2,710 / 3,179
DIY、とにかく戦い続ける
特殊耐久サバイバル部門前篇 その38
しおりを挟む特殊耐久サバイバル部門 山岳領域
侵攻の影響か、谷の中立地帯でしか取れないアイテムが大量に採取可能になっていた。
そうした変化も含め、ドローンでの周囲の観測を心がけようということに。
「そして、アレから数日……は経ってないけども、一日経ったな」
山岳領域の中でも、火山を要するヤドカリの中で一夜を過ごした俺。
火力のお陰で金属の加工も捗り、ドローンの量産(人力)に成功する。
これらを周囲にばら撒き、一気にフィールドの情報を集めるのが目的だ。
結果、多くの領域の情報を知ることができた……すべてでは無いけれど。
「まさか、ドローンに気づいて攻撃してくる場所があるとは……しかも複数」
幸い、自壊用に『プログレス:トラッシュクラッシュ』を組み込んでおいたので、痕跡などは残っていないだろう。
アレの凄い点は、完全な証拠隠滅が可能なところ。
過去を探るとか時間を戻すとか、そういう理不尽な追及も隠滅できるぞ。
「擬似権能の凄さに感謝だな。それで、どれくらい情報が掴めている?」
《映像を投影いたしますので、そちらでご確認ください》
「どれどれー」
網膜に投影されたのは、二十五に区分けされたエリア全体のマップだ。
数字を当て嵌め、各領域がどういった環境なのかを説明すると──
===============================
01 02 03 04 05
06 07 08 09 10
11 12 13 14 15
16 17 18 19 20
21 22 23 24 25
01:花畑
02:沼地
03:砂漠×
04:草原
05:氷原×
06:不明
07:不明
08:砂漠
09:不明×
10:氷原
11:丘陵
12:植物
13:荒野
14:湖畔
15:川原
16:山岳
17:渓谷
18:火山
19:平原
20:不明
21:列島
22:海原
23:砂浜
24:樹海
25:不明
===============================
──といったところだ。
一部おかしなところもあるのだが、それについては今から質問&説明が行われるぞ。
「えっと、不明ってのはドローンを破壊された場所って認識でいいんだよな?」
《はい、間違いありません》
「よし。じゃあ、この領域名の後に『×』が付いているのは?」
《そちらはすでに侵攻が完了し、完全に成り代わっている領域です。09区画目につきましては、砂漠と氷原双方からの侵攻により、それぞれを半分といった状態のため、正しく説明ができないため不明といたしました》
どうやらすでに、一部の領域は存在しない状態にあったようだ。
積極的に動く魔獣によって、領域の侵攻がすでに終わっていると。
「……植物周りが不明なのは、シンプルに行けなかったからか。改めて、喧嘩を売るような真似はあんまりしない方がいいってよく分かるな」
ドローンに付けている精霊が、俺由来のものだと分かっているのかもしれない。
他の場所でも迎撃されてはいるが、植物領域の経由ルートはそのすべてが破壊された。
「……となると、前回ヤドカリが撤退したのはどうしてなんだろうな? できるなら、そのままやっても良かったはずなんだが?」
《目下調査中で。こちらとしても、侵攻可能の有無は重要ですので》
「ああ、任せた。ヤドカリたちも、また他の領域に動くみたいだし、調べられるだけ調べておいた方がいいよな」
まあなんにせよ、こうした情報収集のお陰でやれることはまた増えていく。
新しく作ったアイテムもあるし、いろいろとやり甲斐があるな。
1
あなたにおすすめの小説
王家も我が家を馬鹿にしてますわよね
章槻雅希
ファンタジー
よくある婚約者が護衛対象の王女を優先して婚約破棄になるパターンのお話。あの手の話を読んで、『なんで王家は王女の醜聞になりかねない噂を放置してるんだろう』『てか、これ、王家が婚約者の家蔑ろにしてるよね?』と思った結果できた話。ひそかなサブタイは『うちも王家を馬鹿にしてますけど』かもしれません。
『小説家になろう』『アルファポリス』(敬称略)に重複投稿、自サイトにも掲載しています。
私ではありませんから
三木谷夜宵
ファンタジー
とある王立学園の卒業パーティーで、カスティージョ公爵令嬢が第一王子から婚約破棄を言い渡される。理由は、王子が懇意にしている男爵令嬢への嫌がらせだった。カスティージョ公爵令嬢は冷静な態度で言った。「お話は判りました。婚約破棄の件、父と妹に報告させていただきます」「待て。父親は判るが、なぜ妹にも報告する必要があるのだ?」「だって、陛下の婚約者は私ではありませんから」
はじめて書いた婚約破棄もの。
カクヨムでも公開しています。
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?
せいめ
恋愛
政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。
喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。
そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。
その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。
閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。
でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。
家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。
その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。
まずは亡くなったはずの旦那様との話から。
ご都合主義です。
設定は緩いです。
誤字脱字申し訳ありません。
主人公の名前を途中から間違えていました。
アメリアです。すみません。
【完結】離縁ですか…では、私が出掛けている間に出ていって下さいね♪
山葵
恋愛
突然、カイルから離縁して欲しいと言われ、戸惑いながらも理由を聞いた。
「俺は真実の愛に目覚めたのだ。マリアこそ俺の運命の相手!」
そうですか…。
私は離婚届にサインをする。
私は、直ぐに役所に届ける様に使用人に渡した。
使用人が出掛けるのを確認してから
「私とアスベスが旅行に行っている間に荷物を纏めて出ていって下さいね♪」
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
(完)聖女様は頑張らない
青空一夏
ファンタジー
私は大聖女様だった。歴史上最強の聖女だった私はそのあまりに強すぎる力から、悪魔? 魔女?と疑われ追放された。
それも命を救ってやったカール王太子の命令により追放されたのだ。あの恩知らずめ! 侯爵令嬢の色香に負けやがって。本物の聖女より偽物美女の侯爵令嬢を選びやがった。
私は逃亡中に足をすべらせ死んだ? と思ったら聖女認定の最初の日に巻き戻っていた!!
もう全力でこの国の為になんか働くもんか!
異世界ゆるふわ設定ご都合主義ファンタジー。よくあるパターンの聖女もの。ラブコメ要素ありです。楽しく笑えるお話です。(多分😅)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる