機械の森

連鎖

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オトギリソウ(迷信)

①リンゴ(選択と誘惑。恐山。)①

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 初夏と言ってもいい早朝の明るい日差しは、
 彼女が生きる意味を探している間も、優しく麗華を包み込んでいたが、
 その静寂で美しい光景も、一台の乗り物がすべてを壊していた。

「キーイイイイ。。バタン。。麗華ちゃん。もう帰っちゃうの?」

(いたぁあああ。ほんとうにいたよ。れいかぁあ。今日こそいいんだろ!)

 彼も色々あって慌てているのか、それとも彼女を見て喜んでいるのか、
 ホテルから少し離れた場所で、似た女を見つけたらしく、
 ケタタマシイ音をたてて車を停め、身体を伸ばして扉を開けていた。

「バフン。。違ったみたいだから、かえろうかなぁあって。バタン。」

(きてくれた。。うぅウン。でもなぁ。特に何もぉお。うぅん。)

 反対車線の乗り物が急ブレーキをかけ、扉を開ければ驚くと思うのだが、
 特に気にしている感じもなく車に乗り込むと、麗華は扉を閉めていた。

「もう帰るんだね。」

(もっと仲良くなりたかったけど。。ふぁぁあ。でも、眠いなぁ。)

 やっと寝ようと思った時に、直接彼女から連絡が来て慌てたが、
 早朝にホテルを出るから、迎えに来て欲しいという嬉しい連絡だった。

 もちろん長谷の予定は、隔日勤務後の休日なのだが、
 とても大事なお客様からの予約を忘れていたと、
 勤務時間にしなくてもいいと、無茶苦茶な理由まで付けて、
 夜勤に連絡しますという声まで無視して、彼女を迎えに来ていた。

(いい女。。この女。。こういう格好が。。でも。。この女は。。)

 長谷も見落とす位に変わった麗華は、昨日の印象とは違い、
 濃紺のパンツスーツを着たエリート会社員のような格好をしていた。

 しかも、その服装に合わせた落ち着いたメイクも似合っているし、
 黒い瞳がアジア系だと物語っていたが、
 鼻が高く整った顔と、冷たく見える一重の瞳に引き込まれてしまい、
 理知的な魅力が溢れ出すような女に見えていた。

 しかし、この男が思い出しているのは、
 へそ出しの白シャツに、食い込みショートパンツという、
 変態露出狂の彼女だったので、
 何度も顔を見てしまうし、さっきから細かく思い出そうとしているが、
 どうしても、別人に見えてしまうのは仕方がないことだった。

 しかし、巨大な乳房が大きく張り出しているのは変わらないし、
 さっき彼女を探している時に気づいたが、
 美しい上向きのお尻が、見上げるほどに高い位置にあるのも同じだった。

 もちろん、隣で脚を揃えて座っている彼女の、
 特別な人以外には見せる事の無い隠された場所を、
 広げたし、見たし、指を入れたし、舐めたし、しゃぶったし、吸ったし、
 好きなだけ身体を楽みながら、麗華の絶頂した声を聞いていた

 もちろん、そのすました顔を満足そうに歪ませて、
 俺のち○ぽに、御奉仕させていた事も覚えている。

「あと、そうだぁ。目的もないから、ゆっくり駅に向かって貰えルゥ?」

(これから家に帰る?帰ったらぁあ。そうかなぁ。アハハハ。
 はァ。予定は無いしぃ。また撮影?バイトかなぁ。。でもねぇ。)

 お父さんも彼から昨日のことを聞くだろうし、
 彼は起きたら楽しんでくれると思うし、
 家に帰って何かが待っていることもない麗華は、
 通常の客が座らない場所から、何か起こらないかと長谷の顔を見ていた。

「お客様乗車ぁあ。駅に向かいます。」

「早朝からありがとうね。まさるさん。」
「麗華ちゃんとは。。。と。。ともだちだから。あはは。ともだち。」

(この子に何度も。。何回も。。そうだよ。中を見た。触った。舐めた。)

 昨日教えた番号に、麗華が突然連絡してきて焦っていたし、
 この年齢になって、友達と言ってもらえるだけでも嬉しいのに、
 目の前で嬉しそうに接してくれることに喜んでしまい、
 あれから何度も妄想していたことを、つい声に出していた。

「そう言ってくれて嬉しい。うふふ。ありがとう。まさるさん。」
「お客。。。あっ。ともだちって、ごめんね。でも、これから何処に?」

 年齢がだいぶ上の、長谷から言われた友達という言葉にも、
 何か気にした様子もなく、いつものように麗華は笑って答えていた。

 その笑った顔は、年齢を重ねた長谷から見ても魅力的で、
 その顔をすぐ近くで見ただけで、イケナイ気持ちと一緒に、
 友達以上になりたいという気持ちが大きく膨らんでいた。

「な。。何かあったの?。。。。あっ。。。すみません。お客様。」
「あはは。いいですよ。二人は友達ですし、気になりますか?」

「あっ。。ごめん。。いいよ。いいから。えっ。。。。と。。ごめん。」

(ごめん。。つい。。ごめん。。ごめんね。レイカ。まちがったァ。)

 彼女の友達だという言葉で、長谷も仕事中だということを忘れて、
 気の許し合った知り合いが聞くように、
 軽く口に出してプライベートの内容を聞いたことに気づいて謝っていた。

「別にいいですよ。二人は友達ですし、昨日のお客様は6人でした。
 キャストが2人付いたから、半分づつですよ。うふふ。はんぶんです。」

「。。」

(ろ。。6人もの。。麗華が。。この身体は。。ふうふう。)

 今の服装を見ていると、コンパニオンや露出狂の淫乱には見えないが、
 麗華は、そういう仕事をするような女だと知っているし、
 自分の相手をしていた時の彼女を思い出してしまうと、
 キャバクラ程度では収まらない妄想が、どんどんと暴走していた。

「屈強な男がしつこかったですね。
 長谷さんみたいに優しい人なら良かったけど、。。ニコッ。
 お○んこに、ブットイのを何度も出し入れしてくるのよ。ふぅううう。」

 まっすぐ前を向いて運転している長谷の事を無視して、
 語りかけるように、麗華は表情を変えながら仕事の内容を説明していた。

 長谷も気になっているが、運転中なので少ししか見れていないが、
 あの時の顔など最高で、そのまま何度も怒って欲しいと思えるほどの、
 子供の頃に妄想していたお姉さんが、すぐそばで可愛く怒っていた。

「嫌な客って大変だよねぇ。。俺もそうだよ。」

(麗華のまんこに。。あの穴に。。あれを味わっていた。。出し入れ。)

 最初からするはずは無いので、出し入れが違う意味だと知っているが、
 どうしても彼女の話す言葉の意味や話し方が邪魔をして、
 妄想の中で乱れていく麗華の姿が、一段と過激に変わっていた。

「前後に出し入れしたり、奥をかき混ぜたり。。

 そのゴツゴツした(ゆび)が痛くって、すぐに泣きそうだったけど、
 我慢していたわぁ。ほんとうにゴツゴツで硬くって。ゴリゴリって。。」

「ゴリゴリ。。硬い。。ふぅ。」

「ごめんね。まさるさん。心配しちゃったぁ?

 残りの2人は、可愛かったわよ。チュッチュチュッチュ。ってえぇえ。
 ずーっとこの大きな胸を味わっていたのよ。ぶるるん。こ~こ。ココよ。

 今も先端がジンジンしちゃってるのぉ。まさるさんも、お好きでしょ?」

「あっ。。ああ。。」

(舐めたのか。あの胸をむき出しにして、揉んで。しゃぶって。吸って。)

 今の麗華の格好だと胸元は見えないし、乳首など透けてはいないのだが、
 胸を直接見たことがある長谷は、
 彼女が胸に手を当てて、あの場所を説明しているのも気づいているし、
 もちろん妄想では、麗華の乳首を自分が舐めまわしていた。

「長谷さんのように、優しくしてくれないのよぉ。
 吸ったり、転がしたり、必死に舐めたりもしてきたけどぉおおお、
 ぜんっ。。ぜんぜん、感じなかったわァあ。ガサガサ。うぅウン。
 長谷さんのように、優しくしてくれるなら。。ねっ?。(つづき)。
 ゴソゴソ。う。。うぅうん。ゴソゴソ。(はやくうぅう)。うっ。」

 自慰をする時のように、彼女が服の上から胸を揉んでいるのも、
 長谷に襲えと誘っていることにも気づいているのだが、
 流石に運転中は危ないので、チラチラと見ているだけで我慢していた。

「麗華。。え。。。。えんちょうは?」

(今回はいいよな。本番はどうなんだ?いいよな。今日は?)

 今すぐに路肩に車を停めて、
 乳首を嘗め回しながら、無茶苦茶に胸を揉みたい気持ちもあるし、
 昨日と同じように、お○んこを舐め回したり、
 この美しい顔を歪ませて、必死に奉仕している姿も見たいが、
 その先の事しか考えていない男の欲棒が、
 続きも出来るのかを聞きたいらしく、延長の事を聞いていた。

「ああ。。うふふ。。まさるさんも気になるのぉおお?。えんちょう?」
「ゴクン。。う。。うん。」

「ええ、延長は楽しんだわよぉおお。
 6人とは違う。鋼のような巨大な肉棒で貫かれていたのォオ。」

(はぁあああ。。疼く。そうよ。こういう。この顔よねぇ。
 とおぉおっても可愛い顔。この歳で子供を作りたいの?種付けしたいの?
 まだ犯せると、メスを蹂躙出来ると、証明をしたいのね。うふフフッ。)

 運転をしているのに、我慢できないと膨らんでいく股間を見ながら、
 一匹の年老いたオスを、凶暴な野獣に変えてから犯されたいと、
 心の中で嬉しそうに笑いながら、言葉を選んでいた。

「。。」
「ま。まさるさんだけに話すけど。。フぅうウ。。ペぇぇロン。」

 もちろん、ホテルで自由恋愛をしている事も知っているし、
 麗華が本番可能の女だと決めつけて、何回も妄想の中で犯していたが、
 今の格好を見てしまうと、違うように感じて話を聞いていた。

 その清楚な彼女からの答えは、唇から漏れ出る吐息が優しく頬を撫で、
 いやらしく舌が耳に這いまわり、早く犯せと男を狂わせていた。

 もちろん彼女からの答えは、最初に会っていた時と自分は同じで、
 少しも中身は変わっていない、オスを探している淫乱な発情雌豚だと、
 今の清楚で真面目な格好でさえも、
 男に与える餌の一つでしか無いという、とても嬉しい答えだった。

「ふぅうぅうん。。ひ。。ひみつにする。。絶対に秘密にするよ。」
「(いま。。まだ子宮にはいっているのぉ)うふふ。ブルル。。フゥう。
(ごめんなさい。また漏れ。。ちゃった。)ブルッ。。あはは。また。」

 この淫乱痴女の麗華にとって、男との本番だけでは物足りないらしく、
 ゴム無しの生本番に、そのまま精子を膣の中に出していいという、
 とても危険で、最高に気持ちいい行為が可能な雌豚だと告白していた。

 しかも、その男が出した精子を身体に入れたままショーツを履いて、
 今もそれを感じながら、隣で続きが欲しいと男を誘っていた。

「い。。いまも?」
「壊れるぐらいにえぐられて、何度もギャアギャアと絶叫していたわぁ。」

「。。。」

(絶叫系。。そうか。。犯すと。。う。。でも。。そうか。。外で。。)

 麗華が黙っていると、海外モデルにしか見えないので、
 海外ビデオに出てくる女達の様に、乱れて騒ぐ姿を妄想して焦っていた。

「ついさっきまでね。さっきまで、寝ずに相手をさせられてぇえ。」

(寝ていない。。徹夜。麗華を徹夜で。。)

「何度も何度も、腰を激しく打ち付けてきてぇ。すっごいのよォ。
 ブットイ肉棒がグイグイと子宮を押し上げて来たの。
 それで、今も腰が痛くってぇええ。アハハ。それで呼んだのおぉぉ。」

(奥まで。この女は徹夜で、ずっと子宮を打ち付けられていた。)

「本当に変なこと言ってるね。ごめんね。まさるさん。
 軽蔑しちゃったかな?ごめんね。アハハ。本当にごめんねぇ。ペロン。」

 少し前とは違って、何処か吹っ切れてしまったのか、
 いまでは、普通に男を誘って笑っているように見えるし、
 身体を重ねるなど、その程度の事だと麗華が思っているらしく、
 今すぐに自分の肉棒で犯したいと、長谷も我慢が出来なくなっていた。

「。。。」
「今も入っているからぁぁぁ、出来れば。んっ。。ねっ。。
(ここを、やさしいまさるさんに。)うふふ。ぺろぺろぉおおん。」

(犯す。。この女を。今から。。別にいいだろ?
 いいよな。味わうんだよ。いいよな。生本番だって。あの奥に。。)

 また舐める事が出来るし、あの愛液を味わう事が出来る。

 この女を味わってから、治まらない肉棒がビキビキと大きくなり、
 この性欲が強い男でも、感じた事が無いぐらいに大きく膨れていた。

 しかも、運悪く見えてきた公園が、昨日の事を思い出させてしまい、
 彼女が下半身を丸出しにしたまま、
 自分がお○んこを、好きなだけ舐めまわしていた時の味や匂い、
 彼女が肉棒を美味しそうにぺろぺろと舐めて、
 その後に、喉の奥まで呑み込んでいた時の歪んだ顔と包まれた感触、
 今ならその先が出来ると真っ直ぐ彼女を見ていた。


 ①リンゴ(選択と誘惑。恐山。)①
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