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異なる世界に行ってみよう
練習結果を見てみよう
しおりを挟む「……ハァ、疲れた疲れた」
ベットにダイブしてぐったりとするが、日本のそれより硬いからか気持ちよくない。
こういうとき、文明チート(睡眠関連)があれば良いのにな。
あれから、ワコとかいう女子といっしょにスキル習得の特訓を行った……ということもなく、単独で弓を使って遊んでいた。
俺も最初は二人でやらされるのは面倒だなと思っていたのだが、ワコとかいう女子は俺が来る前に投擲スキルを習得したらしい。
……異世界補正、凄いんだな。
そのため彼女は投擲トリオが向かった場所へ自身も向かい、俺は一人ぼっちになって自由であったというわけだ。
なお、神聖武具術スキルの補正があったからか、俺もすぐに弓術スキルを習得した。
そして、最後まで弓で遊んでいたお蔭で訓練終了間際に狩弓術スキルも習得する。
狩弓を使っていると、狩弓専用のスキルも派生してできるんだと俺は思っていたが……鑑定係のミルによると、スキルの派生とは簡単にはできないものらしい。
たしかに異世界人のスキル習得速度は速いらしいのだが……派生スキルは選ばれた者だけができるモノで、才能の壁によって異世界人でもできないことがあるんだとか。
……俺に弓の才能は特にないだろうから、きっと神聖武具術スキルの力だよな。
「[ステータス]オープン」
後半は特に意味もなく、王道のアレをローテンションで告げる。
まあ、大切なのは前半なので……目の前にステータス画面が表示された──
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ステータス
名前:イム・トショク(男)
種族:異世界人Lv4 職業:停導士Lv2
状態異常:催眠
HP:130/130(JOB+100)
MP:130/130(JOB+100)
ATK:50(JOB+10)
DEF:51(JOB+10)
AGI:50(JOB+10)
DEX:53(JOB+10)
MIN:52(JOB+10)
LUC:0
通常スキル
(言語理解)(鑑定)(精神魔法)(儀式魔法)
(魔法知識:制限)(回眠)(限界突破)
NEW
(弓術)〔+(狩弓術)〕(集中)(鷹目)
(付与魔法)(魔力操作)(身体強化)
唯一スキル
【停導士】
\(催眠魔法)(過剰睡眠)(意識遮断)(解析夢)〔+(龍躯強化)(付与魔法)(神聖武具術)〕
祝福
(地球神の加護)(睡眠神の加護)
称号
『召喚されし異界の魂』『限界を超えし者』
『【■■】に選ばれし候補者』『眠り王子』
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今回の練習で得た主な成果は、『NEW』の方に表示されている(付与魔法)である。
……そう、武器に掛けられた呪いのような効果を──武器に魔法を付与することで打ち消したのだ。
なんとなくで取った付与魔法スキルだが、そこに(魔法知識:制限)がプラスされて、どうにかする方法を見つけられた。
そして、それを維持し続けていると……習得できたのだ──クラスメイトの才能を。
すでに限界突破スキルを習得していたが、アレは意識喪失や不思議な説明が表示されていたので例外という可能性もあった。
だが、今回の付与魔法スキルで正式に模倣できることが証明されたのだ。
スキルにレベルが無いのでよく分からないが、一度習得したスキルは、消失しても前の時のレベルまでは成長率が高くなる……みたいな設定なのかもしれない。
今回の場合、適性も含めレベル0な付与魔法スキルを強引に所持していた結果、エラーでも起こしてシステムが誤認してしまい、俺に付与魔法を習得させてしまった……的な?
「……面倒だな。まあ、要するにこういうことだな──同じのを持っていたからしっかりコピーできた」
あと、(集中)と(鷹目)は弓術スキルで遊んでいる間に習得できた。
どこの中てようかどうか、的を意識していたら……自然とな。
これと関係があるか分からないが、無意識で視覚や脳みそを強化していたのかもしれない……ちょうどそのとき(龍躯強化)の習得に励んでいたし、それ自体は取れなかったが、代わりに(魔力操作)と(身体強化)があるし。
先の二つを使うと、弓の精度がいっそう向上した……集中スキルはあくまで脳をスッキリさせるためのものだと思ったが、目を意識して発動すると視界をズームできるようになり──鷹目スキルを得たわけだな。
「これがあれば覗きもできるのか? まあ、どうでもいいからしないけど」
ちなみに、(龍躯強化)を発動していた時に動いていたナニカを意識したら──魔力操作スキルを得て、循環を意識して魔力を巡らせることで身体強化スキルを得たぞ。
「でもまあ、やっぱり(神聖武具術)はまだまだダメだよな……」
なにせ【勇者】様のスキルだ。
敵対者に簡単にコピーされるような代物ならば、ほとんど意味も無いだろうしな。
全武具の統合スキルでもあるし、コピーにはかなりの時間が掛かると思われる。
同じくいかにも習得が難しそうな龍のスキルである(龍躯強化)も、相当掛かるんじゃないか?
こっちに関してはもう保持者が死んでるんだし、早く習得しないと……夢って、いつまでも保存できるのか分からないけど。
「ここら辺は要検証ってことで……忘れても会える奴らのスキルは、すぐにコピーせずとも問題ないか。簡単に取れるレアなスキルだけ先にコピーして、あとは難易度が高いヤツに挑戦しておこうか」
クラスメイトたちは、この世界の人々が逆立ちしても決して手に入れることのできないスキルなんかも初めから持っている。
なので、彼らのスキルを優先的にコピーしておくのがよいだろう。
「何か良いスキルは無いかな~」
手に持った紙──クラスメイトの鑑定結果が書かれた物を見ながら、そう考える。
きっと誰かは隠蔽スキルを使っていると思うが……寝れば解晰夢スキルを使えるので、それも暴けるしコピーできるだろう。
「偽装系のスキルも良いし、収納系のスキルも欲しいな……。それがあれば、もっと俺は誤魔化すための手札が増えるし」
偽装系は言わずもがな、ステータスを偽装して隠すためだな。
収納系は食事をそこに溜め込めるし、どんな時でも武器を隠し持つことができる。
「う~ん、どれにしようか……まあ、寝てから考えるか」
とりあえず、夢の世界でそれは決めることにして──前回同様、スキルや称号を強く念じて寝ることにした。
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