配信初心者の私、プロ指示厨の言いなりで気づけば百合ハーレム完成!?

マグローK

文字の大きさ
16 / 25

第16話 稼ぎ場を教えて

しおりを挟む
「ふー」

 やっぱり家が一番落ち着くな。

 今日やるべきことは全部終えて私は椅子に深く腰かけた。

 改めて部屋を見回してみると、女の子なのに飾りっ気がない、なんてりーちゃんに言われたことを思い出す。
 確かに簡素な部屋だけど、私には探索くらいしか趣味もないしシンプルな方がわかりやすくていい。

 そうだ。りーちゃんにも連絡しとこう。
 いつもより話せなかった気がするし。

私:今日の配信も見てくれた?

りーちゃん:当然
りーちゃん:あたしのコメントが流れちゃうくらいのコメントだったね

「よかった。見ててくれたんだ」

 なかなか見つけられないと思っていたけど、どうやらコメントの量で圧倒されちゃったらしい。
 一瞬見えたと思ってもすぐ流れちゃうなんて今まで未経験すぎだったな。

私:急に人が集まってくれててんてこ舞いだよ

りーちゃん:なんだかすごいことになってるよね

私:ちょっと遠くまで来ちゃった感じ
私:ここまで来られたのはりーちゃんのおかげだよ
私:いつもありがとう

りーちゃん:なに? 詐欺ですか?

私:違うよー
私:感謝してるだけじゃん

りーちゃん:壺とか売られる流れかと

私:何それ
私:探しておこうかな

りーちゃん:冗談だから笑

「まったく、りーちゃんは」

 でも、こうしてゆっくり話せるのに配信でコメントしてくれてるってのは嬉しいな。
 始めるきっかけをくれたのもりーちゃんだから、私にとっての意味みたいなところだし。

りーちゃん:のぞみんならまだまだ先に行けるよ

私:ありがとう

りーちゃん:え?笑

私:壺売らないから笑

りーちゃん:冗談冗談笑
りーちゃん:そういえば重畳寺萌葉さんってすごい人なんでしょ?

私:そうそう
私:重畳寺さんも配信をしてる人で有名な方
私:大先輩だよ

りーちゃん:だよね
りーちゃん:あたしびっくりしちゃった
りーちゃん:巡り合せって感じかな?
りーちゃん:他にも会えた?
りーちゃん:今日の子とかは?

「静奈ちゃんのことかな」

 せっかくならりーちゃんに静奈ちゃんのことをぼかして相談してみようかな。
 りーちゃんの情報力はだいたいの場合正しいから、もしかしたら何かいい情報が得られるかも。

私:あの子はまだ無名の子だよ

りーちゃん:そっかー
りーちゃん:てっきり高ランクで無名なのってのぞみんだけかと思ってた笑

私:ひどいなー
私:私以外だったら怒ってるよ

りーちゃん:のぞみんだから言えるんだって

私:もー
私:それで、今日映ってた子とまた探索しようと思ってるんだけど、後輩にいい顔したいから稼ぎになりそうなダンジョンとか知らない?

りーちゃん:うわ
りーちゃん:急な先輩風?
りーちゃん:それ、うざくない?

私:だからうざくならないように誘いたくって

りーちゃん:うーん
りーちゃん:でも、あたし自身は探索者じゃないし知ってるところはどこも有名どころでうまみは薄いと思うよ?

私:そっかー

「有名な稼ぎ場は気づいたら周りの施設が高額になってって黒字にするのが大変って聞くからなぁ」

 人が集まるなら集まるで近隣の方への迷惑もあるらしいし。
 そして、そこで少なかった素材とかが大量に収集されると価値も下がってうまみが減るみたいな。
 今まで稼ぎを基準に考えたことなかったから難しいなぁ。

指示厨:稼ぎ場なら今日探索していたダンジョンから西に50キロほどの場所にあるダンジョンがオススメですよ

「え」

 知らない人がメッセージに入ってきて一気に頭が真っ白になる。
 2人だけのメッセージだと思っていただけに知らない人間が入ってきたことで指が止まってしまった。

私:指示厨……さん?

りーちゃん:そうそう
りーちゃん:なんか入れられて

私:入れられて?

 コメントだけじゃなくってこんなところまで? いや、どうやって?
 グループでのメッセージじゃないはずだし……いや、なんで?

私:どうやって?

りーちゃん:わかんないんだけどね
りーちゃん:気づいたら入ってたみたい

私:入ってたみたいって……

 りーちゃんは困惑してなさそうだ。となると、りーちゃんの友だちってことなのかな?
 もしそうなら、私も知ってる人なのかも?
 でも、声も見た目も見えてないしわかんないな。

 驚いちゃって思考はまだスローペースだけど、意識を切り替えよう。

 私は指示厨さんの言っているダンジョンについてネットで調べてみた。
 普段使っているいくつかのサイトとかをみてみたけど、出回っている情報にそれらしいダンジョンは見当たらなかった。

私:これ、まだギルドとかに情報提供されてないダンジョンですか?

指示厨:そうです
指示厨:稼ぎ場を探しているのなら行ってみてください

 実際にあるかどうかはまだわからないけど……。

りーちゃん:試しに行ってみたら?

私:そうだね
私:なかったらすぐ帰ってきたらいいし
私:ありがとうございます

 さっそく静奈ちゃんに連絡して共有しておこ。
 重畳寺先輩には……、連絡先知らないから何かのDMで伝えておけばいいかな。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

農民レベル99 天候と大地を操り世界最強

九頭七尾
ファンタジー
【農民】という天職を授かり、憧れていた戦士の夢を断念した少年ルイス。 仕方なく故郷の村で農業に従事し、十二年が経ったある日のこと、新しく就任したばかりの代官が訊ねてきて―― 「何だあの巨大な大根は? 一体どうやって収穫するのだ?」 「片手で抜けますけど? こんな感じで」 「200キロはありそうな大根を片手で……?」 「小麦の方も収穫しますね。えい」 「一帯の小麦が一瞬で刈り取られた!? 何をしたのだ!?」 「手刀で真空波を起こしただけですけど?」 その代官の勧めで、ルイスは冒険者になることに。 日々の農作業(?)を通し、最強の戦士に成長していた彼は、最年長ルーキーとして次々と規格外の戦果を挙げていくのだった。 「これは投擲用大根だ」 「「「投擲用大根???」」」

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~

津ヶ谷
ファンタジー
 綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。 ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。  目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。 その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。  その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。  そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。  これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。

隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜

桜井正宗
ファンタジー
 能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。  スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。  真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。

趣味で人助けをしていたギルマス、気付いたら愛の重い最強メンバーに囲まれていた

歩く魚
ファンタジー
働きたくない元社畜、異世界で見つけた最適解は――「助成金で生きる」ことだった。 剣と魔法の世界に転生したシンは、冒険者として下積みを積み、ついに夢を叶える。 それは、国家公認の助成金付き制度――ギルド経営によって、働かずに暮らすこと。 そして、その傍で自らの歪んだ性癖を満たすため、誰に頼まれたわけでもない人助けを続けていたがーー 「ご命令と解釈しました、シン様」 「……あなたの命、私に預けてくれるんでしょ?」 次第にギルドには、主人公に執着するメンバーたちが集まり始め、気がつけばギルドは、愛の重い最強集団になっていた。

底辺動画主、配信を切り忘れてスライムを育成していたらバズった

椎名 富比路
ファンタジー
ダンジョンが世界じゅうに存在する世界。ダンジョン配信業が世間でさかんに行われている。 底辺冒険者であり配信者のツヨシは、あるとき弱っていたスライムを持ち帰る。 ワラビと名付けられたスライムは、元気に成長した。 だがツヨシは、うっかり配信を切り忘れて眠りについてしまう。 翌朝目覚めると、めっちゃバズっていた。

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

処理中です...