓動が落ち着いてきた。
やっと、会えた。逃したくないのは、どちらなのか……。
片手を章の後頭部に添えた。
章は、その手をとって、軽くキスをする。
胸の奥がしびれてくる。
ごつんと、おでこを章の額に当て、
「美味くないかもよ」
と言った。
「食ったらわかるって」
「食う気満々だな」
と笑いがもれる。
章は、もう一度手にキスをくれてから、直仁の膝の上からどいた。
そして立ち上がって、背を向けた。
「ほんとに逃がしてあげれないよ」
ぼそっと言う。
その背中が、さびしそうに見えた。
ああ、と、その時直仁は理解した。
直仁が辛かった時間、同じように章も辛かったのかもしれない、と――。
「それでいい。それが、いい」
直仁は、章に近寄った。
14
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
サラリーマン二人、酔いどれ同伴
風
BL
久しぶりの飲み会!
楽しむ佐万里(さまり)は後輩の迅蛇(じんだ)と翌朝ベッドの上で出会う。
「……え、やった?」
「やりましたね」
「あれ、俺は受け?攻め?」
「受けでしたね」
絶望する佐万里!
しかし今週末も仕事終わりには飲み会だ!
こうして佐万里は同じ過ちを繰り返すのだった……。
僕の歓び
晴珂とく
BL
道弥と有一は、交際一年半。
深い関係になってからは、さらに円満なお付き合いに発展していた。
そんな折、道弥は、親に紹介したいと有一から打診される。
両親と疎遠になっている道弥は、有一の申し出に戸惑い、一度は断った。
だけど、有一の懐の深さを改めて思い知り、有一の親に会いたいと申し出る。
道弥が両親と疎遠になっているのは、小学校6年生のときの「事件」がきっかけだった。
祖母に引き取られ、親と離れて暮らすようになってからはほとんど会っていない。
ずっと仄暗い道を歩いていた道弥を、有一が救ってくれた。
有一の望むことは、なんでもしてあげたいくらいに感謝している。
有一の親との約束を翌日に控えた夜、突然訪ねてきたのは、
祖母の葬式以来会っていない道弥の母だったーー。
道弥の学生時代の、淡く苦い恋が明かされる。
甘くてしんどい、浄化ラブストーリー。
===
【登場人物】
都築 道弥(つづき みちや)、25歳、フリーランスデザイナー
白川 有一(しらかわ ゆういち)34歳、営業部社員
常盤 康太(ときわ こうた)道弥の同級生
===
【シリーズ展開】
前日譚『僕の痛み』
時系列
『僕の痛み』→『僕の歓び』
君に二度、恋をした。
春夜夢
BL
十年前、初恋の幼なじみ・堂本遥は、何も告げずに春翔の前から突然姿を消した。
あれ以来、恋をすることもなく、淡々と生きてきた春翔。
――もう二度と会うこともないと思っていたのに。
大手広告代理店で働く春翔の前に、遥は今度は“役員”として現れる。
変わらぬ笑顔。けれど、彼の瞳は、かつてよりずっと強く、熱を帯びていた。
「逃がさないよ、春翔。今度こそ、お前の全部を手に入れるまで」
初恋、すれ違い、再会、そして執着。
“好き”だけでは乗り越えられなかった過去を乗り越えて、ふたりは本当の恋に辿り着けるのか――
すれ違い×再会×俺様攻め
十年越しに交錯する、切なくも甘い溺愛ラブストーリー、開幕。
青龍将軍の新婚生活
蒼井あざらし
BL
犬猿の仲だった青辰国と涼白国は長年の争いに終止符を打ち、友好を結ぶこととなった。その友好の証として、それぞれの国を代表する二人の将軍――青龍将軍と白虎将軍の婚姻話が持ち上がる。
武勇名高い二人の将軍の婚姻は政略結婚であることが火を見るより明らかで、国民の誰もが「国境沿いで睨み合いをしていた将軍同士の結婚など上手くいくはずがない」と心の中では思っていた。
そんな国民たちの心配と期待を背負い、青辰の青龍将軍・星燐は家族に高らかに宣言し母国を旅立った。
「私は……良き伴侶となり幸せな家庭を築いて参ります!」
幼少期から伴侶となる人に尽くしたいという願望を持っていた星燐の願いは叶うのか。
中華風政略結婚ラブコメ。
※他のサイトにも投稿しています。
happy dead end
瑞原唯子
BL
「それでも俺に一生を捧げる覚悟はあるか?」
シルヴィオは幼いころに第一王子の遊び相手として抜擢され、初めて会ったときから彼の美しさに心を奪われた。そして彼もシルヴィオだけに心を開いていた。しかし中等部に上がると、彼はとある女子生徒に興味を示すようになり——。
もう観念しなよ、呆れた顔の彼に諦めの悪い僕は財布の3万円を机の上に置いた
谷地
BL
お昼寝コース(※2時間)8000円。
就寝コースは、8時間/1万5千円・10時間/2万円・12時間/3万円~お選びいただけます。
お好みのキャストを選んで御予約下さい。はじめてに限り2000円値引きキャンペーン実施中!
液晶の中で光るポップなフォントは安っぽくぴかぴかと光っていた。
完結しました *・゚
2025.5.10 少し修正しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる