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ツツジ(燃え上がる想い)
⑥ペチュニア(諦無と邪魔)招魂社②
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建物の外にある公衆トイレは狭いし寒いのだが、
大事な紙袋を蓋を閉めた便座の上に置いて、
外にいるという事で暖かくなったと暗示をかけた身体で、
中身を確認しながら着替え始めていた。
「ガサガサ。ハァア。。ヨイショ。。コンコン。うふ。ガサ。ウフフフ。」
麗華なら中身を出さなくても、その組み合わせを知っているし、
さっき漁った時にも確認していたが、触る前は中に入っていたものが、
綺麗に折りたたまれていた事が嬉しくて、笑みまで浮かべていた。
今では少し崩れているし、まだ全身は見えていないが、
憧れていた服に触れて、ソレを着ないとイケナイとまで命令されると、
何故か心が浮ついてしまい、顔が綻んで変な笑顔になっていた。
「コレは、仕方ないの。だって。ウフフフ。ハァァァ。アハハ。いやぁ。」
(この髪。そうよぉ。この髪型ぁあ。ハアハア。この靴に。て。手袋ぉ。)
まず最初に取り出したのは、気持ちを落ち着かせたかったらしく、
よく目立っていたリボンの付いた、ピンク色のツインテールウィックに、
真っ白な手袋と、エナメル質の真っ赤なパンプスを選んでした。
「しかたない。そうよ。仕方がない。アハハハ。うふっ。いやぁ。
これもあるぅぅぅ。これもぉぉぉ。ギュ。。えぇええ。こうかなぁ。」
(こ。。これまで再現。。ここまで。。うぅふふぅ。いやぁ。ねぇええ。)
それを取り出している時に、
可愛らしいピンク色の花が、咲いたように飾られている弓が、
複数の部品にバラされているのを見つけてしまえば、
やっぱりスグに取り出して組み立て、昔の事を思い出しながら、
色々なポーズを取って、一段と浮つく気持ちが暴走していた。
「うふふ。いやぁあ。スルスル。うぅウン。グイグイ。うん。かわいい。」
(遊んじゃダメ。ダメよ。。うふふ。アハハハ。かわいい。どうかなぁ。)
流石にコスプレをして遊んでばかりはしていられないので、
鏡で見ていないのは少し不安だが、
大きな濃いピンクのリボンで根元を縛っている、
薄いピンクのショートツインテールウィックを、
最初の着替えに選んでいた。
(かわいい。ぜぇえったいにぜったいに可愛い。いやぁあ。ハアハア。)
もちろん、すぐにウィックを着けた自分を鏡で確認したいのだが、
不思議と着けた感じに違和感が無いので、
これは大丈夫だろうと言い訳をしながら、早く次の物を着始めていた。
(クロって、本当は優しいとか?まあ、全裸を見られているし、
サイズを知られてもいいんだけどォオオ。いやぁああああ。頭までぇ。)
次に取りだしたフリルが付いた手袋は、フリーだからいいと思うのだが、
真っ赤な可愛い厚底パンプスまで、
見ただけで彼女に合わせて作られているようで、
少し変な気持ちがしていた。
(ちょっと、ここまでピッタリだとさァ。
ちょぉおっと。ちょっとだけ気持ち悪いよね。
私のファンだったりぃい。ツンデレってのぉ。ヤッパリぃい。うふっ。
このくつぅう。かわいいよぉオ。ドウシテ、こんなにかわいいのぉお。)
紙袋に入っているコスプレが、一般販売されているような量産品でなく、
全て麗華の為に用意された一品物だと思うと、
少し気持ちが悪かった。本当は嬉しくて踊り出しそうだった。
これ以上の物に着替える為には、仕方がないのだが、
もし着替えるとしたら、この薄汚れた場所で、
全て脱がないと、着替える事が出来ないのは確定しているので、
さっきから気になっていた事を、初めに確認していた。
「ガサガサ。ハァァァ。でも、これよねぇえ。やっぱり、全部脱ぐのよね。
ガサガサ。。ハァァァ。やっぱり無いし。アハハハ。それわぁ。」
(ズロースは?ショートパンツは?クソ猫。チャント用意しなさいよ!
フリフリのでもいいし、プリントでも我慢するからさぁあ。)
何度探しても、しかし代わりにものさえも無く、
思っていた以上の物(弓や矢)まで入っているのだが、
自分が普通のショーツを履いていればいいし、
それでいいのなら我慢できたが、ここに入っているもの以外を着ると、
焦げるとまで脅されていたので動揺していた。
「何かないのぉ?クロぉおお。だから、何か用意しなさいよォ。」
不満があると叫んでも、クロは出てこないし相手もしてくれなかった。
もちろん目の前にあるのは、白いフリフリのワンピースモドキが、
ピンクの可愛い飾りとリボンまで付けられいるし、
仕方が無く、命令されて無理矢理嫌でも着るのはいいのだが、
予想通りだとすると、何かを履かないとダメなのは知っていた。
「これじゃぁ。丸見えよね。プチプチ。。フゥゥゥゥ。。パチ。ブルん。」
口では文句は言っても、ワンピースに着替えないという選択肢は無く、
タイトな白シャツを脱いで、まずは上だけ下着姿になっていた。
(こんな場所で、上半身。。はぁあ。。。でも。。コレを着たらァ。)
白い手袋で、ピンクのツインテール。スキニージーンズ。
巨大な胸を支えて、深い谷間を作っているサポートブラを見せていた。
「した。。そうでも無いかな。アハハハハ。広がってるし大丈夫かなぁ。
このまま、スキニージーンズの上に着ていいの?いいよねぇええ。」
「。」
(まあ。あれわぁ。。アハハハ。昨日だったらぁ。洗浄ってのは。。)
もちろん返事などなく、ノーパンで履けとでも言っているのか、
ズロースなど邪道だとでも言いたいのか、
多分、誰かが麗華を妄想してクロッチをドロドロにしていたから、
優しい彼が、そのままにしていたからかもしれません。
そんな物を直接履いてしまえば、麗華がその感触に喜んで、
動けなくなるまで貪り続ける事は、予想通りの行動なので諦めていた。
(れいか様ぁあ。ハアハア。コレを。。うぅウン。撃ってください。
この弓でぇえ。びゅっびゅっ。ふうう。そのクチでぇえ。はあぁあ。
お似合いです。なんて。。ううう。さいっこう。ハアハア。)
彼女の精巧な3D人形を作ろうか悩んでいる男の、
雄叫びと臭いが部屋に充満していた。
「脱ぎますよ。。ハァ。だめなんですよねぇ。ズル。。イタッ。
ズルズル。ハァ。。ベタん。。つめたっ。。。ぐい。。ドン。いたい。
はぁああ。グイグイ。ズルズル。。。バサッン。ハァ。」
(私、何をしているのかなァ。ハァ。どうして。こうなのぉ。へんしん。)
便座に腰かけて、ピチピチなズボンを無理やり脱ごうとするが、
狭い部屋では脱ぎづらくて、無理に身体を動かす度に何処かにぶつけて、
お尻のラインを綺麗に見せる為に、特殊な下着を着けていたので、
今の格好を想像しただけで落ち込んでいた。
「ソックス。うぅうん。やっぱり、ダメか。な。プチプチ。グイグイィイ。
ボンボン。。イタッ。。ズルズル。。ドン。。ベタん。スルスル。」
(ふう。直接。床に座るって、はぁぁぁ。もうイヤぁあああ。イヤやぁ。)
ズボンを脱ぐ程度は、便座に座ってでも出来るのだが、
薄く破れそうな生地で出来ているロングソックスを履こうとすると、
どうしても胸が視界の邪魔をするので、
服が散乱している床の上で、直接お尻を着けて履いていた。
「はい。はは。。プチ。。ぶるぅうん。さむぅ。アハハハ。だよねぇ。」
最初から知っていたのだが、次に着なくてはいけないものを見たら、
それを付けて着られなくて、素直に諦めて外していた。
「ウンショ。ズル。ガサガサ。。ずぼ。ふうふう。腕よね。
ズル。痛い。ズルズル。潰れる。。痛い。ふうゥウウウウ。ガサガサ。
グいいぃい。こうでしょ。ふうふう。ギュ。ハァァァ。」
ワンピースの肩部分は短いサスペンダーで服を釣って、
半袖の可愛フリルがあしらわれている上着を被るように身体を通すと、
(マア。仕方ない。ハイウエストだよねぇ。ハイハイ。大丈夫ぅう。
でもオーダーメイドじゃないの?こんなデザインだっけ?うぅうん。)
ウエストのサイズで合わせているのか、
おヘソの下あたりで、ピンクのジャケットが終わっていた。
そこから先は、真っ白なギャザー?チュール?チュチュ?が
多重に織り込まれて、薄く真っ白な布地が広がって続き、
(膝上だったよねぇ。スースーするんだけど。。こんな丈だった?)
麗華的には、普通のスカート丈まで続いていた。
「フリフリ。うぅーん。ハァァァ。フリフリ。ヒュゥー。ダメでしょ!」
彼女の視線では、広がったスカートに邪魔をされて見えていないが、
腰を軽く振る度に可愛くスカートが揺れて、
内ももの奥へ、風が当たっている事がわかって戸惑っていた。
「ハァァァ。ワカメちゃん。えぇええ。クロぉおお。どおしてよぉ。」
(ワカメちゃんは、黒いのがあるからぁああ。割れ目ちゃんかなっ。
多重に折り重なっている状態で、薄い布が上下に持ち上がるから、
内ももに、風が入っているのは気のせいよ。ぜったい違うからァ。)
「グイグイ。グイィイ。ブルん。。もうイヤ。。ここもでしょ!」
流石に不味く思って服を下げようとすると、
胸元は真っ直ぐ横に布が縦断しているだけなので、
小さな子なら、鎖骨が見えているだけだが、大きな麗華が、
ブラも着けずに、無理やり被って着たのだから、
押しつぶされるのを嫌って、逃げようと大きくはみ出していた。
(そこは、仕方ないよぉおおおお。麗華が悪いんだからぁぁ。)
もちろん、下を隠そうと、もっとワンピースを無理矢理引下げれば、
「ぐぅうう。ぶルルルン。。ふぅうぅ。クロ。クロクロ。クロォオオ!」
痛みを嫌がった巨大な膨らみが、
胸元が真っ直ぐなベアトップ部分から飛び出して、
乳房全部が全てはみ出していた。
最終的に麗華の為に特注で作られたようなコスチュームは、
「ハァァァ。こうなるのね。男って、これがいいのクロぉおお!」
ベアトップ部分は、真っ直ぐに見えていたが、
身体にフィットするような伸縮素材で、ノーブラの乳房はみ出させて、
包み込むように変形し、乳輪の外周がチラつく位で調整されていた。
ギャザーが沢山付いて、奥への視線を隠すチュチュスカートは、
CストリングのTバックショーツを完全に隠していたが、
脚を前後に大きく振って歩いたり、頭を下げるように腰を曲げれば、
スカート全体が振り子にように揺れて、
真っ白で綺麗なお尻が丸見えになっているような、
とても嬉しい風が下半身を愛撫していた。
もちろん、頭は綺麗なピンク色の肩まで伸びたウィックに、
よく似合った赤いリボンで、髪をツインテール。
チュチュ付きのベアトップワンピースは、
真ん中に赤い可愛いボタンが並んで、ジャケットのような上着も、
白にピンク。可愛い赤い縁どり。
手袋やソックスは白くフリルが着いた可愛らしい物。
靴は、ヒールが幅広の真っ赤なゴスロリパンプスだった。
もちろん姿見でもあれば、自分の部屋で一人っきりで着たなら、
ニヤケ顔で、大好きなハートマークが付いた弓を構えて、
何度もポーズを決めて、撮影しながら喜んでいたはずなのだが、
「くろこいよおおお。さあ、でろぉおおお。着たからさぁあああ!!」
頬などはニヤケ顔が残っているが、拗ねた子供のような声で叫んでいた。
「クロチャーン。お姉さんは、怒っていないよぉお。早く来てぇえ。」
「ヒュン。アハ。アハハハハ。似合う。似合うよぉお。ハーナちゃん。」
「あのさぁあああ、クロちゃん?
タブン、ズロースかショーツがあったよね。
襟首の着いたキャミか、シャツもあったでしょ?」
「さァァァ?き(モ)が着(せ)たがっていたのを用意しただけだよ。
よく似合っているし、何か問題?嬉しそうに着替えていたじゃない。」
「見えているよねぇ。こんなにはみ出して、どうしたらいいの?
ゴン。。この弓なんて引いたら、胸は飛び出す。おしり。。ハァァァ。」
「。。」「その顔は、なによ。どうしたらいいの!」
「アハハ。前も言ったけど、好きにしたらいい。
君が、ヤリたいと言ったから、用意をしてあげたんだからさ。
今回は、すっくないねぇえ。チャント仕事は選んだ方がいいよ。
今回の装備も、タダって訳じゃ無いんだからさぁ。
ああ、言ってた自動着替えが欲しいなら、言ってくれてば用意するよ。
ただし。。」
「わかりました。ハイハイ。申し訳ございませんでしたぁぁぁ。
文句ばかり言って、申し訳ございません。でしたねぇえ。」
「アハハハハ。まあいいや。出来ればショーツも脱いで欲しいんだけど。
さすがに、そこに直撃するようなら、トックにダメになっているから。
いいかなぁ。そこが燃えたら。それは、それで面白いしぃい。」
「えっ。。」
「ウーン、君の生命力を使って無理矢理防壁を構築しているんだから、
異物があれば、そこの接続が薄くなるよね。」
「。。」「君が今思った通り、一番近い場所はソコだよ。君の。。」
「わかりました。ハイハイ。すみません。」「ハミ。。」
「いやぁああ。ダメダメ。あ゙あァあーーー。」
「舐められすぎダヨネぇ。」「うぅぅぅ。。。」「広がってるよ?」
顔を真っ赤にして、最近のバイトについて思い出していた。
確かに、お○んこを舐められたり、シャブられたり、
吸われたりするのは、とても気持ちよくて、
スグに我慢できなくなり、相手の頭を太ももで挟みながら、
陰核を鼻に押し付けて、激しく腰を振っていた。
もちろん、一緒に相手の肉棒もシャブって、
必死に射精を我慢しようと、口に中でビクビクと動くのを、
舌や唇でタップリ奉仕が出来た時には、
相手も腰を押し込んで、喉の奥に向かって出してくるのも嬉しかった。
もちろん、激しくアナルを犯されていたあとで奥に出されるのも、
奥に出された物を、指で掻き出しながら膣口に押し込んで、
前後の穴に入れた指で、肉壁をゴリゴリ触っているのも大好きだった。
そういう行為以外にも、
フェラ。パイズリ。手こき。足コキ。脇コキ。。。などの通常作業に、
スケベ椅子。潜望鏡。ローションスマタ。マットプレイ。。という事で、
残念な事に、クロが言っている通りに、
直接子宮で集める仕事は、あまり進んでいなかった。
(仕事で、生でお○んこ使っちゃダメって。そうよ。ダメでしょぉおお。)
もちろん、アフターや適当に黙って遊んではいたので、
少しは集まったが、彼が求めている数には足りていないのは知っていた。
「今日のを討伐出来たら、色々と出来るかもよぉおお。アハハハハ。」
「えぇえっと。はい、クロ様。私は、何をすればいいのでしょうか?」
(早着替え。ウーン、収納。怪力。探知。識別。空。アハ。ビューン。)
クロが何時もしている、目の前から消えるなど夢のようだし、
空を飛べるなんて、もし死なないなら最高だし、
よくある収納ボックスなんて、色々出来る事など知っていた。
もちろん最高に欲しい早着替えなど、今すぐにだって交換したかった。
本人は気づいていないらしいが、
脱いだ服の扱いと、今着ている服の行き先など大変な事になっていた。
「簡単だよ。弓を構えて放てば大丈夫。」
「弓なんて、経験ありませんが?」
「大丈夫。それは補正で当てる事が出来るから。」
「グイィ。。ぶるん。ぶるん。ギリリィイイイイ。ギチギチいい。」
「まあ、いいや。あとは好きにしてね。相手を見て離せばいいからね。」
「ふぅうん。。ぱっ。。ビビュウビュゥン。バン。バババキィイギン。」
麗華には、見た目は可愛らしい玩具の弓にしか見えないので、
ツイになった矢をツルに引っ掛けて、軽く引いて手を離していた。
ちゃんと弓や矢を見ていれば良かったが、
彼女が軽く引いたと思っていた時に、弓は大きく歪み異音までして、
その状態から手を離したからか、それともクロの付与が強力だったのか、
「ドごぉおおおん。」
麗華の入っていた2センチはありそうなトイレの扉を突き抜け、
その先を突き破ったような音と、その先で何かに当たった音がしていた。
「ヒッ。。ヒギァアアア。いやぁああああ。」
「ウソ。。。クロ?。。。ガチャ。。。。」
「ヒイ。。いやぁああ。。いやぁ。こ。来ないでぇえ。ひやあああああ!」
トイレの外から悲鳴が聞こえたので扉を開けて確認すると、
地面に座り込んで叫んでいる女が、
お化けでも見ているような顔で、彼女に向かって驚いた顔をしていた。
彼女も意味がわからなかったので、
床にしゃがみこんでいる人の先を見ると、
巨大な幹にさっきの玩具の矢が、突き刺さって止まっていた。
「そうそう、アハハハハ。別にいけどさァァァ。
あーあ、もうチョットだったね。やっぱり、その方向にしたんだぁア。
そこまで付与していないから、壁抜きはダメだよ。
今度は、ちゃんと狙ってね。
でも、もうチョット。。もうちょい左なら良かったのにねぇ。アハハハ。
麗華さぁ。呆然としていないで早く殴ったら?
それで。コツんって。。手でバキンでも。。脚でドカンでも。」
「ナニ。。コレは?」
「んっ。。ヤダよ。。やダァアア。レイちゃんたらぁあ。いやねぇぇ。」
「ちがうっ。ちがうったら。」
「まあまあ、時間も無いから説明だよね。
矢は実体化するよ。でも、レイが近づけば見えなくなる。
殺したら、すぐに触って引き抜いてね。じゃないと、大騒ぎさ。
その服を着ている限り認識阻害が発動するから、
君の事は特殊な子以外には見えないよ。消える条件は言ったよね。」
「グイグイ。。バキキイイン。エッ?」
今回も軽く触っただけなのだが、半分ほど埋まったのが折れるわけでも、
木が倒れるのでもなく、引いた方向に抜けて矢が手に戻っていた。
「来ないでぇえ。いやぁああああ。いやよぉお。だれかぁああ。いやぁ。」
もちろん、地面にしゃがみこんでいる人は、
脱ぎ散らかされた服が散乱しているトイレの方では無く、
矢が飛び出してきた先を見ているし、扉が勝手に開いた音にも驚いて、
何度も逃げようとするが、腰が立たずに蠢いていた。
「気づいたようだね。君はこの世界として、異物にカウントされている。
効果は、君も知っているようだね。さあ、デビューの始まりさぁあ。
じゃあ、ファンファーレだ。。ビュン。。」
「フッファーーン。。今日は曇り。。。」
大音量の歓声が治まり、司会者からのコールを待っている世界が、
開始の合図を待って静まりかえっていた。
⑥ペチュニア(諦無と邪魔)招魂社②
大事な紙袋を蓋を閉めた便座の上に置いて、
外にいるという事で暖かくなったと暗示をかけた身体で、
中身を確認しながら着替え始めていた。
「ガサガサ。ハァア。。ヨイショ。。コンコン。うふ。ガサ。ウフフフ。」
麗華なら中身を出さなくても、その組み合わせを知っているし、
さっき漁った時にも確認していたが、触る前は中に入っていたものが、
綺麗に折りたたまれていた事が嬉しくて、笑みまで浮かべていた。
今では少し崩れているし、まだ全身は見えていないが、
憧れていた服に触れて、ソレを着ないとイケナイとまで命令されると、
何故か心が浮ついてしまい、顔が綻んで変な笑顔になっていた。
「コレは、仕方ないの。だって。ウフフフ。ハァァァ。アハハ。いやぁ。」
(この髪。そうよぉ。この髪型ぁあ。ハアハア。この靴に。て。手袋ぉ。)
まず最初に取り出したのは、気持ちを落ち着かせたかったらしく、
よく目立っていたリボンの付いた、ピンク色のツインテールウィックに、
真っ白な手袋と、エナメル質の真っ赤なパンプスを選んでした。
「しかたない。そうよ。仕方がない。アハハハ。うふっ。いやぁ。
これもあるぅぅぅ。これもぉぉぉ。ギュ。。えぇええ。こうかなぁ。」
(こ。。これまで再現。。ここまで。。うぅふふぅ。いやぁ。ねぇええ。)
それを取り出している時に、
可愛らしいピンク色の花が、咲いたように飾られている弓が、
複数の部品にバラされているのを見つけてしまえば、
やっぱりスグに取り出して組み立て、昔の事を思い出しながら、
色々なポーズを取って、一段と浮つく気持ちが暴走していた。
「うふふ。いやぁあ。スルスル。うぅウン。グイグイ。うん。かわいい。」
(遊んじゃダメ。ダメよ。。うふふ。アハハハ。かわいい。どうかなぁ。)
流石にコスプレをして遊んでばかりはしていられないので、
鏡で見ていないのは少し不安だが、
大きな濃いピンクのリボンで根元を縛っている、
薄いピンクのショートツインテールウィックを、
最初の着替えに選んでいた。
(かわいい。ぜぇえったいにぜったいに可愛い。いやぁあ。ハアハア。)
もちろん、すぐにウィックを着けた自分を鏡で確認したいのだが、
不思議と着けた感じに違和感が無いので、
これは大丈夫だろうと言い訳をしながら、早く次の物を着始めていた。
(クロって、本当は優しいとか?まあ、全裸を見られているし、
サイズを知られてもいいんだけどォオオ。いやぁああああ。頭までぇ。)
次に取りだしたフリルが付いた手袋は、フリーだからいいと思うのだが、
真っ赤な可愛い厚底パンプスまで、
見ただけで彼女に合わせて作られているようで、
少し変な気持ちがしていた。
(ちょっと、ここまでピッタリだとさァ。
ちょぉおっと。ちょっとだけ気持ち悪いよね。
私のファンだったりぃい。ツンデレってのぉ。ヤッパリぃい。うふっ。
このくつぅう。かわいいよぉオ。ドウシテ、こんなにかわいいのぉお。)
紙袋に入っているコスプレが、一般販売されているような量産品でなく、
全て麗華の為に用意された一品物だと思うと、
少し気持ちが悪かった。本当は嬉しくて踊り出しそうだった。
これ以上の物に着替える為には、仕方がないのだが、
もし着替えるとしたら、この薄汚れた場所で、
全て脱がないと、着替える事が出来ないのは確定しているので、
さっきから気になっていた事を、初めに確認していた。
「ガサガサ。ハァァァ。でも、これよねぇえ。やっぱり、全部脱ぐのよね。
ガサガサ。。ハァァァ。やっぱり無いし。アハハハ。それわぁ。」
(ズロースは?ショートパンツは?クソ猫。チャント用意しなさいよ!
フリフリのでもいいし、プリントでも我慢するからさぁあ。)
何度探しても、しかし代わりにものさえも無く、
思っていた以上の物(弓や矢)まで入っているのだが、
自分が普通のショーツを履いていればいいし、
それでいいのなら我慢できたが、ここに入っているもの以外を着ると、
焦げるとまで脅されていたので動揺していた。
「何かないのぉ?クロぉおお。だから、何か用意しなさいよォ。」
不満があると叫んでも、クロは出てこないし相手もしてくれなかった。
もちろん目の前にあるのは、白いフリフリのワンピースモドキが、
ピンクの可愛い飾りとリボンまで付けられいるし、
仕方が無く、命令されて無理矢理嫌でも着るのはいいのだが、
予想通りだとすると、何かを履かないとダメなのは知っていた。
「これじゃぁ。丸見えよね。プチプチ。。フゥゥゥゥ。。パチ。ブルん。」
口では文句は言っても、ワンピースに着替えないという選択肢は無く、
タイトな白シャツを脱いで、まずは上だけ下着姿になっていた。
(こんな場所で、上半身。。はぁあ。。。でも。。コレを着たらァ。)
白い手袋で、ピンクのツインテール。スキニージーンズ。
巨大な胸を支えて、深い谷間を作っているサポートブラを見せていた。
「した。。そうでも無いかな。アハハハハ。広がってるし大丈夫かなぁ。
このまま、スキニージーンズの上に着ていいの?いいよねぇええ。」
「。」
(まあ。あれわぁ。。アハハハ。昨日だったらぁ。洗浄ってのは。。)
もちろん返事などなく、ノーパンで履けとでも言っているのか、
ズロースなど邪道だとでも言いたいのか、
多分、誰かが麗華を妄想してクロッチをドロドロにしていたから、
優しい彼が、そのままにしていたからかもしれません。
そんな物を直接履いてしまえば、麗華がその感触に喜んで、
動けなくなるまで貪り続ける事は、予想通りの行動なので諦めていた。
(れいか様ぁあ。ハアハア。コレを。。うぅウン。撃ってください。
この弓でぇえ。びゅっびゅっ。ふうう。そのクチでぇえ。はあぁあ。
お似合いです。なんて。。ううう。さいっこう。ハアハア。)
彼女の精巧な3D人形を作ろうか悩んでいる男の、
雄叫びと臭いが部屋に充満していた。
「脱ぎますよ。。ハァ。だめなんですよねぇ。ズル。。イタッ。
ズルズル。ハァ。。ベタん。。つめたっ。。。ぐい。。ドン。いたい。
はぁああ。グイグイ。ズルズル。。。バサッン。ハァ。」
(私、何をしているのかなァ。ハァ。どうして。こうなのぉ。へんしん。)
便座に腰かけて、ピチピチなズボンを無理やり脱ごうとするが、
狭い部屋では脱ぎづらくて、無理に身体を動かす度に何処かにぶつけて、
お尻のラインを綺麗に見せる為に、特殊な下着を着けていたので、
今の格好を想像しただけで落ち込んでいた。
「ソックス。うぅうん。やっぱり、ダメか。な。プチプチ。グイグイィイ。
ボンボン。。イタッ。。ズルズル。。ドン。。ベタん。スルスル。」
(ふう。直接。床に座るって、はぁぁぁ。もうイヤぁあああ。イヤやぁ。)
ズボンを脱ぐ程度は、便座に座ってでも出来るのだが、
薄く破れそうな生地で出来ているロングソックスを履こうとすると、
どうしても胸が視界の邪魔をするので、
服が散乱している床の上で、直接お尻を着けて履いていた。
「はい。はは。。プチ。。ぶるぅうん。さむぅ。アハハハ。だよねぇ。」
最初から知っていたのだが、次に着なくてはいけないものを見たら、
それを付けて着られなくて、素直に諦めて外していた。
「ウンショ。ズル。ガサガサ。。ずぼ。ふうふう。腕よね。
ズル。痛い。ズルズル。潰れる。。痛い。ふうゥウウウウ。ガサガサ。
グいいぃい。こうでしょ。ふうふう。ギュ。ハァァァ。」
ワンピースの肩部分は短いサスペンダーで服を釣って、
半袖の可愛フリルがあしらわれている上着を被るように身体を通すと、
(マア。仕方ない。ハイウエストだよねぇ。ハイハイ。大丈夫ぅう。
でもオーダーメイドじゃないの?こんなデザインだっけ?うぅうん。)
ウエストのサイズで合わせているのか、
おヘソの下あたりで、ピンクのジャケットが終わっていた。
そこから先は、真っ白なギャザー?チュール?チュチュ?が
多重に織り込まれて、薄く真っ白な布地が広がって続き、
(膝上だったよねぇ。スースーするんだけど。。こんな丈だった?)
麗華的には、普通のスカート丈まで続いていた。
「フリフリ。うぅーん。ハァァァ。フリフリ。ヒュゥー。ダメでしょ!」
彼女の視線では、広がったスカートに邪魔をされて見えていないが、
腰を軽く振る度に可愛くスカートが揺れて、
内ももの奥へ、風が当たっている事がわかって戸惑っていた。
「ハァァァ。ワカメちゃん。えぇええ。クロぉおお。どおしてよぉ。」
(ワカメちゃんは、黒いのがあるからぁああ。割れ目ちゃんかなっ。
多重に折り重なっている状態で、薄い布が上下に持ち上がるから、
内ももに、風が入っているのは気のせいよ。ぜったい違うからァ。)
「グイグイ。グイィイ。ブルん。。もうイヤ。。ここもでしょ!」
流石に不味く思って服を下げようとすると、
胸元は真っ直ぐ横に布が縦断しているだけなので、
小さな子なら、鎖骨が見えているだけだが、大きな麗華が、
ブラも着けずに、無理やり被って着たのだから、
押しつぶされるのを嫌って、逃げようと大きくはみ出していた。
(そこは、仕方ないよぉおおおお。麗華が悪いんだからぁぁ。)
もちろん、下を隠そうと、もっとワンピースを無理矢理引下げれば、
「ぐぅうう。ぶルルルン。。ふぅうぅ。クロ。クロクロ。クロォオオ!」
痛みを嫌がった巨大な膨らみが、
胸元が真っ直ぐなベアトップ部分から飛び出して、
乳房全部が全てはみ出していた。
最終的に麗華の為に特注で作られたようなコスチュームは、
「ハァァァ。こうなるのね。男って、これがいいのクロぉおお!」
ベアトップ部分は、真っ直ぐに見えていたが、
身体にフィットするような伸縮素材で、ノーブラの乳房はみ出させて、
包み込むように変形し、乳輪の外周がチラつく位で調整されていた。
ギャザーが沢山付いて、奥への視線を隠すチュチュスカートは、
CストリングのTバックショーツを完全に隠していたが、
脚を前後に大きく振って歩いたり、頭を下げるように腰を曲げれば、
スカート全体が振り子にように揺れて、
真っ白で綺麗なお尻が丸見えになっているような、
とても嬉しい風が下半身を愛撫していた。
もちろん、頭は綺麗なピンク色の肩まで伸びたウィックに、
よく似合った赤いリボンで、髪をツインテール。
チュチュ付きのベアトップワンピースは、
真ん中に赤い可愛いボタンが並んで、ジャケットのような上着も、
白にピンク。可愛い赤い縁どり。
手袋やソックスは白くフリルが着いた可愛らしい物。
靴は、ヒールが幅広の真っ赤なゴスロリパンプスだった。
もちろん姿見でもあれば、自分の部屋で一人っきりで着たなら、
ニヤケ顔で、大好きなハートマークが付いた弓を構えて、
何度もポーズを決めて、撮影しながら喜んでいたはずなのだが、
「くろこいよおおお。さあ、でろぉおおお。着たからさぁあああ!!」
頬などはニヤケ顔が残っているが、拗ねた子供のような声で叫んでいた。
「クロチャーン。お姉さんは、怒っていないよぉお。早く来てぇえ。」
「ヒュン。アハ。アハハハハ。似合う。似合うよぉお。ハーナちゃん。」
「あのさぁあああ、クロちゃん?
タブン、ズロースかショーツがあったよね。
襟首の着いたキャミか、シャツもあったでしょ?」
「さァァァ?き(モ)が着(せ)たがっていたのを用意しただけだよ。
よく似合っているし、何か問題?嬉しそうに着替えていたじゃない。」
「見えているよねぇ。こんなにはみ出して、どうしたらいいの?
ゴン。。この弓なんて引いたら、胸は飛び出す。おしり。。ハァァァ。」
「。。」「その顔は、なによ。どうしたらいいの!」
「アハハ。前も言ったけど、好きにしたらいい。
君が、ヤリたいと言ったから、用意をしてあげたんだからさ。
今回は、すっくないねぇえ。チャント仕事は選んだ方がいいよ。
今回の装備も、タダって訳じゃ無いんだからさぁ。
ああ、言ってた自動着替えが欲しいなら、言ってくれてば用意するよ。
ただし。。」
「わかりました。ハイハイ。申し訳ございませんでしたぁぁぁ。
文句ばかり言って、申し訳ございません。でしたねぇえ。」
「アハハハハ。まあいいや。出来ればショーツも脱いで欲しいんだけど。
さすがに、そこに直撃するようなら、トックにダメになっているから。
いいかなぁ。そこが燃えたら。それは、それで面白いしぃい。」
「えっ。。」
「ウーン、君の生命力を使って無理矢理防壁を構築しているんだから、
異物があれば、そこの接続が薄くなるよね。」
「。。」「君が今思った通り、一番近い場所はソコだよ。君の。。」
「わかりました。ハイハイ。すみません。」「ハミ。。」
「いやぁああ。ダメダメ。あ゙あァあーーー。」
「舐められすぎダヨネぇ。」「うぅぅぅ。。。」「広がってるよ?」
顔を真っ赤にして、最近のバイトについて思い出していた。
確かに、お○んこを舐められたり、シャブられたり、
吸われたりするのは、とても気持ちよくて、
スグに我慢できなくなり、相手の頭を太ももで挟みながら、
陰核を鼻に押し付けて、激しく腰を振っていた。
もちろん、一緒に相手の肉棒もシャブって、
必死に射精を我慢しようと、口に中でビクビクと動くのを、
舌や唇でタップリ奉仕が出来た時には、
相手も腰を押し込んで、喉の奥に向かって出してくるのも嬉しかった。
もちろん、激しくアナルを犯されていたあとで奥に出されるのも、
奥に出された物を、指で掻き出しながら膣口に押し込んで、
前後の穴に入れた指で、肉壁をゴリゴリ触っているのも大好きだった。
そういう行為以外にも、
フェラ。パイズリ。手こき。足コキ。脇コキ。。。などの通常作業に、
スケベ椅子。潜望鏡。ローションスマタ。マットプレイ。。という事で、
残念な事に、クロが言っている通りに、
直接子宮で集める仕事は、あまり進んでいなかった。
(仕事で、生でお○んこ使っちゃダメって。そうよ。ダメでしょぉおお。)
もちろん、アフターや適当に黙って遊んではいたので、
少しは集まったが、彼が求めている数には足りていないのは知っていた。
「今日のを討伐出来たら、色々と出来るかもよぉおお。アハハハハ。」
「えぇえっと。はい、クロ様。私は、何をすればいいのでしょうか?」
(早着替え。ウーン、収納。怪力。探知。識別。空。アハ。ビューン。)
クロが何時もしている、目の前から消えるなど夢のようだし、
空を飛べるなんて、もし死なないなら最高だし、
よくある収納ボックスなんて、色々出来る事など知っていた。
もちろん最高に欲しい早着替えなど、今すぐにだって交換したかった。
本人は気づいていないらしいが、
脱いだ服の扱いと、今着ている服の行き先など大変な事になっていた。
「簡単だよ。弓を構えて放てば大丈夫。」
「弓なんて、経験ありませんが?」
「大丈夫。それは補正で当てる事が出来るから。」
「グイィ。。ぶるん。ぶるん。ギリリィイイイイ。ギチギチいい。」
「まあ、いいや。あとは好きにしてね。相手を見て離せばいいからね。」
「ふぅうん。。ぱっ。。ビビュウビュゥン。バン。バババキィイギン。」
麗華には、見た目は可愛らしい玩具の弓にしか見えないので、
ツイになった矢をツルに引っ掛けて、軽く引いて手を離していた。
ちゃんと弓や矢を見ていれば良かったが、
彼女が軽く引いたと思っていた時に、弓は大きく歪み異音までして、
その状態から手を離したからか、それともクロの付与が強力だったのか、
「ドごぉおおおん。」
麗華の入っていた2センチはありそうなトイレの扉を突き抜け、
その先を突き破ったような音と、その先で何かに当たった音がしていた。
「ヒッ。。ヒギァアアア。いやぁああああ。」
「ウソ。。。クロ?。。。ガチャ。。。。」
「ヒイ。。いやぁああ。。いやぁ。こ。来ないでぇえ。ひやあああああ!」
トイレの外から悲鳴が聞こえたので扉を開けて確認すると、
地面に座り込んで叫んでいる女が、
お化けでも見ているような顔で、彼女に向かって驚いた顔をしていた。
彼女も意味がわからなかったので、
床にしゃがみこんでいる人の先を見ると、
巨大な幹にさっきの玩具の矢が、突き刺さって止まっていた。
「そうそう、アハハハハ。別にいけどさァァァ。
あーあ、もうチョットだったね。やっぱり、その方向にしたんだぁア。
そこまで付与していないから、壁抜きはダメだよ。
今度は、ちゃんと狙ってね。
でも、もうチョット。。もうちょい左なら良かったのにねぇ。アハハハ。
麗華さぁ。呆然としていないで早く殴ったら?
それで。コツんって。。手でバキンでも。。脚でドカンでも。」
「ナニ。。コレは?」
「んっ。。ヤダよ。。やダァアア。レイちゃんたらぁあ。いやねぇぇ。」
「ちがうっ。ちがうったら。」
「まあまあ、時間も無いから説明だよね。
矢は実体化するよ。でも、レイが近づけば見えなくなる。
殺したら、すぐに触って引き抜いてね。じゃないと、大騒ぎさ。
その服を着ている限り認識阻害が発動するから、
君の事は特殊な子以外には見えないよ。消える条件は言ったよね。」
「グイグイ。。バキキイイン。エッ?」
今回も軽く触っただけなのだが、半分ほど埋まったのが折れるわけでも、
木が倒れるのでもなく、引いた方向に抜けて矢が手に戻っていた。
「来ないでぇえ。いやぁああああ。いやよぉお。だれかぁああ。いやぁ。」
もちろん、地面にしゃがみこんでいる人は、
脱ぎ散らかされた服が散乱しているトイレの方では無く、
矢が飛び出してきた先を見ているし、扉が勝手に開いた音にも驚いて、
何度も逃げようとするが、腰が立たずに蠢いていた。
「気づいたようだね。君はこの世界として、異物にカウントされている。
効果は、君も知っているようだね。さあ、デビューの始まりさぁあ。
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「フッファーーン。。今日は曇り。。。」
大音量の歓声が治まり、司会者からのコールを待っている世界が、
開始の合図を待って静まりかえっていた。
⑥ペチュニア(諦無と邪魔)招魂社②
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