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「けっきょく背が高い・笑」外国人クラブ。
しおりを挟む「一度だけの恋」
外国人の彼女。
夜の蝶の彼女。
先輩に連れていかれたクラブで、その娘がバイトしてたんだ。
彼女はマレーシアの人だった。
このクラブは、「外国人」の女の子がメインでさ。
当時は、
フィリピンに限らず、
コリアンだとか、
「外国人クラブ」ってのも華盛りだった。
場所も青山で、
日本の「クラブ」
本家は、銀座、赤坂ってとこになる。
外国人クラブは、
新宿、池袋・・・・繁華街が多かった。・・・・ちょっと「チープ」な感じが多かったんだけど、
この店は「青山」にあった。
青山って場所は、
「飲み屋」ってより、
レストランが多くてさ、
こじゃれた店が多い場所だ。
銀座、赤坂が「大人」の店だとすると、
青山は・・・もっとライトってか・・・「学生」・・・・学生っても、
「良いとこの学生」
そんな人たちが遊ぶような感じの場所だったんだよな。
で、
そのクラブは、
人種の坩堝ってか・・・
日本人・・・・コリアン・・・ロシアとか・・・
あとは、
珍しかったのは、「クロアチア」とか、
それまで聞いたこともなかった「国」の女の子たちがいたことだ。
・・・・・要は、
当時の日本ってのは、
んとに、「バブル期」で、
とにかく「金があった」
だから、世界中から、
表も裏も、ビジネスマン・・・・「商売人」ってのが集まってきてたんだろうな。
で、
「商売」
王道ってのは、
「食と女」なわけで、
レストランと水商売。なわけで、
それで、
世界の「女の子」たちも、日本に集まってきてたんだろう。
・・・・でも、
この店にはフィリピンはいなかったんだよな。
・・・そして、
まぁ、
「クラブ」だから、そうなんだろうけど、
とにかく、「美形」ってのが揃ってた店だった。
「クロアチア」とか、
あの辺は、
「クロスロード」と呼ばれる地域だ。
アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカ・・・・全てが交差するところで、
だから、「美人」ってのが多い。
日本人好みの「エキゾチック」な美形ってのが多い地域だ。
そして、
コリアン。
韓国は、世界でも、
「美しい」
そう評される美人創出国家だ。
・・・・こう、
「眼力」が強いってか・・・・
「キリっとした」美人が「コリアン美人」の特徴だ。
・・・・で、ロシア。
色白で・・・本当に「透き通るような肌」なんだよな。
本当に美しい・・・
「陶器」のような美しさだったよなぁ・・・
で、
店の女の子。
なんか、
明らかに「プライド高い」ってか、
ちょっと、上から日本人を見てるような・・・・そんな感じが視線にあったよな。
みんな、
抜群のプロポーション。
圧倒されるような、
なんだか、
海外のムービースターのような女の子ばかりの店だった。
別に、
「日本人」だけを相手にしてるわけじゃない。・・・・・いや、むしろ、日本人を相手にしてないって感じか。
「青山」
この辺は、大使館員や、外資系のビジネスマンも多くいる地域だ。・・・・どちらかと言えば、そういった人たちをターゲットにしているんだと思う。
・・・・・そういう店、青山、六本木・・・・多かったからな。
・・・・そんな店の中に彼女はいたんだ。
・・・・なんだろうな・・・
なんか親近感を抱く感じ。
なんか、他の女の子みたいに「ツン」としてないんだよ。
他の女の子たちが、どっか上から目線、高飛車な感じだった中で、
自然な笑顔を見せてる彼女に、
なんか、
吸い寄せられるように魅かれたんだった。
長いストレートの髪で・・・
ひときわ華奢で・・・・スーツ姿が、他の女の子たちが「どうだ」と言わんばかりにグラマラスだったから。
なおさら「華奢」って感じが目についた。
健康的な肌。
アジア・・・なんだけど、日本人とは違った肌の色だよな。
・・・・そして、
背が高かった。
頭半分抜け出してるって感じ。
・・・・そうなんだよね・・・・・笑。
・・・・今となってわかるけど、
ボクは、
こうやって、自分の「恋愛遍歴」みたいなのを、ずーーーーっと、ブログ上で綴ってるわけで・・・
過去を思い出し、思い出し、
自分の恋愛遍歴を綴っていたりする。
それで、わかってきたけど、
気が付いてきたんだけど・・・・
どうやら、
ボクは、
「背が高い」
そんな女の人に弱いみたいだよな・笑。
そもそも、
ボクの「初恋」
小学生。
それでも、
本気で「好き」になった彼女。
背が高かったもんな・笑。
スラリとした長身だった。
ボクの初体験の相手。
中学校の先輩女子も、
バスケ部で、当然にボクより背が高かった。
ここで描いてる。
「崩壊の街」ボクは不倫に落ちた。
彼女もボクより背が高かった。
なんか、
ボクは、
自分が背が低いからか、
「背が高い」
「凛とした」
そんな女の子に弱いみたいだな・笑。
・・・・で、
この彼女も、
「背が高かった」・笑。
・・・・それだけで、好きになっていったってわけじゃないんだけど・・・・
好きになっていくのは、ここからだ。
とにかく、
「どうだ」
言わんばかりの、
「人工美人」みたいな女の子ばっかりの中、
背が高く、
華奢で、
ナチュラルな笑顔を見せる、
なんだか、
パッと周りを明るくする、
笑顔にする、
そんな、彼女に魅かれていったんだった。
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